人気の犬ランキング!どの犬種が飼われている?
人気の犬種は、時代によって変わります。昔は番犬としての役割を期待して、日本犬や中型の雑種を飼う人が多かったように思います。西洋の純血種を飼う人は今よりだいぶ少なかったようです。
今では犬に対する見方や犬に求めるものもずいぶん変わり、大切な家族の一員として犬と暮らす人が増えました。住宅事情も昔とは異なりますので、おのずと人気犬種も変わってきています。
ここから、大きさ別の人気犬種について、一覧表形式で詳しく述べていきたいと思います!
小型犬ランキング人気トップ10
1位 トイプードル
たると ちゃん(♂)
- 体高:24~28cm
- 体重:3~4kg
- 原産国:フランス
- 一般的な価格:15万円
10年以上人気犬種ナンバーワン
トイプードルは、ここ10年以上人気犬種ナンバーワンの地位をキープしています。かわいいだけでなく、トリミングで色々なスタイルが楽しめ、とても賢いところが人気の秘密ではないでしょうか。
また、抜け毛が少ない、体臭が強くないなど、一緒に暮らしやすい特徴を備えているところも、トイプードルの人気の理由と言えます。
2位 チワワ
まろん ちゃん(♀)
- 体高:12~20cm
- 体重:1~3kg
- 原産国:メキシコ
- 一般的な価格:15万円~
小さくても活発!家族の人気者
チワワもこのところ人気犬種にずっとランクインしています。体が小さいので、狭い家でも飼いやすく、それでいて犬らしい活発さにあふれているところが魅力ですね。
毛色が豊富なところも、チワワの魅力です。被毛のタイプもスムースとロングがあり、見た目がさまざまで、お気に入りの子を見つけやすいのかもしれませんね。
3位 ミニチュアダックスフンド
ここ ちゃん(♀)
- 体高:13~15cm
- 体重:3.5~4.8kg
- 原産国:ドイツ
- 一般的な価格:10万円~
ダックスフンドのミニチュアサイズ
ミニチュアダックスフンドの元になっているのは、スタンダードなサイズのダックスフンドです。ダックスフンドは、ドイツでアナグマ猟に使われていた猟犬です。
元々猟犬なので、とても活発です。陽気な性格という点も、人気の理由だと思います。
4位 ミックス犬(体重10kg未満)
はる ちゃん(♂)
- 体高:親犬によりさまざま
- 体重:10kg未満
- 一般的な価格:10万円~
とにかくかわいい!親犬のいいとこどりになることも
小型犬のランキングでは、体重10kg未満のミックス犬が堂々の3位です。この場合のミックス犬とは、ハーフ犬やハイブリッドドッグとも呼ばれ、主に親犬が違う純血種同士の組み合わせで生まれた犬のことです。いわゆる「雑種」であることに変わりはありませんが、祖先にどんな犬種がいるのか分からない場合の雑種とは区別して呼ばれることもあります(ただし、雑種=ミックス犬と呼ぶ人もいます)。小型のミックス犬の中では、トイプードルを元にした、「プードルハイブリッド」が人気のようです。マルチーズとのミックス「マルプー」、チワワとのミックス「チワプー」など、さまざまな純血種同士のミックス犬が人気です。
また、ミックス犬はそれぞれの親犬のいいところを受け継いでいることもあります。
5位 ポメラニアン
たむ ちゃん(♂)
- 体高:18~24cm
- 体重:1.5~3.5kg
- 原産国:ドイツ
- 一般的な価格:15万円~
もふもふの外見がかわいい!
ポメラニアンの魅力は、何と言ってももふもふの被毛とかわいらしい顏ですね。とても利発な犬種で、飼い主とコミュニケーションをとるのが大好きです。
ダブルコートで被毛の量が多いので、夏は暑がるかもしれません。こまめなブラッシングで抜け毛をしっかりと取り除く必要があります。サマーカットにすると、柴犬風になるところもかわいいですね。
6位 ミニチュアシュナウザー
アロ ちゃん(♀)
- 体高:30~35cm
- 体重:4~8kg
- 原産国:ドイツ
- 一般的な価格:20万円~
凛々しい小型犬!
