寿命が長い傾向にある犬の特徴とは?
犬の寿命は一昔前に比べると非常に長くなりました。現在では15歳を超える長寿の犬も多くいます。では、現代の日本と同じように長寿の傾向にある犬たちの中でも、特に長生きする犬にはどのような傾向があるのでしょうか。
一般的に大型犬よりも小型犬の方が長生きする傾向があると言われています。一説によると、小型犬よりも大型犬の方が歳をとるスピードが早いからと考えられています。他にも大型犬は癌を患いやすいことや胃捻転を発症しやすいことが関係しているとも言われています。
しかし、もちろん平均寿命よりも長く生きる大型犬も多いですし、反対に残念ながら平均寿命まで生きることができない小型犬もいます。一概に小型犬だから長生き、大型犬だから寿命が短いとは言えないのです。
寿命が長い犬種は?
では、一般的に長く生きる傾向が強いと考えられている犬種はどのような犬種が当てはまるのでしょうか。今回は平均寿命を元に、寿命が長い傾向にある3つの犬種を特徴や飼うときの注意点と共にご紹介します。
1.マルチーズ
まずはマルチーズです。ふわふわとした白い被毛が愛らしく特徴的な犬種です。基本的にマルチーズは素直な性格の犬が多く、飼い主に対し甘えるような姿を見せることが多いです。また穏やかな性格の子が多いため、日本国内では家庭犬として人気が高いです。
普段は穏やかな性格のマルチーズですが、知らない人が家にやって来ると大好きな家族を守ろうと吠えて威嚇をするなど警戒心が強い一面を見せることもあります。
マルチーズを飼う際は、こまめにブラッシングすることを心がけましょう。被毛の長いマルチーズの場合、ブラッシングを怠ると被毛が絡まってしまい衛生的にも良くありません。また垂れ耳のため、外耳炎に注意が必要です。
2.ミニチュアダックスフンド
ダックス犬種の中でも特に小さな体のミニチュアダックスフンドも長寿の傾向が強い犬種です。外見の特徴としては胴長短足が特徴的です。またマズル部分が長めである点もミニチュアダックスフンドを含めたダックスフンド犬種の特徴です。
胴長短足でありながらも性格は活発的な子が多く、明るい性格のため遊ぶことも大好きです。したがって、小型犬に分類されるミニチュアダックスフンドですが、散歩時間は他の小型犬種に比べると長めです。
活発で明るいミニチュアダックスフンドですが、実は頑固で警戒心が強い一面を持ちます。そのため、家族に迎えたらしつけをしっかりしましょう。興奮してしまったときに飼い主がコントロールできるよう訓練することが重要です。
3.ヨークシャーテリア
ヨークシャーテリアは上品な被毛が愛らしい超小型犬に分類される犬種です。とても小さく愛らしい見た目とは裏腹に、非常に勇敢で頑固な性格の犬が多いです。これは猟犬だった頃の性格が影響していると考えられています。
しかし、一度リーダー(飼い主)と認識した相手に対してはとても従順で、愛情深い一面を存分に見せてくれます。そのため、飼い主にのみ甘えんぼうな性格を見せるところが魅力という人も多いです。
ヨークシャーテリアを飼う際は、とにかくしつけが重要です。可愛いからと甘やかしてしまうと勇敢で頑固な性格が災いし、飼い主でさえも手に負えないほどわがままになってしまうことも珍しくありません。
まとめ
いかがでしたか。一般的には小型犬の方が長生きしやすいと言われていますが、必ずしもそうとは言い切れません。大型犬であっても長生きする犬は多くいます。寿命に関係なく、大切な愛犬にとって素敵な生涯を送れるような愛情を与えてあげることが大切です。この機会にぜひ、飼い主である私たちが今、愛犬にしてあげられることを改めて考えてみましょう。