アジリティが犬に与える良い影響とは?やるとどんなメリットがある?

アジリティが犬に与える良い影響とは?やるとどんなメリットがある?

アジリティとは、イギリスが起源の人間と犬が力を合わせてたくさんの障害物を決められた時間にクリアしていくドッグスポーツです。このアジリティを体験すると、犬にはいろいろな良い影響があるのだとか。今回は、アジリティに挑戦するとどんなメリットがあるのかについてご紹介したいと思います。

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アジリティが犬に与える良い影響とは?

アジリティを楽しんでいる犬

嬉しい!楽しい!という感情を知ることができる

飼い主さんと意思を通じて、障害を越えていくという課題をこなしていくうちに、犬は「達成感」を感じ、飼い主さんの感情と同調して「嬉しい!」「楽しい!」という感情を知ることができます。

単調な生活を送っているだけでは、喜怒哀楽を感じることもなく、犬の感情も希薄になりがちです。犬は、飼い主さんのことが好きであればあるほど、飼い主さんと一緒の時間を過ごしたいと思っています。その上、飼い主さんとただ一緒に過ごすだけでなく、力を合わせて課題に挑戦し、その課題をクリアして喜びを分かち合うことは、犬にとってとても幸せなことではないでしょうか。

作業欲を満たすことができる

犬には、「作業欲」という欲求があります。獲物を追い駆け、捕まえたいと言う作業欲を持つ犬もいれば、何かを咥えて運びたい、という作業欲を持つ犬もいます。

アジリティでは、全力で障害物をこなしていきます。そのときの犬の表情は真剣そのもので、他のことは何も頭になく、すさまじさを感じるほどの集中力で競技に挑んでいます。この瞬間、おそらく犬はその犬が持っている作業欲を十分に満たし、結果はどうあれ、走り終わったときには満足しているはずです。

人間の意志に対して興味を持つ

アジリティは、ハンドラーの指示で決められた順番どおりに障害をクリアしていきます。練習の段階から、しっかりと人間の指示を聞ける能力がなければ成り立ちません。アジリティを経験することで充実感や達成感、喜びや楽しさを知った犬は、「次はどんな楽しいことをやるのかな?」と期待してハンドラーの指示を待つようになります。

アジリティに挑戦することで得られるメリット

アジリティをしている犬と女性

犬の能力を高める

犬の身体能力を高めるだけでなく、人間と意思を通じ合える知能も高めることができます。

愛犬の性質や体質をより深く知ることができる

本格的な競技を始めるのなら、経験豊かなトレーナーさんの指導を受ける必要があります。その際、犬それぞれが持つ性格によって訓練の方法も違い、また、犬の体質や体調の管理に関しても指導を仰ぐことになります。アジリティだけでなく、他のドッグスポーツにも言えることですが、犬の性質や体調について常に気を配り、犬と真剣に向き合った生活を送ることになります。それだけに、愛犬に対する理解度や愛情もより深くなり、絆も強くなります。

愛犬の性格に応じた接し方を知ることができる

プロのトレーナーさんや訓練士さんから指導を受けることで、客観的に愛犬の性格を知り、その性格に応じた接し方を学ぶことができます。

飼い主との信頼関係が深まる

愛犬と喜びを共有できる経験を積むことで、愛犬と飼い主さんとの信頼関係が深く、強くなります。

運動量を増やすことができる

アジリティは、競技場内をハンドラーも一緒に走ります。愛犬だけでなく、飼い主さんの運動量も増えて、健康増進に繋がります。

アジリティの基礎知識

飼い主に撫でられて笑顔の犬

いつから始める?

何歳からでも始められます。ただし、一歳未満の犬がアジリティを始める場合、関節を傷めないように練習の段階から注意が必要です。

レッスンの費用は?

警察犬訓練所、ドッグスクールなどでアジリティのトレーニングが受けられます。入会金、月会費などは非常に幅があります。本格的にアジリティ競技に挑戦するのであれば、競技会へ出場するための様々な費用がかかります。

例えば、遠征するのであれば高速代、ガソリン代、大会への参加費、宿泊費が必要となります。犬の体調を整えるための医療費や怪我や体調を崩した際の治療費も必要です。もちろん、犬とともに移動する場合は、ゲージごと犬を運べるだけの自家用車も欠かせません。

アジリティとエクストリーム

アジリティと非常に似ている「エクストリーム」というドックスポーツがあります。ハンドラーの指示で順番に障害をクリアしていくアジリティとは違い、エクストリームは、全速力で走ってコース上に現れる障害をどんどん越えていくスポーツです。

まとめ

アジリティの用具に手をかける子犬

私も、愛犬を家族に迎えるときにアジリティに挑戦したいと思っていました。しかし、会費が高価だったことと、アジリティのレッスンを受けられる場所が遠くて断念しました。でも、競技会に出るつもりはなくても、訓練の一環としてアジリティを楽しんでみるのもいいかな…と考え始めています。

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