中型のスタンダードシュナウザーに他の犬種を交配して小型化したのがミニチュアシュナウザーです。小型ながら、大型犬のようなたくましさと凛々しさをもち、賢くエネルギッシュ。スタイリッシュな見た目ながら好奇心旺盛で遊び好きなところが人気の理由でしょうか。
7位 ヨークシャーテリア
✤cocoa✤ ちゃん(♀)
- 体高:約20cm
- 体重:2~3kg
- 原産国:イギリス
- 一般的な価格:15万円~
根強い人気!シルクのような被毛が魅力
ヨークシャーテリアは、他の人気犬種に比べて、わりと昔からよく飼われていた犬種です。美しい被毛が魅力で、室内犬として人気だったのでしょう。
優美な外見と裏腹に、なかなかガッツがあるのも、ヨークシャーテリアの魅力です。テリア気質を受け継いでいて、勇敢で負けず嫌いな性格です。飼い主に篤い信頼を寄せるところも、かわいらしいですね。
8位 マルチーズ
プリン ちゃん(♂)
- 体高:25cm前後
- 体重:2~3kg
- 原産国:イタリア
- 一般的な価格:20万円~
純白の被毛で根強い人気
マルチーズも、ヨークシャーテリアやシーズーと同じく、昔から人気のある犬種です。魅力はやはり真っ白な被毛!お手入れはやや大変ですが、純白の被毛はマルチーズの最大の魅力です。
筆者はマルチーズを多頭飼いしたことがありますが、実は決して初心者向きとは言えない犬種だと思います。意外と頑固で、警戒心が強く、しつけには根気がいります。でも、本当に愛情たっぷりの犬種で、一度マルチーズと暮らすと、虜になってしまうほどかわいいです。
9位 シーズー
五郎 ちゃん(♂)
- 体高:20~27cm
- 体重:4.5~8kg
- 原産国:中国
- 一般的な価格:18万円~
穏やかで明るく、丈夫な犬種
シーズーもヨークシャーテリアと同じく、根強い人気を誇る犬種です。やはり長毛犬で、優雅な外見が魅力です。
シーズーは性格が穏やかで明るく友好的なので、初心者でも飼いやすい犬種と言われています。体も小さすぎず、がっしりとしているところもいいですね。
10位 パグ
ふくちゃん(♀)
- 体高:25~33cm
- 体重:6.3~8.1kg
- 原産国:中国
- 一般的な価格:18万円~
昔から人気の短頭種
パグは、ギョロリと飛び出しぎみの目と、短いマズルが特徴の短頭種の中でも昔から人気があります。鼻ぺちゃ犬の代表格ですね。明るく活発で遊び好き。頑固な一面もありますが、そこもまたかわいさの一つでしょう。一度飼うと、またパグを迎えたいと思うほど、やみつきになる犬種だそうです。近年人気のフレンチブルドッグと同様、短頭種ゆえの呼吸器や皮膚のトラブルを起こすことがあります。
その他の人気の小型犬
- パピヨン
- キャバリアキングチャールズスパニエル
- ジャックラッセルテリア
- ミニチュアピンシャー
- イタリアングレーハウンド
ランキングには入っていませんが、上記の5犬種も人気です。お散歩で見かけることもよくありますね。
パピヨンは、大きな耳と飾り毛がチャーミングで、明るく元気いっぱいの犬種です。見た目もかわいいですし、比較的初心者でも飼いやすい犬種とも言われています。
キャバリアもおなじみの小型犬ですね。少しウエーブのある毛並みで、白と茶のまだら模様の犬を最も多く見かけます。キャバリアもやはり賢く、とても友好的な性格という点では、初心者向けの犬種かもしれません。
ジャックラッセルテリアは、小型犬ながら非常に活発な犬種で、とてもエネルギッシュです。一緒に外で活動したりドッグスポーツを楽しみたい人に向いている犬種です。
ミニチュアピンシャーは、小さいながらも大型犬のような自信にあふれたたたずまいを持つ犬種です。とても小さいドーベルマンのような外見が魅力ですね。とても活発で、警戒心の強い犬種です。吠え癖がつかないように注意が必要ではあります。
イタリアングレーハウンドは、この5年ほどの間に、飼う人が増えたように思います。「イタグレ」と略して呼ばれるほど、おなじみの犬種になってきました。中型のウィペットや大型のグレイハウンドとそっくりな見た目をしていますのでレースドッグのイメージがあるかもしれません。イメージの通り、走るのが大好きでサイトハウンドとしての一面も残っていますが、小型犬らしい甘えん坊なところもあり、とても愛情深く、飼い主によくなつく犬種と言われています。
《参考》一般社団法人ジャパンケネルクラブ 2021年犬種別犬籍登録頭数
中型犬ランキング人気トップ10
1位 柴犬
くま ちゃん(♂)
- 体高:35~41cm
- 体重:7~11kg
- 原産国:日本
- 価格:10万円~
小型でも「ザ・日本犬」
柴犬は日本犬の中で一番人気の犬種です。日本犬の中では最も小型でマンションなどでも飼えるサイズですし、大型の日本犬よりも比較的飼いやすいのが人気の理由です。最近は、柴犬の中でも体の小さい豆柴と暮らす人も多いですね。
均整のとれた美しい体に、キリっとした顏が魅力的ですね。
2位 フレンチブルドッグ
KING ちゃん(♂)
- 体高:24~35cm
- 体重:8~14kg
- 原産国:フランス
- 一般的な価格:22万円~
「フレブル」の愛称で人気の鼻ぺちゃ犬
