飼うのが大変な犬種①運動量の多い犬
飼うのが大変な犬種の特徴としてまずひとつ目が“運動量が多い”ということです。体が大きい犬は運動量が必要で小型犬はそれほど必要ではないと思われることもありますが、必ずしもそうではないので注意が必要です。
小型犬でもジャック・ラッセル・テリアのように運動能力が高く体力もすごくある犬種もいますし、おっとりしているように見られがちですが牧羊犬として広い牧場を走り回っていたウェルシュ・コーギー・ペンブローグなどもいます。
その他にも
- 柴犬
- ミニチュア・ダックスフンド
- ボーダー・コリー
- シェットランド・シープドッグ
- ラブラドール・レトリバー
こうした犬種は十分に運動ができないとストレスがたまっていたずらや問題行動という形に現れてしまうことが少なくありませんし、肥満や筋力不足による体のトラブルなどを招くこともあるので注意しなければなりません。
飼うのが大変な犬種②暑さに弱い犬
近年の日本の夏は異常とも言える暑さで、さらに梅雨のように湿度が高い時期も多いことから暑さに弱い犬にとっては過酷とも言える環境だと言われています。
犬は元々寒さに強い傾向にある動物ですが、その中でもロシアや北方の山岳地方など寒い地域が原産の犬は非情に分厚い被毛を持ち厳しい寒さに耐えうる体を持っています。
寒い地域や寒い季節には最適な体のつくりであるものの、反対に暑い季節には熱中症になりやすかったり健康トラブルを引き起こしやすいとも考えられています。
具体的には
- シベリアン・ハスキー
- サモエド
- マラミュート
- セントバーナード
- 秋田犬
- チャウチャウ
など。その他にも鼻が短いフレンチブルドッグやパグ、ペキニーズなどの短頭犬種も暑さに弱く熱中症になりやすいと言われているので注意が必要です。
飼うのが大変な犬種③警戒心や攻撃性が強い犬
人間社会の中で犬を飼う場合、人間や他の犬などに対して警戒心や攻撃性が強い犬は飼うのが難しいと考えられます。
警察犬としても有名なジャーマン・シェパードや、闘犬として扱われていたピットブルや土佐犬、護衛犬として知られるドーベルマンやロットワイラーなどもいざというときの攻撃力は非常に高いと考えられます。
性格や気質には個体差がありますので、これらの犬種は必ずしもすべての犬が攻撃的であるわけではありませんし、ここで挙げられていないような犬種でも強い攻撃性を持っている場合もあります。
しかし一般的に警戒心や攻撃性が強いと言われる犬種を飼う場合には、接し方や環境次第ではその気質を引き出してしまう可能性があるということを忘れないようにしましょう。
適切な接し方やしつけの方法を学び、しっかりした関係性が築くことでトラブルや不幸な事故を防ぐことができると思います。
また、体が小さいためあまり危険視されることはありませんが、チワワやミニチュア・ダックスフンド、ジャック・ラッセル・テリアなども警戒心が強く攻撃性も高い傾向にあると言われる犬種ですので十分気をつけてください。
まとめ
犬を飼いたいと思ったときどの犬種にするかの決め手となるのはやはり見た目だと言われています。かわいいからという理由で飼うことはもちろん悪いことではありませんが、見た目の好みを優先することでその犬種の持つ気質や体質を知らないまま飼い始めてしまうと後になって困るということが起きてきます。
住宅環境からたっぷり運動をさせるのが難しかったり、厳しい暑さが続き犬にとってつらい時期が多かったり、アレルギー体質の家族がいて抜け毛が多い犬種はNGだったり、どのような点を「大変」だと感じるかは各家庭それぞれ異なると思います。
そのため一概に「この犬種は大変でこの犬種は簡単」と言い切ることはできないので、飼育環境や飼い主さんの飼育経験・スキルなどに合った犬種を選ぶことが大切だと思います。
どんな犬種がいいか迷っている場合はペットショップやブリーダーでアドバイスをもらったり、飼育前の相談に応じてくれるドッグトレーナーや獣医師に相談してみることをおすすめします。
ユーザーのコメント
男性 匿名
上記の項目はあくまでもライターさんの主観であり、自分としてキャンキャン鳴いたり、まとわりつく犬種のほうが相性が良くないので自分の性格やライフスタイルにはあわない難しい犬種だと感じます。
難しい難しくないとは飼い主の求めている種なのか、環境なのかによっても違いがあるので一概にどの犬種が難しいという判断はできないと思いますし、決めつめるのはワンちゃんに対しても失礼ではないでしょうか?
40代 女性 みゆ
16年前に買いましたが、最初は、小さくて、カッコいいと思い飼い始めましたが、
飼ってから、ミニチュアピンシャーの育て方を読んで、小型犬ですが、運動量が、外散歩を1時間〜2時間必要だったり、皮膚病がよく発症しやすかったり、初心者向けの犬では無いと、飼ってから、知り勉強をして、今では、楽しい日々です。
愛しい老犬と一歳半のミニチュアピンシャーを飼っていますが、飼う前に、犬の特性など、調べてから、楽しいペットライフを。