犬は犬種ごとに10のグループがある!それぞれの歴史や特徴

犬は犬種ごとに10のグループがある!それぞれの歴史や特徴

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犬は犬種ごとにグループ分けされている事をご存知でしたか?ジャパンケネルクラブで定められている犬種ごとのグループは、なんと10ものグループがあり、それぞれに容姿の特徴、性格の個性があります。この記事では犬種のグループごとの歴史や特徴をご紹介していきます。

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①牧洋犬・牧畜犬グループ

走るウェルッシュ・コーギー・カーディガン

牧洋犬や牧畜犬は、牧場で家畜を誘導したり保護をするために訓練された作業犬になります。

・ウェルッシュ・コーギー・カーディガン

  • オーストラリアンシェパード
  • ジャーマンシェパードドッグ
  • ビアデッドコリー
  • ブービエデフランダースなど

紀元前4300年頃の古代エジプト地層から、羊の骨と一緒に牧羊犬と思われる犬の骨が発見されたため、牧洋犬や牧畜犬の起源はイラン周辺ではないかと考えられています。

もともとは見張りの仕事が大半だったため、力強い大型犬が活躍していましたが、被害が少なくなったころから、群れを誘導する際に活発に動くことができる中型犬や小型犬が選ばれるようになってきました。

多くの羊を誘導するための体力があり、気の強い傾向があるのがこのブループの特徴です。

②使役犬グループ

座るグレート・デーン

人間のために働いてくれる犬。番犬や警護犬、作業をする犬を使役犬とい呼びます。

  • グレートデーン
  • グレートピレニーズ
  • スタンダードシュナウザー
  • セントバーナード
  • ドーベルマンなど

現在でこそペットとして人間に飼われている犬ですが、その昔、犬は狼のように群れで暮らし狩りをして生きていた野生動物。人間と暮らすようになったきっかけは、人間が犬の狩猟能力を必要としたからです。

人間が狩りで採った獲物の残飯を犬に与え、手なずけることで猟の際のパートナーになりました。使役犬の歴史のスタートはこんなに古い時代の出来事だったと考えられています。

使役犬は体力や力強さが必要なため大型犬が多くなります。厳しい訓練に耐える能力や、人のために働き続けなくてはいけないので、賢く従順である必要があります。

③テリアグループ

海辺に立つアイリッシュ・テリア

穴の中に生息する小型の動物を狩るための猟犬がテリアグループになります。

  • アイリッシュテリア
  • ウェルシュテリア
  • ジャックラッセルテリア
  • スコティッシュテリア
  • 日本テリアなど

穴の中で生きている小さな動物を狩るため専用に品種改良されたのがテリアです。多くの犬種がイギリスが原産国になっています。

体格は小さいですが、非常に活発で体力があり運動能力が高いのが特徴。賢く頑固で負けず嫌いな犬種が多いです。

④ダックスフンド

草原を走るダックスフンド

巣穴の中にいるアナグマや兎を狩る猟犬。このグループのみ犬種がダックスフンドのみになります。その歴史は非常に古く、1番古いもので確認できているのが、古代エジプトの壁画。ダックスフンドに良く似た犬が刻まれている壁画が残っているようです。

ダックスフンドの祖先はジュラ・ハウンドと言われ、12世紀頃からピンシェルとの交雑により基本犬が誕生したと考えられています。その後、15世紀頃からテリアやスパニエルとの交配が始まり、ワイアーヘアやロングヘアーのダックスフンドが誕生しました。

ダックスフンドの最大の特徴である胴長で短足な体型は、巣穴の中にいるアナグマを狩るために改良された犬種だからです。

⑤原始的な犬・スピッツグループ

紅葉と秋田犬

日本犬を含む、スピッツ系の犬種がこちらのグループに属します。

  • 秋田犬
  • 甲斐犬
  • サモエド
  • 柴犬
  • チャウチャウ
  • 日本スピッツなど

このグループの犬種たちは遺伝子研究の結果、他のグループの犬種に比べると、遺伝子がオオカミに近い形質を残しているそうで「原始的な犬」というグループ名がついています。