中型犬ランキングの2位を飾るフレンチブルドッグは、がっちり体型と表情豊かなところが魅力です。フランス原産ですし、おしゃれな印象を受けますね。
フレンチブルドッグは愛情深く、ユーモラスなところも魅力で、家族の人気者になってくれそうです。
3位 ウェルシュコーギーペンブローク
ハナスカイ ちゃん(♀)
- 体高:25~30cm
- 体重:9~12kg
- 原産国:イギリス
- 一般的な価格:22万円~
王室で愛されるイギリスを代表する犬種
ウェルシュコーギーペンブロークは、現在の女王エリザベス2世が特に愛した犬種です。活発で明るい性格は、女王だけではなく多くの人を魅了しているでしょう。
ダックスフンドと同じように、ウェルシュコーギーペンブロークも胴長短足の犬です。とても力強いからだつきで、働き者でもあります。抜け毛が多いのが、やや難点と言えるかもしれません。
4位 ボーダーコリー
マーティー(♂)
- 体高:48~53cm
- 体重:14~23kg
- 原産国:イギリス
- 一般的な価格:18万円~
とってもお利巧さん!活発な牧羊犬
ボーダーコリーの魅力は、何と言ってもその賢さです。ブリティッシュコロンビア大学のスタンレー・コレン博士によって行われた研究では、賢さランキングで1位に輝いた犬種です。
生粋の牧羊犬なので、知能も高く、働き者で、飼い主に忠実です。運動量が豊富なので、愛犬と一緒に屋外で過ごすのが好きな飼い主さんに向いています。
5位 ビーグル
桜太(おうた) ちゃん(♂)
- 体高:33~40cm
- 体重:7~15kg
- 原産国:イギリス
- 一般的な価格:13万円~
たれ耳とハウンドカラーがかわいい中型犬
ビーグルは集団で狩りの手伝いをしていた犬なので、他の犬に対して友好的です。大きな声で吠えながらコミュニケーションをとるため、都会で飼育するには、しっかりとしたしつけが必要となります。
ビーグルはとても楽天的で明るく、気分にむらの少ない犬種なので、中型犬としては飼いやすいところが人気の理由だと言えるでしょう。とてもエネルギッシュで、運動量も豊富です。
6位 シェットランドシープドッグ
未来 ちゃん(♀)
- 体高:35.5~37cm
- 体重:7~12kg
- 原産国:イギリス
- 一般的な価格:15万円~
「シェルティ」の愛称で親しまれる犬種
シェットランドシープドッグは、「シェルティ」と略されて呼ばれ、昔から日本でも人気のある犬種です。コリーを小さくしたような外見です。
人気の理由は、優雅な外見だけでなく、賢くて活発なところでしょう。笑顔のように見える顔がかわいいところも、多くの人に愛される理由だと思います。
7位 アメリカンコッカースパニエル
HARRY ちゃん(♂)
- 体高:34.3~39.3cm
- 体重:7~13kg
- 原産国:アメリカ
- 一般的な価格:15万円~
明るい性格とゴージャスな被毛
アメリカンコッカースパニエルは、ゴージャスな被毛を持ちとてもかわいらしい顔の中型犬です。とても明るくてフレンドリー、遊び好きな性格という点では、初心者でも飼いやすい犬種と言えます。ドッショーで見るような長いコートを維持するためにはお手入れに時間がかかりますが、もっと楽にお手入れのできるペットカットを楽しむこともできます。
もともと猟犬なので、運動はそれなりに必要とします。なるべくたくさん愛犬と遊んだり散歩に行ったりして過ごせる方には、お勧めの犬種です。
8位 日本スピッツ
ロビン ちゃん(♂)
- 体高:30~38cm
- 体重:5~11kg
- 原産国:日本
- 一般的な価格:25万~
ブーム再び!気質の改良が決め手
日本スピッツは、戦後まもなくの日本で人気のあった犬種です。当時は番犬気質を強く残していたので、「よく吠える犬」というイメージがつき、徐々に人気を失いました。
現在の日本スピッツは、穏やかな気質に改良され、以前よりも吠えない犬種となっているそうです。真っ白でもふもふの毛並みが魅力で、フレンドリーな子が多いですよ。
9位 ブルドッグ
- 体高:33~41cm
- 体重:23~25kg
- 原産国:イギリス
- 一般的な価格:35万円~
コワモテだけど優しい忠犬
ブルドッグはコワモテ犬の代表格ですが、いかつい外見に反して、愛情深い犬種です。ユーモラスな一面もあり、飼い主を笑わせてくれる愛嬌者でもあります。
勇敢で、物事に動じないところも魅力です。強くて忠実なパートナーを求める人には、ぴったりの犬種かもしれません。
10位 ウェストハイランドホワイトテリア
Ryugo ちゃん(♂) /
- 体高:25~28cm
- 体重:7~10kg
- 原産国:イギリス
- 一般的な価格:30万円~
昔から人気のテリア
ウェスティーの愛称で親しまれている、日本で昔から人気のテリアです。白くてかわいらしい見た目をしていると共にテリア気質をしっかり残していて、陽気で遊び好きな反面、自立心が旺盛なところもあります。
活動的で遊びをたっぷり必要としますので、かわいらしいけれどもアクティブな犬と過ごしたい、テリアが好き、という方に向いているでしょう。
その他の人気の中型犬
- ウィペット
- イングリッシュコッカースパニエル
- ミニチュアブルテリア
- バセットハウンド
- サルーキー
