ニオイだけじゃない!犬が飼い主を認識する方法4つ

ニオイだけじゃない!犬が飼い主を認識する方法4つ

犬は飼い主さんのニオイだけではなく、様々な情報から飼い主さんを認識しています。今回は犬が飼い主さんを認識する方法4つをご紹介します。

我が家のミニチュアダックスは盲目犬です。しかし、私が家に帰ってきた時とお客さんが来た時ではその対応が違い、どうやら視力以外でも私かどうかを見分けているようです。

犬はとても鼻が利く動物ですが、犬が飼い主を認識する方法はどうやらニオイだけではないようです。

1.飼い主さん特有の音

玄関マットと犬

犬は嗅覚と同じくらい、聴力にも頼って生きている動物です。

例えば飼い主さんの足音のリズム、キーホルダーのチャリンという音、いつも着る上着のジッパーを開け閉めする音などの「飼い主さん特有の音」を覚えています。

これらの情報とニオイの情報を併せて分析し、飼い主さんかどうかを見極めています。中には車を停める音や、玄関まで歩いてくる靴音だけで飼い主さんと分かる子も!

2.飼い主さんの声

聞いている犬

足音や車の音とは違い、声はひとりひとり違いますので犬も覚えやすいのかもしれません。

我が家の盲目犬は、私が帰ってきた時に無言だと恐る恐る様子を伺いますが、ただいま!と声をかけることで私だと認識でき駆け寄ってきます。パッと表情が変わる瞬間がたまらなく飼い主冥利に尽きます。

ヘリウムガスで声を変えると?

ワンちゃんの目の前でヘリウムガスを吸って声を変えてみると、声が変わった途端にワンちゃんが吠え始めたというエピソードも!突然声が違くなってしまったので異様に感じたのでしょうね。このように、犬は飼い主さんの声をしっかり覚えているのですね!

3.飼い主さんの顔

見つめ合う犬

人間よりは視力が弱いものの、犬は飼い主さんの顔も覚えているようです。しかし、マスクやサングラスなどで顔が隠れている場合には飼い主さんを認識しづらくなるそうです。

犬は何万年も昔から人間と共に生きている動物です。本来ならば弱い視力に頼らなくても生きていけるのですが、人間と生きる上でしっかりと人間を見分ける必要があったため、人間の顔を区別するようになったと言われています。

写真の飼い主さんは分かる?

フィンランドの研究チームが行った実験によると、犬は写真でも飼い主さんを認識することができることが分かりました。

スクリーンに飼い主さんと知らない人の顔写真をそれぞれ映し出し、犬の目の動きを観察したところ、飼い主さんの写真の時はまっすぐに見つめ、知らない人の時は視線がウロウロして固定されていなかったのです。

ちなみに、この時犬の写真も映し出してみたのですが、人間よりも犬の写真の方が見つめる時間が長かったそうです。写真でも飼い主さんのことや、犬と人間の違いを認識できるのは驚きですね!

4.香水や柔軟剤の香りも覚えている!

犬の鼻

犬は飼い主さんの体臭はもちろん、いつも使っている香水や柔軟剤などの香りも覚えています。体臭とそれらの香りが混じったニオイが飼い主さん特有のニオイとして覚えているのかもしれません。

嗅覚が強い犬は人工的な強い香りが苦手なので、使う時はほどほどに!

まとめ

抱き合う犬

今回は犬が飼い主さんを認識する4つの方法をご紹介しました。

犬は嗅覚の情報だけでなく、聴覚や視覚といったあらゆる情報を併せて分析して飼い主さんを認識していることが分かりました。帰宅時に玄関にスタンバイしてお出迎えしてくれるのは、飼い主さんの帰ってきた靴音や車の音、キーホルダーの鳴る音などで飼い主さんだと気付き、スタンバイしてくれているのですね!

ですので、我が家の子のように盲目犬であっても、飼い主さん特有の音や声、ニオイなどの情報で飼い主さんをしっかり認識しているのです。飼い主さんだと分かった時にワンちゃんの表情がパッと明るくなる瞬間はキュンとしますね!

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    30代 女性 つきみ

    犬は視力が良くないと見聞きしたことがあったのですが、我が家の愛犬は2~3m先はハッキリと見えているようです。因みに飼い主である私は強度近視のため、裸眼だとこの距離で人の顔は判別できませんが(笑)

    家の中にいる際、窓の外からお隣さんが顔を覗かせて用事を伝えに来ることがあるのですが、愛犬はその際には必ず何度か吠えてしまいます。

    一度、私ならどうかな?と愛犬がいる家の中を、好奇心で窓から覗いてみたことがありました。他の人への反応と同じかな〜と思っていましたが、1回だけワン!と吠え、キョトンとしたあとしっぽを振りながら窓の方へと駆け寄ってきたので、飼い主と他の人の判別は、視覚でもしているようです。

    他の人では何度も吠えるので、なんだか特別扱いしてもらっているような感覚になり、つい胸がきゅーんとなってしまいました。記事にある、表情がパッと変わる瞬間が嬉しくなる気持ち、とても共感しました!
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