革の首輪が人気の理由
皮の首輪の魅力は、やはり何といっても高級感ではないでしょうか?
市販品以外に、好きな色やスタッズなどの装飾が選べたり、愛犬の名前や電話番号を刻印できるなど、オリジナルな革の首輪をオーダー・メイドできるネット・ショップも増えてきました。
革の首輪のメリット
日本製[MADE IN JAPAN] Softer 軽量本革首輪/ソフト裏地 イタリアンレザー 小型・中型犬用 首輪##LX2001 (SS 19.5-29.5cm)
丈夫
革が他の素材に比べれば、はるかに丈夫で長持ちすることは言うまでもありません。価格的には高めですが、それでも長い年月、愛犬の人生を共にすると思えば安いものと言えそうです。
自然素材
もとが動物の皮膚なわけで、革自体が呼吸する生きた素材。合成素材に比べて蒸れにくく、犬の体温や湿気にも馴染みやすい特徴があります。
時の経過と共に風合いが出て来る
しだいに色味が変化していくのも革ならではの魅力。
特に、染めの入っていないナチュラルレザーだと、その子の皮脂を吸い込んで独自の色に変化していき、まさにオリジナルとなっていきます。
亡くなった後も、大好きだった愛犬へのオマージュとして大切にし続ける飼い主さんもいます。
革の首輪のデメリット
固い
特に購入したばかりの革は固く、馴染むまでに時間がかかります。そのため、皮膚の柔らかい子犬では首輪のフチで皮膚が擦れてしまい、皮膚トラブルになりがち。また長毛犬種も切れ毛しやすいので不向き。
濡れると伸びる、傷む
革は濡れると伸びるもの。首輪として加工されているものは、簡単に伸びないよう丈夫に工夫されてはいますが、手入れが悪いとベルト穴が伸びて外れやすくなる可能性があります。
また、濡れたまま使用を続けるとカビが生えたり、菌が繁殖して皮膚トラブルの原因にも。雨の日や水遊びの際には使用を避けたほうが良いでしょう。
アレルギーの可能性
牛アレルギーのある子の場合、牛革の首輪だと皮膚にアレルギー反応の出ることがあります。
革の首輪を選ぶコツ
種類
- ハーフチョークタイプ
- ベルトタイプ
- ワンタッチタイプ
- イントレチャート(編み込み)タイプ
- 丸め革タイプ
素材
ヌメ革、シボが入っているもの、蛇柄などの型押しされているもの、エナメル加工されているものなど色々。
それぞれ質感が違うので、実際に手にとって確かめるのがベター。
長さ
首に巻いた時に、人の指が一本はいるくらいの余裕があり、頭頂側に引き上げても首から抜けないのが長さの目安。その長さで留められる位置にベルト穴があるかどうかがポイント。
太さ
首輪が細すぎると引っ張った時に首を強く圧迫してしまいます。小型犬など喉が狭い子や気管虚脱しやい子は用注意。
そうした心配のある子の場合は首輪というよりおしゃれ用のチョーカーとして使用したほうが良いかもしれませんね。
チェックポイント
へり(切断面)が角張っていると皮膚が擦れやすいので、折り返し加工など丸く加工されているか、内革など被毛や皮膚の摩擦を軽減する工夫がされているか。
首輪の裏側に、金属部分の角が皮膚に当たらないか、ベルト穴を補強するハトメのふちがめくれて突き出ていたりしないか。
価格
既成品なら安くて1,000円前後から。1,000円前後のものだと、内革がついていないものがあるので、皮膚との摩擦の点などは要チェック。
オーダー・メイドになると小型犬でも4,000~5,000円、中・大型犬クラスでは1万円前後。
※一部内容に誤りがあったため訂正を行いました。不備があった事をお詫び申し上げます。
革の首輪を使う時の注意点
手入れ
濡れたら乾いた布で軽く水気を取り、陰干しでしっかり乾燥させること。