ランキング10位には入っていませんが、この5犬種も人気の中型犬です。
ウィペットは、もともとレースドッグとして生み出された犬種で、とても足が速いです。すらりとした機能的な体つきが特徴で、ファッショナブルな雰囲気もあります。
イングリッシュコッカースパニエルは、アメリカンコッカースパニエルの基となった犬種です。アメリカンより少し体高が高く、被毛の量が少なく顔もアメリカンほど丸みを帯びておらず、猟犬としての特徴を強く残しています。
ミニチュアブルテリアは小さなブルテリアです。元々は牛相手の闘犬として作られましたが、闘犬が廃止されてからはペットとして改良されてきました。活発で遊び好き、ユーモラスな表情や仕草を見せてくれる犬種です。
バセットハウンドは、大きなたれ耳と胴長短足の体つきが特徴です。マイペースでおっとりとした性格で、低い吠え声を持つ犬種です。
サルーキは、まだ珍しい犬種かもしれませんが、徐々にメジャーになってきているようです。サイトハウンドらしいすらりとした体つきと貴族的な雰囲気、穏やかな性格が魅力です。
大型犬ランキング人気トップ10
1位 ゴールデンレトリバー
さよし くん(♂)
- 体高:51~61cm
- 体重:25~34kg
- 原産国:イギリス
- 一般的な価格:22万円~
黄金の毛並みが美しいレトリバー
ゴールデンレトリバーは、一見ラブラドールレトリバーの長毛種のように見えるかもしれませんが、犬種の成り立ちは異なります。でも、性格はラブラドールレトリバーと同じく、とても温和で優しいです。
黄金の美しい被毛も、ゴールデンレトリバーの魅力です。体が大きくて毛が長めなので、抜け毛が多いように思えますが、週に何度かブラッシングして、月に1回程度シャンプーしてあげれば、それほど毛が抜けることはありません。
2位 ラブラドールレトリバー
- 体高:54~57cm
- 体重:25~36kg
- 原産国:イギリス
- 一般的な価格:18万円~
温和で従順な大型犬
ラブラドールレトリバーの人気の理由は、何と言っても賢さでしょう。盲導犬を務めるほど頭が良く、人間の役に立つのが大好きなので、トレーニングにも喜んでついてきます。
性格が優しく、温和なところも、ラブラドールレトリバーの最大の魅力の一つです。他の犬や、飼い主以外の人間にもフレンドリーな態度で接するので、お散歩が楽しくなりそうですね。
3位 シベリアンハスキー
- 体高:50.5~60cm
- 体重:15.5~28kg
- 原産国:アメリカ
- 一般的な価格:28万円~
マンガ「動物のお医者さん」でブームに
シベリアンハスキーは、マンガ「動物のお医者さん」の主人公の飼い犬「チョビ」をきっかけに、一大ブームを巻き起こした犬種です。でも、ダブルコートで抜け毛が多くお手入れが大変なことや必要な運動量を満たしてあげることが大変なことなどから、たくさんのハスキーが飼育放棄されるなどした悲しい過去もあります。
顏の模様のせいでこわそうに見えますが、とても温和でフレンドリーな犬種です。そり犬として使われてきたので、集団で働くための社会性も高く、前向きな性格です。外見と中身のギャップが、とてもかわいいですね。
4位 バーニーズマウンテンドッグ
- 体高:58~70cm
- 体重:36~45kg
- 原産国:スイス
- 一般的な価格:40万円~
トライカラーが特徴の優しい大型犬
バーニーズマウンテンドッグの特徴は、黒、白、タンのトライカラーの毛色です。バーニーズマウンテンドッグの毛色は、この1種類だけです。
たれ耳で、いかにも優しそうな外見そのままの、愛情たっぷりの大型犬です。子どもがいる家庭にも向くような、家族に対して愛情深いところが魅力です。
5位 秋田犬
カイ君(♂)
- 体高:58~70cm
- 体重:25~45kg
- 原産国:日本
- 一般的な価格:15万円~
日本犬唯一の大型犬
柴犬に代表される日本犬ブームと共に国内でも人気が上昇しているようです。日本犬の中で最大の犬種で、東北地方でマタギ犬として用いられていた犬を基に発展しました。
温和で飼い主に忠実、冷静沈着な性格だと評されています。
6位 ジャーマンシェパードドッグ
- 体高:55~65cm
- 体重:22~40kg
- 原産国:ドイツ
- 一般的な価格:28万円~
警察犬を務めるほど賢い犬種
ジャーマンシェパードの特徴は、やや腰が下がった体つきです。歩く姿も堂々としていて、カッコいいところが魅力ですね。
ジャーマンシェパードは、とても賢くて、訓練性も高いです。キリっとしたイメージがありますが、飼い主に対しては甘えん坊になるところが、かわいい犬種です。
7位 ボルゾイ
ガジラ ちゃん(♂
- 体高:68~85cm
- 体重:28~48kg
- 原産国:ロシア
- 一般的な価格:20万円~
優雅なサイトハウンド
ボルゾイは、王子様のような優雅な外見が魅力で、見かけると思わずうっとりしてしまいます。少しカールした被毛と、すらりと脚の長いルックスが特徴で、落ち着いた性格です。もともと猟犬なので、お散歩中に動く物を見つけると、衝動的に追いかけてしまうこともあり、サイトハウンドの特性を理解したトレーニングは欠かせません。
8位 フラットコーテッドレトリバー
- 体高:56.5~61.5cm
