犬はなぜ飼い主の帰宅時間がわかるの?
すべての犬ではないものの、飼い主さんの帰宅時間をぴたりと当てる犬がいます。犬の持っている不思議な能力のひとつですよね。飼い主さんの帰宅を察知し、玄関先で待つ子、リビングのドアの前で待つ子、嬉しくて吠えてしまったり、落ち着きがなくなりソワソワするなど様々な反応を見せてくれると思います。
この犬が持つ不思議な能力について科学的に研究も行われているようですが、明確な答えは出ていないようで、すべては仮説となっています。仮説ではあるものの、ご自宅の愛犬が飼い主さんの帰宅時間がわかる理由に当てはまる仮説があるかもしれません。なかには、いささか首をひねりたくなるような神秘的な仮説もありすが、もしかすると愛犬の不思議がひとつ解決できるかもしれません!
犬が飼い主の帰宅時間がわかる理由
1.帰宅する時間を記憶している
実は犬には時間の感覚がないと言われています。時間の感覚を持つのは「時間」を作った人間だけで、犬以外の他の動物も持っていないと言われています。ただし、毎日のように飼い主さんと規則正しい生活をすることで、「そろそろ散歩だ」「もうすぐご飯だ」などは習慣として覚えるようです。そして、この習慣に対する感覚はとても正確だと言われています。
飼い主さんの帰宅時間が毎日ほとんど同じであれば、その時間を愛犬が記憶して「そろそろ帰ってくるんだ!」と気づいている可能性があります。
2.一緒に在宅してる人の動きや感情で察知する
我が家の愛犬の場合はこの仮説にあたる気がします。ご家族の誰か、例えば旦那さんやお子さんが、そろそろ帰宅する頃に何かしらの準備を始めることはありませんか?我が家の場合は夫の帰宅時間になると、私は晩御飯の準備を始めます。毎日ではないものの、私が晩御飯の準備にとりかかると、愛犬はリビングのドアの前でペタッとフセをして夫の帰宅を待っています。
また出張で帰宅しない日は、ひとりで食事を済ませますが、その姿を見ると「あぁ、帰ってこないんだ」と分かるのか、早めに眠ってしまうことが多いように思います。このように同居している家族の行動や感情を読み取って、帰宅時間を認識しているケースもあるのではないかと言われています。
3.嗅覚によるもの
犬は嗅覚が人間の何倍も優れているのは有名なことですよね。嗅覚の優れている犬種であれば、状況下にもよりますが、およそ800メートル離れていても帰宅してくる人のニオイを嗅ぎ分けることができるとか。
また飼い主さんが外出して時間が経つにつれ、自宅から飼い主さんのニオイが薄れていくことで、時間が経過していることを確認する子もいます。飼い主さんのニオイがある一定の薄さになった時に「そろそろ帰ってくる」と感じることもあるようでうす。
4.テレパシー
少々信じがたい仮説がテレパシー説。イギリスの生物学者により膨大な事例を検証した結果、犬はどんなに距離が離れていても飼い主さんが出先から「自宅へ帰ろう」と意識した瞬間に帰宅を察知する、というのがテレパシー説です。
事例では人によって「自宅へ帰ろう」と強く意識するタイミングはバラバラになっています。仕事が終わった時、会社を出た時、車に乗った時、自宅の前についた時など様々ですが、愛犬がテレパシーを受け取るのは飼い主さんが強く思った瞬間だそうです。どうやら距離はまったく関係なく、自宅と20キロ離れた場所からでも帰宅を察知した犬もいるようなので、嗅覚や聴覚は関係ないと言われています。
この仮説を裏付けるために、いくつかの実験もされたようですが、やはり飼い主さんの帰宅に対してまったく反応を見せない犬もいるようです。飼い主さんとの絆が浅い犬は帰宅を予知できても無反応であったり、感受性の低い犬は飼い主さんからの意識を受け取ることが出来ないとか。犬がテレパシーを発揮しやすい人は愛情の気持ちをもって接してくれて、感情的につながりの強い相手と言われています。
まとめ
我が家の愛犬に関しては絶対にテレパシー説はあてはまりません。ただ、人間でも霊感のある人や、神秘的な経験をしたことがある方もいるので、犬でもそんな計り知れないほどの能力を持った個体がいるのかもしれませんね。いずれにしても帰宅を喜んでくれるのは嬉しいこと。穏やかな気持ちで待っていてほしいものですね。
ユーザーのコメント
50代以上 女性 こたたん
毎日、起きて玄関の扉を見て待ってました。
それから帰宅中するのは一時間半後位だったけど
もうすぐ仕事が終わって帰る❗と思うテレパシー
的な事だったのかもしれませんね✨
病気で目が見えなくなっても、ふせをして
待ってました(カメラを付けてたので解る)
亡くなってしまったけど、今でもその姿を
思い出します。
本当にテレパシーだったのなら、それも
嬉しいです☺️