犬にNGな『暑さ対策』4選

【獣医師監修】犬にNGな『暑さ対策』4選

いよいよ夏本番です!早朝に散歩をしても愛犬がすぐにハアハアと息をしてしまうこの季節、飼い主の皆さんは愛犬にどのような暑さ対策を行っていますか?NGな暑さ対策には注意が必要です。この記事では、犬にNGな『暑さ対策』についてご紹介します。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

NGな『暑さ対策』は愛犬の体調不良の原因に

女性の手から水を飲むジャック・ラッセル・テリア

肉球でしか汗をかけない上に、全身が被毛で覆われている犬にとって、高温多湿な日本の夏はとても厳しい気候です。

犬は暑さを感じると、パンティング(舌を出してハアハアと、浅く速い呼吸をすること)をしたり、涼しい場所に移動したりして体温調節をしますが、気温や湿度が高すぎると体温調節ができなくなり、熱中症になってしまいます。そのため、飼い主さんは愛犬のためにしっかりと暑さ対策を行ってあげなくてはいけません。とはいえ、間違った暑さ対策を行ってしまうと、それもまた体調不良を引き起こしてしまうので注意が必要です。そこで今回は、犬にNGな暑さ対策をご紹介したいと思います。

犬にNGな『暑さ対策』①極端に被毛を短くする

サマーカットのペキニーズ

冬は暖かそうでも、夏はとても暑そうな犬の被毛。夏の間愛犬が涼しく過ごせるように、さっぱりとサマーカットにしたいと考える飼い主さんは多いと思います。しかし、バリカンで丸刈りにするなど、極端に被毛を短くするのはNGです。

犬の被毛は断熱材の役割をしていますが、極端に被毛を短くしてしまうとその役割が果たせません。極端に被毛を短くすることで直射日光や地面の放射熱が直接皮膚に届き、暑さを感じやすくなってしまうのです。熱中症のリスクも高まると考えられます。また、紫外線によるダメージを受けやすくなったり、冷房の効いた部屋で体が冷えやすくなったりすることもあります。

愛犬の暑さ対策のひとつとしてサマーカットにするのなら丸刈りではなく、2~3センチ被毛を残し、ハサミを使ってカットしてもらうのがおすすめです。2~3センチ残っていれば、被毛の断熱材としての機能は損なわれないと言われています。

犬にNGな『暑さ対策』②部屋を冷やし過ぎる

毛布にくるまるパグ

猛暑日と呼ばれる日まである暑い日本の夏に、エアコンは必須アイテムです。とはいえ、部屋の冷やし過ぎには気をつけなくてはいけません。エアコンの冷気は下にたまるため、高い位置にいる人には快適であっても、低い位置にいる犬は冷え過ぎということがあります。

一般的に、犬にとって快適な夏の室温は26℃前後、湿度は50~60%と言われていますが、犬のいる位置が快適な室温と湿度になっていることが大切ですので、犬の体高に合わせた位置に温湿度計を設置して、犬の様子と共に温湿度計をこまめにチェックするのが理想です。また、犬が寒くなったら暖を取れるように、ブランケットを用意しておきましょう。

犬にNGな『暑さ対策』③エアコンの風を犬の体に直接当てる

エアコン

夏場は直射日光の当たる場所は高温になるため、窓の近くにハウスやベッドを置くのはNGですが、エアコンの風が直接当たる場所に置くのもNGです。体が冷え過ぎて、体調を崩してしまうことがあります。

ハウスやベッドなどはエアコンの風が直接当たらない場所に置くほか、エアコンの送風口を下向きにしない、扇風機やサーキュレーターで空気を循環させるなどして、エアコンの風が犬の体に直接当たらないようにしましょう。

犬にNGな『暑さ対策』④暑さ対策がエアコンのみ

稲妻と「!」マーク

犬の暑さ対策にエアコンは欠かせませんが、エアコンのみに頼ってしまうは危険です。留守番中に停電になった場合を考え、部屋やサークルにアルミプレートやクールマットなど犬用の冷却グッズを置いておくといった対策も必要です。室内フリーでの留守番なら、廊下や玄関など涼しい場所へ行き来できるように、犬が通れるだけドアを開けてドアストッパーをかけておくのもいいでしょう。

まとめ

暑そうに舌を出すイングリッシュ・ブルドッグ

犬に暑さ対策は必須ですが、体を冷やし過ぎないように気をつけましょう。また、留守番中の停電など不測の事態に備えた対策も必要です。
夏は、熱中症や夏バテ、冷房病など犬が体調を崩しやすい季節です。愛犬が快適に、そして健康にこの夏を越せるように、しっかり暑さ対策を行ってあげましょう。どうか、ご紹介したような犬にNGな暑さ対策は行わないように注意してくださいね。

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    20代 男性 匿名

    体調不良になる原因はほぼ人間と同じです。人と犬は生きてる環境も見てる世界も違います。犬のことを理解し思いやりを持って対策してください
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