- 体重:25~36kg
- 原産国:イギリス
- 一般的な価格:35万円~
「フラッティ」の愛称で親しまれるレトリバー
またしてもレトリバー種がランクインしていますね!それだけレトリバー種は温和で飼いやすいのでしょう。
フラットコーテッドレトリバーは、ラブラドールレトリバーより少しコンパクトな体つきで、軽快感があります。性格は陽気で、とてもスポーティです。運動量が豊富なので、長めの散歩が必要です。
9位 グレートピレニーズ
- 体高:65~80cm
- 体重:39~60kg
- 原産国:フランス
- 一般的な価格:30万円~
真っ白でふわふわ!抱きしめたくなる大型犬
グレートピレニーズの最大の特徴は、真っ白の被毛です。まさにもふもふ!思わず抱きしめたくなるような、ふわふわの毛が魅力です。
性格は、家族に対してはとても優しい反面、知らない人には警戒心を抱きます。番犬として優れていますが、高圧的な性格にならないよう、しっかりとしたトレーニングが必要です。
10位 ダルメシアン
- 体高:54~61cm
- 体重:24~32kg
- 原産国:クロアチア
- 一般的な価格:30万円~
「101匹わんちゃん」でおなじみの白黒犬
ダルメシアンといえば、映画「101匹わんちゃん」のイメージがありますね。白地に黒か茶色のスポット模様が、ダルメシアンの最大の特徴です。
コンパクトでスマートな体つきも、ダルメシアンの特徴です。19世紀のイギリスでは、富裕層の馬車の伴走をする犬として人気があったので、ダルメシアンは走るのが大好きです。家族に対しては人懐こく振る舞いますが、他の人には一定の警戒心を抱くことが多いようです。
その他の人気の大型犬
- ワイマラナー
- ドーベルマン
- セントバーナード
- サモエド
- ボクサー
ランキングには入っていませんが、上記の5犬種も人気の大型犬です。
ワイマラナーは、つやつやしたグレーの毛がとても美しい犬種です。性格は、家族には愛情深く、よその人にはある程度の警戒心を抱きます。とても忠実な犬種と言えますね。
ドーベルマンは筋肉質でスマートな体を持ち、「犬のサラブレッド」と呼ばれるほど美しい姿をしています。警察犬のみならず軍用犬に使われるほど屈強な犬種で、非常に訓練性能が高い犬種です。きちんとトレーニングと運動ができる飼い主さんに向いています。
セントバーナードは、ランキングには入っていないものの、大型犬の代表格と言える犬種です。アルプス山脈で、遭難者を救助してきた犬として有名ですね。ただ、大きい子だと、体重が80kg近くなるほどの大型犬なので、なかなか家族に迎えるのは難しい場合もあるでしょう。性格はとても温厚で落ち着いているので、体の大きいわんちゃんと暮らせる家に住んでいる方にとっては、頼りになる相棒となるでしょう。
サモエドは、日本スピッツを大きくしたような外見をしています。白くてふわふわな大型犬です。性格は明るく友好的で遊び好き。サモエド・スマイルと呼ばれる、笑っているように見える顔も魅力的です。
ボクサーは強そうな外見がカッコいい犬種です。つやのある短毛で、茶系の色と白が様々な割合で入ります。コワモテの犬種ですが、性格は明るく遊び好きです。しっかりトレーニングができて、たくさん運動させてあげられる飼い主さんに向いています。
ミックス犬(ハーフ犬)ランキング人気トップ10
(こちらのランキングは、ネット上の複数の記事をリサーチして著者が独自にまとめました。)
1位 チワックス(チワワ×ダックスフンド)
- 体高:12~15cm
- 体重:3~4kg
- 一般的な価格:20万円~
ミックス犬人気ナンバーワン
チワックスは、ダックスフンドの特徴を受け継いで胴長短足の子が多いです。ダックスフンドの体にチワワの顏がとてもかわいらしくて、ミックス犬の中でも一番の人気を誇ります。
チワックスは明るく活発な子が多いでしょう。チワワもダックスも警戒心から吠えることがある犬種なので、チワックスもその気質が現れやすいでしょう。社会化としつけをうまく行えば、好奇心旺盛で甘えん坊な、一緒に暮らすのが楽しいわんちゃんになります。
2位 マルプー(マルチーズ×トイプードル)
- 体高:20~25cm
- 体重:3~4kg
- 一般的な価格:10万~25万円
プードルハイブリッドの中で一番人気
プードルと他の純血種のミックス犬を「プードルハイブリッド」と言いますが、マルプーはその中で一番の人気者です。トイプードルのミックス犬は、プードルの賢さを受け継いでいることでしょう。
マルプーの魅力は、何と言ってもかわいらしい外見です。マルチーズの愛らしさと、プードルの毛色・毛質を受け継ぐ子が多いようです。
3位 チワプー(チワワ×トイプードル)
- 体高:12~25cm
- 体重:3~4kg
- 一般的な価格:25万円~
人気犬種同士のミックス犬
チワワとトイプードルと言えば、小型犬ランキングの1位と2位を飾るほどの人気犬種です。ミックス犬ランキングでも1位ではないのが不思議なぐらいですね。チワワのような体形に、プードルの被毛を受け継ぐ子が多いです。
性格は、陽気で活発だったり警戒心が強かったりするようです。
4位 ポメプー(ポメラニアン×トイプードル)
- 体高:15~25cm
