①「エアコン」
個体差はありますが、犬が快適に過ごすことができる気温は22℃、湿度は60%ほどであるとされています。それ以上になると、熱中症のリスクが高くなります。夏のお留守番を快適にするためにエアコンを使用するのであれば、室内の温度25℃、湿度50%ほどが良いとされています。人間が過ごすには少し肌寒いな、と感じるくらいです。
設定温度ではなく「室内の温度と湿度」が重要
犬がお留守番をする部屋には、温度計を置くと良いです。エアコンの設定温度が25℃でも、室内の温度が25℃であるとは限りません。天候や時間帯によって変化します。犬が快適に過ごすことができる温度や湿度を保つために、温度計で確認します。
冷え対策も必要
エアコンでカラダが冷えすぎてしまわないために、ベッドやブランケットなどを用意してあげましょう。人間が、ちょっと冷えちゃったなというときに、カーディガンやパーカーを羽織ることと同じです。愛犬たちのお留守番の様子をカメラで確認したところ、暑くなったらエアコンの冷たい風が当たる場所へ行き、冷えてしまったらベッドへ行き、自分自身で調整している様子でした。
②「暑さ対策グッズ」
もし、お留守番中に停電が起きてしまったら…。エアコンはストップしてしまいます。スマートフォンやパソコンを使って、遠隔操作が可能になる便利アイテムもあります。しかし、実際に利用されている飼い主さんは少ないです。エアコンを使用する場合にも、犬用の暑さ対策グッズを用意してあげましょう。
愛用している犬が多い暑さ対策グッズ
人気の暑さ対策グッズには、ひんやりマットがあります。商品によって呼び名は違いますが、ひえひえマット・冷感マット・クールマットなどと呼ぶこともあります。触れるとひんやりと冷たさを感じる素材が使用されています。中にジェルが入っているものもあります。お手入れしやすいアルミプレートもあります。うちでは、中に保冷剤を入れて使用するマットを用意していますが、保冷剤2個を入れておくと、8時間~12時間ほど冷たさが続きます。
③「ケージに入れる?室内を自由にする?」
ケージの中が暑いので外に出たい。
エアコンでカラダが冷えてしまったのでケージの外に出たい。
でも、出られない。
このような状況は、犬が体調を崩してしまう原因になってしまうことがあります。犬は、自分自身で涼しい場所を探して移動します。たとえば、リビングのエアコンをつけ、お留守番しているとき。日差しが入り込む窓際で寛いでみたり、フローリングの上に寝転がってみたり、クッションの上で眠ったり。いつの間にか、扉を開けたままにしておいたケージの中で眠っていることもあります。
もし、どうしてもケージの中に入れておかなければならない事情があるのであれば、いろんな状況を想定し、快適に過ごすことができるよう、万全な対策を行いたいですね。
④「水分補給」
お留守番中、いつでも新鮮なお水が飲めるよう、たっぷりと用意してあげましょう。帰宅してお皿を見てみると、お水が空っぽになっていた、なんてことありませんか?いつもの倍以上のお水を用意してあげても良いのではないでしょうか。
細菌に注意
飲みかけの水が入ったペットボトルは、細菌の温床であるとされています。夏の間は、細菌の繁殖が活発になります。それは、犬の飲み水も同じだと思います。犬用のお皿に入った飲みかけの水には、細菌が大量に繁殖しているかもしれません。
フィルター式の給水器を利用してはいかがでしょうか。フィルターで水をろ過し、ポンプで循環させてくれるアイテムがあります。お留守番中、ずっとキレイで新鮮な水を飲むことができます。
まとめ
- エアコンを使用する
- ひんやりグッズを使用する
- 新鮮な水を用意する
お留守番中の犬の暑さ対策・熱中症対策に欠かせない主な3つです。ケージの中で過ごすのか、部屋を自由にさせるのかも迷いますよね。それぞれの注意点をまとめました。ぜひ、ご参考いただけると嬉しいです。
ユーザーのコメント
40代 女性 まぐまぐ
最近のエアコンは、省エネ機能がウリですが、人感センサーはお留守番のワンちゃん&ネコちゃんに良くない。ワンちゃんネコちゃんは、センサーに反応しないで、エアコンが止まる(パワーダウン)そうです。
我が家では、ワンちゃん2人&ネコちゃん1人でお留守番なので、人感センサーのオンオフは毎日確認して出かけています。
実際にやってみてはいませんが、何かあったら・・・と思うと、エアコン設定のチェックは必ずやっています。