飼い主がやりがちなNGな甘やかし行為①「人間の食べ物を与える」
これは最もやりがちなNGな甘やかし行為でしょう。食事をしている時、“ちょうだい?”と甘えてくる愛犬の姿に、つい人間の食べ物を与えてしまっているのではないでしょうか。ちょっとだけなら、という甘い考えが、愛犬を苦しめてしまうかもしれません。
近所に住む、菓子パンが大好きなラブラドールのJくん。飼い主さんの朝ごはんである菓子パンを毎日おすそ分けしてしてもらっていました。その結果、肥満になり、検査のために何度も身体に針を刺され、大好きなごはんも減らされ、重い身体で運動し、皮膚病まで発症してしまいました。“ちょっとだけ”の甘やかしも、習慣化してしまうと恐ろしいものです。
飼い主がやりがちなNGな甘やかし行為②「抱っこの要求に応える」
これは、私の実体験です。愛犬のポメラニアンの女の子は、お散歩は大好きなのですが、自分自身で歩くことはあまり好きではありません。朝と夕、30分ずつお散歩をします。しかし、以前は10分ほどしか歩いていませんでした。20分は私が抱っこして歩いていたんです。疲れると“抱っこして~”と甘えてくるので、その要求にいつも応えていました。
その結果、健康診断で肥満だと診断されてしまいました。獣医さんが推奨する体重よりも1kgオーバーしていたんです。犬にとっての1kgは人間の10kgだ、と聞いたことがあります。見た目にはわかりませんでしたが、お腹の周りには皮下脂肪がたっぷり。問診によって、食生活には全く問題はない、運動不足だ、と言われてしまいました。抱っこなしのお散歩を頑張り、体重も減り、獣医さんにも褒めていただきました。重篤な病気を発症する前に改善できて本当に良かったです。
飼い主がやりがちなNGな甘やかし行為③「しつけをしない」
愛犬が粗相をしてしまった時、叱ってあげていますか?怒鳴ることや叩くことが叱るということではありません。トイレの場所をしっかり教えてあげること、この場所で排泄をしてはいけないことを教えてあげること、それがしつけです。「ここでおしっこしちゃダメっ!」と大声で叫んでいませんか?「またやっちゃったの~?」と叱ることなく後始末をしていませんか?それではいつまで経ってもトイレトレーニングは終了しません。
“どうせ叱られないも~ん”と飼い主さんを見下し、あちこちで粗相してしまうかもしれません。しつけが甘く、トイレの仕方を上手く理解することができていない可能性もあります。トイレトレーニングだけではなく、しつけは愛犬のために行うものです。そして、飼い主さんや家族が快適に暮らすためです。しつけをせずに甘やかしていると、愛犬の生活環境が悪化してしまうかもしれません。
まとめ
これは今すぐにやめた方が良い!と私が感じる「飼い主がやりがちなNGな甘やかし行為」を3つご紹介しました。愛犬のわがままやイタズラや無駄吠えなどでお悩みの飼い主さん。もしかすると、あなたのNGな甘やかし行為が原因かもしれません。
ユーザーのコメント
20代 女性 うめぼし
犬がトイレを失敗した時に叱ったり声をかけるのは逆効果です。
叱ってしまうと今度は人から見えないところでするようになったり、構って欲しくて失敗するようになります。