- 体重:3~5kg
- 一般的な価格:30万円~
ふわふわの外見がかわいいミックス犬
ポメプーは、ポメラニアン寄りになるか、プードル寄りになるかで、大きく外見が変わってきますが、どちらにしても愛くるしい顏とふわふわの被毛が特徴です。
性格は、元気いっぱいで好奇心旺盛。まさにポメラニアンとトイプードルの「いいとこどり」と言えます。ただし、警戒心や要求吠えが強くなることも。ミックス犬では、親の犬種が同じ組み合わせでも親によって性格が様々なので、その子に合わせたしつけをしましょう。
5位 ダップー(ダックスフンド×トイプードル)
- 体高:15~25cm
- 体重:3~4kg
- 一般的な価格:20万円~
胴長のプードル?多様な毛色が魅力
ダックスフンドのミックス犬は、基本的にダックスフンドの胴長短足という特徴を受け継いで生まれてきます。ダップーも、胴長のプードルと言えるような外見で、ロングコートのダックスフンドが親の場合は被毛はプードルのようにカールします。
ダップーは、被毛の色がバラエティに富んでいるところも魅力です。性格は、明るく活発な子が多いです。トイプードルのミックス犬は、しつけを覚えやすいところがいいですね。
6位 コッカプー(アメリカンコッカースパニエル×トイプードル)
- 体高:25~38cm
- 体重:5~11kg
- 一般的な価格:20万円~
アメリカで大人気のミックス犬
コッカプー(コッカープー)は、アメリカンコッカースパニエルとトイプードルの気性を受け継いで、とてもフレンドリーな性格です。ミックス犬の中でも、飼いやすい組み合わせと言えるかもしれません。
プードルの被毛を受け継ぎ、カールした毛となります。体つきは、アメリカンコッカースパニエルの特徴を備えていて、トイプードルより大きく頑丈な感じです。
7位 チワマル(チワワ×マルチーズ)
- 体高:20~25cm
- 体重:3~4kg
- 一般的な価格:20万円~
甘えん坊なところがかわいいミックス犬
チワマルでは、マルチーズの体にチワワの顏になる子が多いようです。想像しただけでもかわいいですね!被毛がマルチーズ寄りになると、抜け毛が少ないのもうれしいところです。
性格は甘えん坊で、飼い主さんが大好き!ただし、甘やかしすぎると、ワガママな一面が出てくることも。けじめと適切なしつけは大事です。
8位 キャバプー(キャバリア×トイプードル)
- 体高:25~31cm
- 体重:5~7kg
- 一般的な価格:20万円~
フレンドリーで飼いやすいミックス犬
キャバプーは、キャバリアの体つきに、プードルの被毛を持つことが多いです。もこもこのキャバリア?と言ったところでしょうか。
性格は、とてもフレンドリーで、他の人や犬とも仲良くできることが多いようです。トイプードルの賢さも併せ持っているでしょう。
9位 ポメチワ(ポメラニアン×チワワ)
- 体高:20~25cm
- 体重:3~4kg
- 一般的な価格:20万円~
ポメラニアンの被毛とチワワの瞳がかわいい!
ポメチワは、ポメラニアンのふわふわの被毛を受け継ぐ子が多いので、全体としてはポメラニアンとしての印象を与えるミックス犬です。顏はチワワに似ているので、目がくりくりしていてかわいいですよ。
ポメラニアンの被毛と同じく、ポメチワもトリミングが必要です。被毛のお手入れは、しっかりやってあげましょう。性格は、明るくて甘えん坊な半面、勇敢な一面もあります。やや番犬気質を持つ子もいるでしょう。
10位 マルシーズー(マルチーズ×シーズー)
- 体高:25~30cm
- 体重:4~7kg
- 一般的な価格:25万円~
長毛種の代表犬種同士のミックス犬
マルチーズとシーズーといえば、人気ランキングにも入るほど、小型の長毛種の代表格です。そんな2犬種のミックス犬はと言えば、やはり長毛ですが、色はマルチーズと同じく真っ白な子と、シーズーのように茶系と黒が混じった子がいます。顔はシーズー寄りになることが多いようです。
長毛種は抜け毛が多いというイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、マルチーズもシーズーも抜け毛が少ないので、マルシーズーも同じです。性格は温厚ですが、頑固な一面が見られることもあるので、しつけはしっかりと行いましょう。
その他の人気のミックス犬
- ポンスキー(ポメラニアン×シベリアンハスキー)
- ラブラドゥードゥル(ラブラドールレトリバー×プードル)
- ポメックス(ポメラニアン×ダックスフンド)
- シープー(シーズー×トイプードル)
ランキングには入っていないものの、上記の5種も人気のミックス犬です。
ポンスキーは、名前はちょっと間抜けですが、ポメラニアンのような被毛にシベリアンハスキーのような模様が入っていて、きりりとした外見が魅力です。ハスキーのような大型犬ではなく、小型犬~中型犬サイズに収まるようです。
ラブラドゥードゥルは、ラブラドールレトリバーの賢さと、プードルの抜けにくい被毛が合わさったところが、最大の特徴です。サイズは、中型犬から大型犬程度と、幅があります。ラブラドールレトリバーとスダンドールプードルの交配によって生まれた子や、ラブラドゥードゥル同士の交配によって生まれた子がいます。また、オーストラリアではラブラドールレトリバーとスタンダードプードルの交配で生まれた子を基に他の犬種も掛け合わせ、抜け毛が少なく多方面で活躍できる性質と才能を持つ犬を求めて盛んに交配が行われ、オーストラリアン・ラブラドゥードルとして犬種の固定や認定が目指されています。
