犬が飼い主以外に吠えてしまう原因
散歩中に、家にやってきた友人に…飼い主以外に吠えてしまう犬はとても多いです。迷惑になるからやめてほしいと悩む飼い主さんも多いでしょう。そこで、まずはなぜ犬が飼い主以外に吠えてしまうのか、その原因を理解しましょう。
威嚇するために吠える
まずは攻撃的な原因が挙げられます。例えば家にやってきた知らない人であったり、散歩中に出遭った知らない人、あるいはたまにしか会わない人などに、「攻撃するぞ!」と威嚇の意味で吠えているのです。
威嚇をすることで、自分の方が強いぞ、痛い目を見るぞという脅しの意味合いがあります。すでに臨戦態勢に入っている状態なので、体の重心も前のめりになり、歯を剥き出しにしていることが多いです。
自分や飼い主を守るために吠える
防衛の意味が強い警戒吠えもとても多いです。知らない人を相手に吠えている場合は、この警戒吠えであることが非常に多いです。
これは吠えることで「これ以上近付くな」「近付くならこっちも攻撃するぞ」と威嚇をし、自分や家族の身を守ろうとしています。
特に飼い主がいる場合は、自分が前に出ることで飼い主を守ろうとしていることが多いです。他にも頼れる飼い主に「危険人物が来たぞ!」「怪しいぞ!」と教えていることもあります。
大好きな相手に会えて興奮吠え
「友人が来たときになぜか吠える…いつもは仲良く遊んでいるのに」と不思議に思ったことはありませんか。これは警戒吠えではなく、「会えて嬉しいよ!」と嬉しさを表現している可能性があります。
この場合、口角が上がっていたり、歯を剥き出していない、尻尾を左右に大きく振っているなどのポイントが見られます。
喜びによる興奮状態から吠えるという行動に出ているだけなので、攻撃的な姿勢を見せることはなく、近くに行くと嬉しそうに足下にじゃれつくなどの行動を起こすことが多いです。
犬が飼い主以外に吠える…対策は?
どのような理由であっても、犬に吠えられては驚いてしまう人がほとんどです。それを知っているからこそ、飼い主としては対策を用意しておきたいですよね。そこで、原因ごとの対策をご紹介します。
警戒吠えの場合
警戒吠えの場合はいくつか対策法があります。まず、子犬であれば、まだ他の人と触れ合い慣れていないという理由が考えられるので、社会化トレーニングを行うことが優先です。散歩に連れて行き、他の人を見せたり、パピー教室に連れて行くのもおすすめですよ。
成犬の場合は、知らない人は怖い存在であると認識してしまっている可能性があります。そこで、よく会う人であれば、おやつをあげてもらうなど、「この人に会うと嬉しいことをしてくれる」と印象づけるのが効果的です。
過去にトラウマがあり、どうしても人が苦手である場合は、散歩の時間帯を人が少ない時間帯に帰るなど、なるべく知らない人に近付かないような対策を行うことが重要です。飛びかかってします恐れもありますし、犬にもストレスがかかってしまうからです。
興奮吠えの場合
大好きな人に会えて嬉しいという感情から、興奮吠えをしてしまっている場合は、日頃から指示動作で落ち着きを取り戻すトレーニングを積んでおくととても効果的です。
指示動作とは「お座り」「待て」などの基本的な指示を聞き、その言葉どおりのアクションを起こすことを指します。これらの指示をどんな状況でも聞くことが出来るようにしておくことは、様々な状況で重要となります。
今回のように興奮吠えをし出したときにも、指示を出すことで反射的にその動きを行い、その間に犬自身が気持ちを落ち着かせたり、飼い主が落ち着かせるなどの対策が取れますよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。犬が吠えているからと言って、必ずしも負の感情が働いているとは限りません。ぜひ状況や仕草を見て、どのような原因が考えられるのか判断し、適切な対策を取れるように心掛けましょう。
ユーザーのコメント
20代 男性 匿名