犬のリードにおけるNG行為①「許可されていない場所でのノーリード」
“犬のノーリード問題”をご存じでしょうか。公園や広場など、ノーリードが許可されていない公共の場所で、リードを外し、犬のお散歩や運動をさせる行為が問題視され続けています。
最近では、犬のお散歩や運動を禁止する公園なども増えていますが、もちろん、許可されている公共の場所もたくさんあります。犬のお散歩や運動を許可されているからといって、ノーリードが許可されているわけではないのですが、残念なことに、マナーを守ることができない飼い主さんが後を絶ちません。“今、誰もいないから大丈夫。”と、安易な考えを持っていませんか?
公園に入ろうと思ったけど、犬がノーリードで遊んでいたため、入ることができなかった、という方が周りにいらっしゃるかもしれません。ノーリードで犬を遊ばせていたことが原因で、苦情が殺到し、その場所が、犬のお散歩や運動禁止の場所になってしまうかもしれません。
うちの子はお利口さんだから大丈夫!は過信です
公園から出ることはない
呼べばちゃんと戻ってくる
他の犬や人とも仲良くできる
だから、うちの子はノーリードで遊ばせても大丈夫!
それは、飼い主さんの過信です。あなたの犬は大丈夫かもしれません。本当にお利口さんで、飼い主さんの指示に100%従うかもしれません。しかし、周りにいる人や犬は違います。小さな子供さんが、あなたの犬を叩いたり蹴飛ばしたりするかもしれません。他の犬が、あなたの犬を噛んでしまうかもしれません。
もし、ケガや事故が起きてしまったとき、その場所が公共の場所であり、ノーリードであった場合、全ては飼い主さんの責任です。愛犬が命を落としてしまっても、ただただ、全ては飼い主さんの責任なんです。
リードを手放すこともNG行為です
ノーリードではないものの、飼い主さんがリードを手放している様子もよく目にします。もちろん、ノーリードと同じくNGです。リードは、愛犬の命綱です。ノーリードにする行為、リードを手放す行為は、愛犬の命を危険にさらす行為であると考えると良いと思います。公共の場所には、犬にとって危険なモノもたくさん落ちています。飼い主さんが見ていないときに、誤飲してしまっているかもしれません。
犬のリードにおけるNG行為②「ロングリード または 伸縮リードの使い方」
ロングリードや伸縮リードを使って、犬のお散歩や運動をされている飼い主さんをよく見かけます。他の人や犬とすれ違うときは「リードを短く持つ」というのがマナーです。以前、このようなことがありました。ロングリードでお散歩をしている犬が、こちらに近づいてきて、私の愛犬に噛みつこうとしたことがありました。相手がリードを短く持っていることを確認し、すれ違おうとしたところ、実は伸縮リードで、犬が走り出したと同時に伸び、こちらに向かって飛びかかってきたこともありました。
リードの長さの基本
公共の場所で犬のお散歩や運動をさせるときは、飼い主さんが犬をコントロールすることができる長さに持つことが基本です。もし、長く持って歩いていたのであれば、せめて、他の人や犬とすれ違うときは、サッと短く持ち変えるべきです。公園や広場などでリードを長くし、ボール投げを楽しむことがあるかもしれません。しかし、他に利用者がいる場合や、他の利用者が後から来られたときは、すぐにやめましょう。隅っこの方で遊ぶから大丈夫、という考えではいけません。
危険なケース
ロングリードでお散歩をしていた犬が、自転車とぶつかってしまったことがありました。幸い軽傷で済んだようですが、命にも関わる事故になりかねません。自転車に気づいた飼い主さんがリードを引いたのですが、長くしすぎていたため、間に合いませんでした。
公共の場所でロングリードでお散歩や運動をしていると、あなたが愛犬を失ってしまうことになるかもしれません。あなたの安易な考えと行為で、犬が命を失ってしまうかもしれません。絶対にやめましょう。
まとめ
犬のリードにおけるNG行為として、公共の場所での
- ノーリード
- ロングリード
- 伸縮リード
この3つが主に問題視されています。
愛犬を自由に遊ばせてあげたいのであれば、ぜひ、ドッグランへ行かれてください。ノーリードで遊べます。ロングリードで遊べます。伸縮リードで遊べます。犬が自由に安全に遊ぶことができる場所です。もちろん、ドッグランでも愛犬から目を離さないようにしてください。愛犬が自由に安全に遊ぶためには、飼い主さんの協力が必要です。
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