ポメックスも、ダックスフンドのミックス犬の特徴として、基本的に胴長短足で生まれてきます。ポメラニアンの被毛を受け継いで、ロングコートのミニチュアダックスより、ふさふさの毛が生えています。
シープーは、シーズーのような外見に、ややカールしたモコモコの被毛が特徴です。性格はフレンドリーで活発なことが多いでしょう。
海外で人気の犬種ランキングトップ10
アメリカの人気犬種(2021年)
- 1位「ラブラドールレトリバー」
- 2位「フレンチブルドッグ」
- 3位「ゴールデンレトリバー」
- 4位「ジャーマンシェパード」
- 5位「プードル」
- 6位「ブルドッグ」
- 7位「ビーグル」
- 8位「ロットワイラー」
- 9位「ジャーマンショートヘアードポインター」
- 10位「ダックスフンド」
アメリカで人気の犬種ランキングは、やはり日本とは違いますね。ラブラドールレトリバーやジャーマンシェパード、ゴールデンレトリバーが上位を占めているあたり、大きい犬が好まれる傾向があるのがわかります。
日本で好まれるような小型犬は、ヨークシャーテリアしかランクインしていません。プードルとダックスフンドもランクインしていますが、それぞれトイとミニチュア、スタンダードを併せた数、ミニチュアとスタンダードを併せた数でのランキングです。中型犬は、フレンチブルドッグが一番人気で、次いでブルドッグとビーグルが4位から6位を占めています。アメリカでも近年短頭種の人気が上昇し、フレンチブルドッグの人気が急上昇しました。
アメリカで大型犬が好まれるのは、一つには住宅事情が日本と異なるという理由が挙げられます。日本より住宅が広かったり、犬を存分に運動させてあげられる環境が整っているので、大型犬と暮らしやすいと思われます。
もう一つの理由は、犬に対する考え方の違いです。日本では、小さくてかわいいわんちゃんをかわいがる飼い主さんが多いですが、アメリカでは、犬はペットというより、パートナーという感覚が強いようです。そのため、小型犬より犬としての存在感のある大型犬が人気なのです。また、家族の一員としてかわいがりながら、いざという時には護衛や番犬としての役割も果たしてくれる大型犬も人気です。
《参考》AMERICAN KENNEL CLUB Most Popular Dog Breeds
イギリスの人気犬種(2020年)
- 1位「ラブラドールレトリバー」
- 2位「フレンチブルドッグ」
- 3位「イングリッシュコッカースパニエル」
- 4位「ブルドッグ」
- 5位「ミニチュアダックスフンド、スムースヘアー」
- 6位「イングリッシュスプリンガースパニエル」
- 7位「ゴールデンレトリバー」
- 8位「ジャーマンシェパードドッグ」
- 9位「パグ」
- 10位「スタッフォードシャーブルテリア」
1位のラブラドールレトリバーと2位のフレンチブルドッグはアメリカと同じですね。世界的な短頭種人気と共にイギリスでも短頭種の人気が急上昇しました。ここ10年の間に、フレンチブルドッグは3,104%、パグは193%、ブルドッグは96%も登録数が増えたそうです。生まれながらに健康に問題を抱える犬種の乱繁殖が懸念され、短頭種を飼おうと考えている人や短頭種の犬を広告に使うことなどに対してケネルクラブが様々な働きかけをしています。またイギリスを含めたヨーロッパ諸国では、短頭種の繁殖に際し犬としての健全性を求める動きや法律がある国もあります。
パグやダックスフンド、ブルドッグといった小さめの犬種がランクインしているのは、都会ではやはり小型から中型の犬が人気だからだと考えられます
また、イギリスではイギリスを原産とする犬種が伝統的に人気がありました。2021年のランキングでも6犬種がイギリス原産です。しかしイギリス以外を原産とする犬種の人気も近年高まっていて、フレンチブルドッグもフランス原産の犬種ですし、数多くいるイギリス原産のテリアをおさえてドイツ原産のミニチュアダックスフンドがトップ10にランクインしたのも最近のことだそうです。
イギリスは、わんちゃんと一緒に街で過ごせる環境が整っていて、電車などの公共交通機関に犬と一緒に乗ることができます。また、カフェやパブでも犬連れで入ることができる場所も多いようです。これも、犬とともに過ごしてきたイギリス人が、いかにうまく犬と暮らしているか、犬を大事にしているかの表れですね。
《参考》THE KENNEL CLUB Breed registration statistics
ドイツの人気犬種(2019年)
- 1位「ジャーマンシェパードドッグ」
- 2位「ダックスフンド」
- 3位「ジャーマンワイヤーヘアードポインター」
- 4位「ラブラドールレトリバー」
- 5位「ゴールデンレトリバー」
- 6位「プードル」
- 7位「ボクサー」
- 8位「ロットワイラー」
- 9位「ジャーマンショートヘアードポインター」
- 10位「ボーダーコリー」
