犬のお留守番前、絶対に確認するべき5つのこと

犬のお留守番前、絶対に確認するべき5つのこと

犬が安全に快適にお留守番することができるように「犬のお留守番前、絶対に確認するべきこと」をまとめました。お留守番中の思わぬ怪我や事故を未然に防ぐための対策が必須です。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

1.誤飲や誤食の恐れがあるものを置いていかない

ソファーに座っているビーグル

お留守番中、犬が誤飲や誤食をしてしまう可能性のあるものが、実は家の中にはたくさん置かれています。

  • ペットボトルのキャップ
  • ヘアゴムや輪ゴム
  • つまようじ
  • 電池
  • タバコの吸い殻
  • クリップ
  • ボタン

などです。テーブルやソファーの下に落ちていることがありますし“どうせ届かないだろう”と、テーブルの上に置いたままにしていたものを、誤飲や誤食してしまうこともあります。飼い主さん自身は、そんなものは落ちていないし、犬が口にするはずがないと考えているので、犬が誤飲や誤食をしたことに気づかないことがあります。体調が悪くなり、検査してみると、カラダの中から異物が見つかった、という話をよく耳にします。お留守番中に起きてしまうことも多いようです。

犬のおもちゃにも注意が必要です

ぬいぐるみを破壊した犬

犬のおもちゃでも、誤飲や誤食の恐れのあるものがあります。基本的には、犬のおもちゃであっても、犬が取り出すことのできない引き出しの中など、しっかり片付けて出かけた方が良いです。ぬいぐるみなど、噛みちぎってしまい、中綿を飲み込んでしまうことがあります。硬いおもちゃを噛み砕いてしまい、鋭利な破片を飲み込んでしまうことがあります。

2.電源コードを剥き出しにしておかない

噛みちぎられた充電器のコード

スマートフォンの充電器やドライヤーや扇風機など、電源コードを抜いても支障がないものは、基本的には抜いておきましょう。電源コードを抜いて出かけることができないものには、コードにカバーを取り付けるなどの対策をしましょう。犬が噛んでしまうと、感電の恐れがあります。中型犬や大型犬ばかりではなく、チワワやポメラニアンなどの超小型犬であっても、噛みちぎってしまう可能性が高いです。また、電源コードを抜いた後も、噛んで壊されてしまわないよう、犬の届かない場所へ片付けてから出かけましょう。

3.犬に快適な室温や環境を保つことができるかどうか

大きな丸いクッションの上でくつろぐ犬

夏は涼しく、冬は暖かく、犬が快適に過ごすことができるよう、室温や環境を保たなければなりません。おうちを空ける際は冬のヒーターやコタツは火災の恐れがあるため使用されないとは思いますが、夏も冬もエアコンをつけたまま出かけることがほとんどなのではないでしょうか。お留守番している間、天気や気温で室温が大きく変化することもあります。冷房で冷えすぎてしまうこともあります。暖房で冬にも熱中症になってしまう恐れもあります。最近では、エアコンにもAI機能が搭載され、犬を感知し、犬に快適な温度設定を自動で行ってくれるものもあります。パソコンやスマートフォンからエアコンを遠隔操作することができるものもあります。

4.新鮮でキレイな水を自由に飲むことができるようにしておく

お皿を乗せるための犬のグッズ、ジャックラッセルテリ

帰宅してみると、お水用のお皿が空っぽだった、なんてことがあってはいけませんよね。新鮮でキレイな水を用意してあげることはもちろん、余分なくらい多めに、たっぷりと用意しておいても良いと思います。犬がお皿に手や足をかけ、お皿を倒してしまい、お水が全部こぼれてしまう、なんてことがあるかもしれません。お皿を固定することができる犬用のテーブルなども、あると便利です。また一か所だけではなく何か所かにお水を置いておくのも方法の一つです。

5.トイレを広めに、もしくは複数用意してあげる

シートに排泄できた子犬

トイレが汚れていると、粗相をしやすくなってしまいます。犬も飼い主さんから叱られてしまって嫌な思いをしてしまうでしょうし、トイレトレーニングが上手くいかない原因になってしまうこともあります。帰宅早々、掃除や片付けをする飼い主さんもイライラしてしまい、悪循環がうまれてしまいます。トイレは、数回使用することができるよう、広めに用意すると良いです。もしくは、トイレを複数用意してあげると良いですね。

まとめ

座って出迎える犬

犬のお留守番前、絶対に確認するべきことには、

  • 誤飲や誤食の恐れがあるものを置いていかない
  • 電源コードを剥き出しにしておかない
  • 犬に快適な室温や環境を保つことができるかどうか
  • 新鮮でキレイな水を自由に飲むことができるようにしておく
  • トイレを広めに、もしくは複数用意してあげる

などがあります。とくに「1」と「2」と「夏場の3」は、怪我や事故に繋がってしまったケースが多く発生しており、命の危険さえもあります。十分に注意したいですね。

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