使い始める前に蜜蝋やハンドクリームを薄く塗り込んでおくと、汚れや多少の濡れへの耐久性が増します。
家では外す
やはり革は他の素材に比べれば固く重みもあるので、家の中では外してワンちゃんをリラックスさせてあげましょう。
また、ずっとつけっぱなしだと首の部分の毛が寝て跡がついてしまったり、皮脂の汚れが溜まって不潔になりがちでもあります。
さいごに
首輪に限らず、革製リードなどワンコグッズでも革製品は根強い人気があります。高級なイメージと、永く使えることから愛着が持てる良さ。そんなことから、自分のワンコへの深い愛情表現として求める人も多いようです。
首輪は日々使う物だからこそ、本当に良質なもの、そして何よりワンコにとってストレスのないものを選びたいものですよね。
ユーザーのコメント
30代 女性 38moto
革は使うほど色が落ち着いていい風合いになります。使い込んだ愛犬の首輪は、長い時間をかけた一つの完成品になると思います。
今は布製のハーネスがメインになってしまいましたが、やはり革の首輪も揃えたいわんこグッズですね。
女性 七味
40代 女性 ぴいすけ
盲導犬サポートのネットショップで、軽い革のチョーカーを見つけて愛用しています。色も数種類あり、犬の名前と電話番号を刻印してもらえるので、それ自体迷子札としても使えます。とても軽くて、普通の首輪より細く、犬の首に負担をかけることもないのでおススメです。
うちではそのチョーカーに迷子札をつけて、迷子札にはわたしの携帯電話番号、チョーカーには家族の番号を刻印して、万が一のときに連絡がつきやすくしています。
ちなみに、盲導犬サポートショップは対応も良く、買い物をすると盲導犬の育成支援にもなるので、ぜひご利用を!
女性 ろん
やはり革の首輪はおしゃれですね。外出時に使いたいと思っています。
一からデザインを考えるため、インターネットで沢山の首輪画像を見ました。
とがった飾りや重い金属が付いたものもあります。一見おしゃれですが、犬の為になるのか下手すると誤飲や怪我のおそれがあるのではと不安になります。
またアレルギーは革だけでなく飾りとなる金属・使用する塗料でもあり得ることなので、首輪着用が負担になってはいないか犬の様子を見て気をつけたいところです。
筆者さんの仰る通り、家では外すようにして首回りのムレ・擦れを予防しようと思います。高級感あるグッズだからこそ取り扱いにも一層注意が必要だと感じました。
20代 女性 Dan
女性 コロ
犬にもよりますが、首から外れやすいとおもちゃにされるので革の首輪の場合、サイズは特に注意した方がいいですよ。
女性 あんず
女性 ギャツビー
以前まで首輪は付けておらず散歩の時にハーネスを付けるだけだったのですが、震災があって以降、万が一、私が不在の時にワンコが逃げ出して不明にならないように・・・せめて目印になればと首輪を付けるようになりました。
今付けているのはまさに革製です。
馴染むまではかなり固かったのでやっぱり違和感があったかもしれません。
確かに革製品は濡れると縮むのでかなり余裕をもってゆるめに締めておく必要がありますね。
また、皮脂や水分を吸収する為、確かに細菌が繁殖しやすいのも間違いないかもしれません。たまに外して短時間、日干して上げるのもいいかも。。。実際うちはたまに外干ししてます。
逆にメリットで言えば、うちの子は首に液体を垂らしてノミやダニを駆除する薬を毎月首の後ろに垂らしてあげているのですが、それが自然と首輪にも浸透しているようなのでその効果の継続性は通常よりもあると思っています。
とはいえ、確かにワンコも家に居るときはリラックスさせてあげたいですし、もし首輪を付けるとしたら布製など軽量でワンコの負担にならない程度の首輪をつけてあげようと改めて考えさせられました。
女性 トット