ドイツは動物福祉の先進国として知られています。犬をペットショップで購入するという選択肢はほとんどなく、ブリーダーから購入するか保護団体から引き取ることになります。このランキングは純血種のみの順位付けになっていますが、雑種もたくさん飼われていて、人気ランキング1位は雑種という情報もあります。
ゴールデンレトリバー、ラブラドールレトリバーなど、アメリカやイギリスと同じく上位にランクインしている犬種もいますが、ドイツ原産の犬種が多くランクインしているのが印象的です。
やはりドイツでも、全体として大型犬の人気が高いようです。小型犬として唯一ダックスフンドがランクインしていますが、日本と違い最も人気があるのはワイヤーヘアーのダックスで、今でも実猟やスポーツハンティングに多く用いられているそうです。
ドイツ人は、犬のトレーニングが上手なことで知られており、イギリスと同じく、公共交通機関も犬と一緒に利用できます。それだけ、ドイツでも、人と犬がうまく共生しているのです。
《参考》free stitch World’s popular breeds ドイツの人気犬種
フランスの人気犬種(2020年)
- 1位「オーストラリアンシェパード」
- 2位「スタッフォードシャーブルテリア」
- 3位「ベルジアンシェパード(マリノア)」
- 4位「ゴールデンレトリバー」
- 5位「ジャーマンシェパードドッグ」
- 6位「アメリカンスタッフォードシャーテリア」
- 7位「ラブラドールレトリバー」
- 8位「キャバリアキングチャールズスパニエル」
- 9位「ビーグル」
- 10位「イングリッシュセッター」
フランスのランキングは、他の国とはちょっと違っているようです。牧羊犬が人気で、オーストラリアンシェパード、ベルジアンシェパード、ジャーマンシェパードのドッグがランクインしています。賢く温和なゴールデンレトリバーとラブラドールレトリバーは、フランスでもやはり人気です。
スタッフォードシャーブルテリアとアメリカンスタッフォードシャーテリアの2犬種がランクインしているのも注目に値しますね。アメリカンスタッフォードシャーテリアは、闘犬として活躍していたスタッフォードシャ―テリアを基にして作られた犬種です。
キャバリアキングチャールズスパニエルとビーグルは、ランキングの中でも小型の犬種ですね。フランスでも、都会ではやはり小さめの犬種が飼いやすいのかもしれませんね。
《参考》free stitch World’s popular breeds フランスの人気犬種
スウェーデンの人気犬種(2020年)
- 1位「ラブラドールレトリバー」
- 2位「ジャーマンシェパードドッグ」
- 3位「ゴールデンレトリバー」
- 4位「イェムトフンド」
- 5位「チワワ」
- 6位「イングリッシュコッカースパニエル」
- 7位「シェットランドシープドッグ」
- 8位「スタッフォードシャーブルテリア」
- 9位「デニッシュスウィディッシュファームドッグ」
- 10位「ハバニーズ」
スウェーデンでも、他の国と同じく、ラブラドールレトリバーとゴールデンレトリバー、ジャーマンシェパードドッグがかなりの人気ですね。
注目は、4位のイェムトフンドです。聞いたことがない犬種ですね。英語ではスウェーディッシュエルクハウンドと呼ばれるイェムトフンドは、スウェーデンのイェムトランド地方の地犬で、日本では全くなじみがないの犬種です。イェムトフンドは猟犬で、主にヘラジカ猟に使われます。
小型犬としてはチワワとハバニーズがランクインしています。欧米ではこんなに上位にチワワが位置するのは、珍しいですね。セレブリティ達に愛好されている姿を見て、チワワをはじめとする小型犬の人気が高まったようです。ハバニーズは日本では珍しい犬種ですが、ビションフリーゼやマルチーズなどと共通の祖先を持つ小型犬です。
9位のデニッシュスウィディッシュファームドッグは、スウェーデン南部とデンマークを原産とするフォックステリアタイプの犬だそうです。ダンスク・スヴェンスク・ゴールフンドという名前でも知られています。
《参考》free stitch World’s popular breeds スウェーデンの人気犬種推移と日本との比較
まとめ
日本の大きさ別人気ランキングと、ミックス犬(ハーフ犬)ランキング、海外5か国の人気犬種ランキングについて、ご紹介しました。
日本において、小型犬のトイプードルが不動の1位を保っていて、日本では定番の犬種としてすっかり根付きましたね。中型犬では日本犬人気が高まり柴犬が1位ですが、フレンチブルドッグが2位と、海外、特にアメリカの人気犬種が、日本でもやはり人気者だとわかります。大型犬も同じですね。ラブラドールレトリバーとゴールデンレトリバーは日本でも海外諸国でも、長年とても愛されている犬種です。
日本でも、いつか欧米のように大型犬が主流になる日が来るのでしょうか?ネックはおそらく、ペット可のマンションの規約だと思います。ペット可の物件でも、規約で「小型犬のみ」と決められていることも多いので、現在の日本では、どうしても小型犬を飼う人が多くなります。
犬と人間が、都市でも地方でもうまく共生する社会になば、日本でも大型犬と暮らす人が多くなるかもしれませんね。