愛犬は大丈夫?犬が虫歯になりやすくなるNG習慣3つ

【獣医師監修】愛犬は大丈夫?犬が虫歯になりやすくなるNG習慣3つ

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人間と同様、犬も虫歯になります。しかし虫歯になってしまう原因の多くは犬自身に問題があるのではなく、飼い主のある行動が習慣化してしまっていることにあります。ではどのような習慣が犬の虫歯を発症させやすいのでしょうか。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

昔は「犬は虫歯にならない」と言われていたが…

口を開けた柴犬の顔アップ

一昔前まで「犬は虫歯にならない」と言われていたことをご存じでしょうか。これは犬の唾液が人よりもアルカリ性に傾いているという理由や、犬の口の中にいる細菌が人間のものとは違うという理由からです。

しかし、皆さんもご存じの通り、犬も虫歯になります!これは近年、犬の常識として広く知られるようになってきました。
もちろん一番歯のトラブルで多い歯周病とくらべれば発生は少ないですが、虫歯がないわけではありません。
そのため、虫歯になってしまった犬を連れて動物病院に相談する飼い主が増えたり、あるいは虫歯にならないよう歯磨きをしてあげたりするなど、ごく一般的なお世話の一部として認識されるようになりました。

犬が虫歯になりやすくなるNG習慣

犬の口と人の手

では、犬はなぜ虫歯になってしまうのでしょうか。犬は自発的に虫歯になってしまうのではなく、その多くの原因が飼い主の愛犬に対する習慣にあります。どのような飼い主の習慣行動が犬の虫歯を引き起こしてしまうのでしょうか。

1.軟らかいものばかり食べている

まずは軟らかい物ばかりを与えてしまうことが原因になりやすいです。人間と同じように、軟らかい物を食べすぎてしまうと、その分、歯と歯の間に食べかすが詰まりやすくなってしまいます。
ふだんから歯磨きをしてあげているから大丈夫と思う飼い主さんも多いでしょうが、残念ながらすべてを取り除くことは非常に難しいです。こちらから見えない部分に挟まってしまっていることもあります。食べかすが歯間に挟まってしまったまま放置されると虫歯の原因になり、口臭がひどくなってしまったり、歯が変色してしまったりする恐れがあります。わんちゃんの歯のトラブルで多い歯周病にもなりやすくなりますので注意しましょう。

2.定期的に歯磨きをしていない

犬の歯磨きをする飼い主

今では犬の歯の健康をケアすることは、飼い主のお世話として広く知られています。しかし、歯磨きをしようにも犬の歯磨きは非常に難しく、ほとんどの犬が嫌がります。そのため、最初は何回か挑戦していたけれど、そのうち歯磨きをしなくなってしまった…というご家庭も少なくありません。

しかし、歯磨きを習慣化していないと食べかすが歯に挟まった状態のままになってしまい、先ほどお話ししたように虫歯に繋がってしまいます。歯磨きの方法は1つだけではありません。一般的な方法として犬用歯ブラシを使うという手段が広く知られていますが、もし歯ブラシが難しいのであれば歯磨きシートを指に巻き付け、歯を拭くようにして歯磨きをしてあげるという手段もあります。

また、どうしても難しく歯磨きが上手くできない場合は、ふだんから歯磨き効果のあるおもちゃやガムを与えることで、少しは改善される可能性はあります。しかし、これでは歯磨きよりも効果が薄いため、定期的に病院へ連れて行き、歯の手入れをしてもらうと良いでしょう。あまりに硬すぎるおもちゃやおやつは今度は歯を折る原因にもなりますので注意しましょう。

3.甘いおやつを与え過ぎている

人間と同様に、犬も甘いものを食べ過ぎると虫歯になりやすくなります。もともとわんちゃんの唾液にはアミラーゼが含まれていないので、虫歯菌の大好物の糖質が作られにくいため虫歯になりにくいと言われてきましたが、わんちゃんの食生活の変化が口の中の細菌叢に影響を与えてしまっているのも虫歯が増えてきた原因の一つと思われます。

そのため、犬用おやつであっても砂糖が含まれている物を与えすぎてしまうと虫歯の原因菌を活発化させてしまい、虫歯を発症しやすくさせてしまうのです。したがって、おやつを購入する際は材料や成分を確認し、なるべく砂糖などの甘い成分が含まれていない物を選ぶようにしましょう。

また、キスなどの過度のスキンシップが増えたことでわんちゃんに虫歯菌を増やしてしまっている可能性も考えられているようです。

愛犬が虫歯になってしまったら

獣医に歯を診てもらう犬

上記の生活習慣を改善し、愛犬が虫歯にならないよう注意していても虫歯になってしまうことはあります。先ほどもお話ししたように、歯磨きを頑張っても取り除ききれていない可能性が多いからです。

虫歯になってしまった場合、獣医さんに治療してもらうことになりますが、基本的に虫歯の治療方法は人間と同様です。最も多い治療法が虫歯の部分を削り取り、削り取った部分に充填剤をつめ修復する方法です。これは初期の虫歯によく使われる方法です。が、できる病院は限られてきます。しかし、あまりにも進行してしまっている場合は抜歯という方法をとらざるを得ないこともあるため、早めの治療が求められます。

まとめ

木の棒で遊ぶ2匹の子犬

いかがでしたでしょう。虫歯になると口臭や歯の変色、さらに悪化すると歯に穴が開くといった症状が見られます。ふだんから予防法を習慣化し、それでも虫歯ができてしまった際は愛犬を動物病院へ連れて行き治療してもらいましょう。

ユーザーのコメント

  • 投稿者

    20代 女性 あい

    犬は歯周病にはなりますが虫歯にはほとんどなりません。ちなみに8割の子が歯周病になっていると言われています。
  • 投稿者

    30代 女性 プーママ

    犬の口腔内のpHはアルカリ性なので歯垢が人間よりかなり早いスピードで歯石になり歯肉炎、歯周病になります。虫歯はpHが酸性になり歯が脱灰される事で起こります。実際私が歯石を取ったワンコも2歳から13歳まで皆さん歯周病でした。
    あまり硬い物を噛まない小型犬の方が多いと思いました。歯磨きを嫌がる子は多いと思いますが、頑張る事をお勧めします。
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