容姿の特徴などは様々ですが、このグループに日本の犬が多く属しています。オオカミの遺伝子を色濃く残す原始的な日本犬は、縄文時代から人間達と一緒に暮らしていたそうです。

⑥嗅覚ハウンド

自然の中に立つダルメシアン

非常に優れた嗅覚を持ち、その嗅覚と大きな吠え声で獲物を追う獣猟犬。

  • アメリカンフォックスハウンド
  • ダルメシアン
  • ビーグル
  • ブラッドハウンド
  • ポルスレーヌなど

使役犬同様、非常に古い時代から獣猟犬として働いてきたこちらの犬種たちは、その優れた嗅覚を生かし、獲物の居場所を突き詰め、ハンターに知らせる役割がありますが。

嗅覚ハウンドは長く垂れた耳を持ち、良く響く大きな声をしているという特徴があります。

⑦ポインター・セターグループ

雪景色の中のアイリッシュ・セター

獲物を探し出し、その位置を人間に知らせる鳥猟犬。

  • アイリッシュセター
  • イングリッシュポインター
  • ブリタニースパニエル
  • ラージミュンスターレンダー
  • ワイマラナーなど

ポインターは「示し指す」を意味し、セターは「セット」を意味しています。獲物(ポイント)を見つけると、静かに伏せ(セット)してハンターに獲物の位置を知らせる仕事をしていました。

中型犬から大型犬が多く活躍する鳥猟犬。筋肉が引き締まりバランスのとれた美しい体型の犬種が多いです。猟の仕事以外の時は温厚で優しく、家族に甘える一面もある可愛らしい性格をしている犬種が多いようです。

⑧7グループ以外の鳥猟犬

草原の中のアイリッシュ・ウォーター・スパニエル

ポインター・セター以外の鳥猟犬。

  • アイリッシュウォータースパニエル
  • アメリカンコッカースパニエル
  • イングリッシュコッカースパニエル
  • ゴールデンレトリバー
  • ラブラドールレトリバーなど

ポインター・セターは静かに獲物の居場所を伝える鳥猟犬。こちらのグループは獲物の鳥を脅して飛ばせ、ハンターが打ち落とした獲物を回収するのがお仕事。

スパニエル系やレトリバー系が多く属しています。人とのコミュニケーション能力が高く、活発で賢い犬種が多いです。

⑨愛玩犬

舌を出す2頭のマルチーズ

家庭でペットとして飼われるための犬。主に小型犬が多いです。

  • シーズー
  • チワワ
  • パグ
  • プードル
  • マルチーズなど

愛玩犬として最も古い歴史を持つのがマルチーズと言われています。使役犬、猟犬として人間と暮らす犬は古い時代から多くいましたが、愛玩犬として初めて人に飼われたのがマルチーズ。15世紀頃のフランスで貴婦人の愛玩犬として人気が高かったようです。

愛玩犬は室内で飼えるよう、体の小さい小型犬が多く、性格は様々なものの従順でしつけがしやすく飼いやすい犬種が多いと言われています。

⑩視覚ハウンド

座るアイリッシュ・ウルフハウンド

優れた視力で獲物を追う猟犬。

  • アイリッシュウルフハウンド
  • アザワク
  • イタリアングレーハウン
  • ウィペット
  • ボルゾイなど

目で見ることで獲物をみつけ、追いかけて牙で捕らえるのが視覚ハウンドの仕事。優れた視力と共に走るスピードも非常に速く、犬種によっては最高速度70kmの速さで走るといわれています。小さな耳と長い足を持っている犬種が多く属しています。

まとめ

大きさ順に並んでいる犬

ご自宅の愛犬はどこかのグループに属していましたか?犬は様々な犬種がいる事は知っていましたが、こんなに細かくグループ分けされているのは驚きでした。

グループごとに持っている気質や性格、好きな遊び方や得意なことなど違いがありそうですね。愛犬の古い歴史やルーツを探ってみるもの楽しいかもしれません。

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