犬を『おんぶ』するリスク5つ

犬を『おんぶ』するリスク5つ

人間のあかちゃんを連れておでかけするとき、おんぶをしたり抱っこをして移動することがあります。それと同じように、愛犬をおんぶできるグッズがあるのをご存じでしょうか?犬と人間の体の構造が違うのに、愛犬を背負う形になる「おんぶ」は愛犬にとって全くリスクはないのでしょうか?

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犬をおんぶする必要があるとき

飼い主の背中にのるジャックラッセルテリア

自転車で移動しなければならないとき

超小型犬から中型犬までの大きさの愛犬を飼育している飼い主さんが、家の近所に散歩できる場所がない、あるいは獣医さんに連れていく交通手段が自転車しかない…というときに、「犬用のおんぶ紐」の購入を考える方が多いようです。おんぶ紐では、最大10キロ近くの重さの犬までサイズ展開がある商品もあります。

徒歩で移動中に突然、歩かなくなったとき

体重が15キロを超え、人間と同等か、それ以上の大きさまで成長した犬が散歩の途中で疲れてしまったり、歩かなくなってしまったりした場合です。おんぶ紐を使うのではなく、直接犬を背負う形で移動せざるを得ないケースです。

犬が歩けない場所を移動するとき

人が多く、愛犬を歩かせたら人の邪魔になり、危険だと思われる場所に連れていく場合や、雪山など愛犬に歩かせたくない場所に出かけるときに、おんぶ紐などを使って愛犬を背負うケースです。

犬をおんぶするリスク5つ

冬山で飼い主に背負われている犬

飼い主さんにかかるリスク その1:腰や膝を痛める

人間の子供や足が不自由なお年寄りをおんぶで移動させるとき、おんぶ紐などを使わない場合、背負っている人の肩や背中、腰、太ももの筋肉は緊張した状態になります。人間なら、腕を使って背負っている人の肩に手を添えたり、自分からずり落ちないようにしがみついたりすることができるとしても、背負っている人には大きな負担がかかります。

まして、体重が人間の子供か、それ以上の大きさの犬をおんぶするとなると、自分からしがみついてくることはないので、その犬の重さそのものが飼い主さんの体への負担となります。それが積もり積もって、飼い主さんの腰や膝を痛める原因になる恐れがあります。

飼い主さんにかかるリスク その2:転倒時、顔を負傷する

小型犬の場合は、犬専用のおんぶ紐があるので両手を使うことができます。しかし大型犬をおんぶする場合は、おんぶ紐は使わないのではないでしょうか。そういった場合は、人間の大人をおんぶしているのと同じで、おんぶしている人は両手を使うことができません。もし、その状態で飼い主さんが転倒すると、手を使うことができず、まず、顔に大きなダメージを受けるリスクがあります。

愛犬にかかるリスク1:背骨に負担がかかる

犬は人間のように直立歩行をする動物ではありません。長時間、あるいは頻繁におんぶ紐などを使っておんぶや抱っこの姿勢をさせつづけると、犬の背骨に負担がかかり、ヘルニアなどのリスクが高くなります。

愛犬にかかるリスク2:落下時、足を傷める

超小型犬や小型犬の足の骨は非常に細く、おんぶされている状態から地面に落ちたときなど、足を痛める恐れもあります。

愛犬にかかるリスク3:飼い主さんから愛犬の姿が見えない 

人間のあかちゃんのおんぶだと、知育的に「視野が広がり、脳への刺激が増えて、知的好奇心を育む」という説があります。けれども、いくら自分の子供同様に愛していても、犬は人間とは違います。また、拙いながらも人間同士であれば、言葉でコミュニケーションをとり、背中越しに意思を交わし合うことができますが、愛犬と会話を交わすことはできません。

世の中の人全てが善人で動物好きな人ばかりではないので、飼い主さんの背中に背負われている犬に対して、どんな悪戯をするか、犬にどんな危害を与えるか、全く予想できません。少しでもリスクを減らしたいと考えるのであれば、やはり犬を背負って移動するよりも、抱いて移動するべきではないでしょうか。

おんぶをせずに移動する方法

ソファーに座った腰痛もちの男性

キャリーを自転車の荷台に乗せ、しっかりと固定する

小型犬や中型犬なら、自転車の荷台にキャリーごと乗せることができます。荷台から落ちないようにしっかりとロープなどで固定しましょう。

スリングを利用する

スリングは、子犬や小型犬だけが使えるのではなく、素材によっては10キロほどの中型犬でも使えます。

ペットカートを利用する

あまり人ゴミの多い場所や段差が多い場所、森や山歩きをするときは不向きですが、電車などの公共交通機関を利用できるので、移動距離がぐっと伸びます。

おやつで誘導する

できるだけ自分の足で歩くように、「疲れて歩けない」という雰囲気を感じ取ったら、おやつで誘導して自分の足で歩かせるようにしましょう。

まとめ

散歩中に道端でばてるハスキー犬

散歩の途中で疲れたときなど、抱っこで運ぶには重い中型犬がおんぶで運ばれている姿は確かに愛らしいと思います。けれども、犬を日常的におんぶして運ぶのは、メリットよりもリスクの方が多いのではないでしょうか。

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