犬の健康なウンチの状態とは?
愛犬のウンチの状態は毎日チェックしていますか?初めて犬を飼われる方は正常なウンチの状態が分からずに、勘違いしている可能性も。「毎日出ているから大丈夫」や「今日は出なかったら即便秘」というものでもありません。犬の健康なウンチの状態からご紹介していきます。
犬のウンチの回数は?
犬の1日のウンチの回数に特に決まりはありません。1日2回ご飯を食べる犬だと、2回以上ウンチをする子が多いのではないでしょうか。1回しかしないからと言って、便秘な訳ではありませんし、3回以上するからと言って異常な訳でもありません。特にお散歩中に外でウンチをしたがる犬も多いので、お家でウンチを済ませた後にお散歩に行くと、便意をもよおし回数が増えることも珍しくないでしょう。
犬の正常なウンチの色や硬さニオイは?
犬の正常なウンチの色は茶色や濃い茶色になります。柔らかすぎず硬すぎず、ティッシュで掴んで持ち上げると少しだけ地面に残るほどの硬さです。また犬は人間と違い、ほぼ毎日同じご飯を食べている子が多いと思います。ニオイについては、日頃食べているフードのニオイが強くなることが多いでしょう。同じ物を与えていて、急にニオイに変化が出る時は消化不良を起している可能性があります。
犬のウンチにおける『3つの勘違い』
ウンチの量が多い時はフードの消化が悪いかも!?
適度な硬さのウンチが大量に出ると「快便快腸だね!」と思われるかもしれませんが、犬の場合はそうとも限りません。実は質の良いフードでしっかりと栄養が身体に吸収されている場合は、ウンチの量は少なくなるのです。消化の悪いご飯を食べている犬はウンチの回数も増えがちですし、量も大量になります。
犬は基本的に肉食よりの雑食なので、野菜や果物、穀物などに多く含まれる食物繊維の消化が得意ではありません。ダイエット用のフードで多く見られる、食物繊維を多く含んだフードだと、大量のウンチが出ることが多くあります。
また、ダイエット用のフードでなくても愛犬の身体に合っていない場合は、大量のウンチが出てしまうことも。食べても身体の中で吸収消化されていない状態なので、栄養補給が足りない可能性もあります。長く続く場合はフードを変更してみるもの良いでしょう。
ウンチの量が少なく硬い時はフードの量が少ない可能性も!
コロコロに硬いウンチはもちろん正常なウンチではありません。「便秘気味かな?」「病気かも…」と心配になるかもしれませんが、単に与えているフードの量の問題という可能性もあります。犬に与えるフードの量は、身体の大きさ、体重、年齢、個体ごとの運動量により適正量に差が出ます。
一般的に適正量よりも少ないと硬めのウンチになり、多く与えすぎるとお腹が緩くなると言われています。ウンチの硬さに不安を感じる時は、まずはフードのパッケージに記載のある給与量をしっかり確認し、そちらを基準に与える量を変更して様子を見ましょう。与える量を変更しても程よい硬さにならない時は、別の理由が考えられますので1度獣医さんに相談してみてください。
ウンチの色はフードの色に左右されることが多い
上記にも書きましたが正常で健康的な犬のウンチの色は、茶色から濃い茶色になります。しかし、犬のウンチの色は、食べた物によって大きく変化が出るものでもあります。分かりやすいのはフードを切り替えた時。
現在、市販のドッグフードは数え切れないほどの種類の物が販売されていますが、なかには見栄えを良くするため、着色料を使用し美味しそうな見た目にしているフードもあります。そのため、販売されているドッグフードの色も様々です。濃い茶色のフードから薄い色のフードに変更すると、愛犬のウンチも少し色の薄い茶色に変わるはず。フードを切り替えた際、突然、愛犬のウンチの色に変化が出ても病気な訳ではありません。
また、オヤツに与えている物もウンチの色や状態に影響が出ます。我が家では、たまに柔らかく茹でたさつまいもを皮ごとオヤツとして与えますが、次の日には赤茶色のさつまいもの皮がウンチに混じって出てきます。「血便か!」と毎回少しドキッとしますが、単に消化されなかったさつまいもの皮が出てきているだけです。前日に与えたオヤツを覚えておくと、ウンチに混じっている物を見ても安心できますよ。
まとめ
愛犬のウンチは健康チェックするのにとても身近なものですよね。特にフードを切り替えた時にはウンチの状態が硬くなったり、柔らかくなったりと変化が出やすいので、注意しながらゆっくりと切り替えてあげましょう。下痢が数日続く、2日以上ウンチが出ない、またニオイが強くなったなどは、腸内環境に何らかの問題がある可能性もあるのでしっかり動物病院で診てもらいましょう。良質なご飯と新鮮なお水で愛犬のウンチの状態を健康的に保ちたいですね。
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20代 男性 匿名