老犬と過ごす穏やかで愛おしい時間~老犬の魅力3選~

老犬と過ごす穏やかで愛おしい時間~老犬の魅力3選~

これから犬を飼う人、犬を飼い始めたばかりの人の中には愛犬が歳をとったら世話が大変になるのではないか、子犬のときは可愛いけど、大人になったらどうなのだろうか、などと心配している人がいるかもしれません。犬を長く飼っているほとんどの人は、成犬になっても老犬になっても犬が可愛いと言います。そこで、ここではそんな老犬の魅力についてお伝えしたいと思います。

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犬の老齢期とは何歳からをいうの?

女性と顔をくっつける犬

犬の老齢期は、大型犬で6~7歳から、小型犬で7~8歳からと言われています。昔は犬を番犬として外で飼育していましたが、近年では家族の一員として室内で一緒に暮らすようになってきました。そのため、体調が悪ければ病院へ連れて行くなど、飼い主自身が愛犬の健康を意識するようになっています。また、定期的に健康診断へ連れていき早期の病気発見に努めていることや、動物医療の向上によってペットの寿命が伸びてきています。

老犬期に入るとどのような身体の変化があるの?

目薬をさしてもらう犬

個体差がありますが、老齢期と呼ばれる7~8歳になっても成犬期と変わらず若々しく動き回る犬も多いため、老犬になったとは感じないでしょう。しかし、そんな元気な犬でも10歳を過ぎる頃になると少しずつ若い頃とは異なってきます。
それはどのような変化なのでしょうか。

白い毛が増える

犬も人間のように歳をとると白髪が目立つようになってきて、鼻のあたりから顔まわり、身体にも白髪が生えてきます。

動作がゆっくりになる

若い頃はパワフルに動き回っていた犬も、歳をとるとだんだん動きがゆっくりになってきます。走って移動していたのに歩くようになってきたり、食べるスピードもガツガツ早食いしていたのが遅くなってきます。

睡眠時間が長くなる

老犬になると睡眠時間が長くなります。
耳が遠くなることで周囲への関心が薄れることもあり、ウトウト寝ていることが増えます。睡眠時間が増えるのは、体力が落ちるのも影響しているのでしょう。

食欲が落ちる

若い頃よりも活動量が減るので、その分食べる量も減ってきます。だんだん食べる量が減ると病気ではないかと心配になることもあるでしょう。
しかし、食事量は活動量と比例するので、運動量が減った分だけ食欲が落ちるのはあまり心配しなくても大丈夫です。ただし、急に全く食べなくなったり痩せてきた場合は病気にかかっている可能性があるので、普段から定期的に体重を測って体調チェックを欠かさないように気を付けましょう。

痴呆症になる犬もいる

犬も人間と同じように歳をとると痴呆症になる場合があります。今まで夜はおとなしく寝ていたのに夜中に起き出して吠える、自分のベッドの場所がわからなくなる、家族の出迎えをしなくなり撫でても喜ばないなど症状はさまざまです。

老犬になっても可愛い!老犬の魅力とはどんなもの?

ボールで遊ぼうとしている犬

一緒に暮らしている家族なら何歳になっても愛おしく大事な存在です。老犬と暮らしている飼い主さんは老犬ならではの魅力を感じているのではないでしょうか。
それでは、老犬の魅力とはどのようなものでしょうか。

ゆっくりと穏やかな時間が過ごせる

子犬の頃はお散歩のときは走り回ったり、めまぐるしい動きをしていたのが歳をとると動きがゆっくりになります。

若い頃のパワフルな動きとは異なって老犬になってゆっくり散歩するようになり、飼い主さんと過ごす時間は穏やかなものになってきます。飼い主さん自身もゆっくり歩くことで季節の移り変わりを楽しむことができたり、愛犬と会話をしながら歩く時間が大切な時間と感じるでしょう。普段忙しくしている飼い主さんも、老犬とゆったりした時間を過ごすことで癒やされたり、和ませてもらえます。

自分のそばをゆっくり歩く愛犬と過ごす穏やかで幸せな時間となります。

老齢期になっても無邪気なところがある

老犬になっても大好きなおもちゃで遊ぶ姿やおやつを欲しがって芸をする様子が微笑ましく、愛おしく感じでしょう。

犬は何歳になっても飼い主さんと過ごす時間が楽しくて、子犬のときのように目を輝かせて遊ぶ姿はいつまでたってもまわりの人を癒やしてくれます。

がんばろうとする姿が健気

老犬になると若い頃と同じようにしようとしても、できないことも出てきます。
大好きなボール遊びをしていてもすぐに疲れて座り込んでしまったり、ボールをキャッチできなくなったり。
「若い頃はできたのに。」と飼い主さんは悲しくなってしまうことがあるかもしれませんが、歳をとっても散歩に行きたがったり、頑張ってボールを追いかける姿が健気に感じるものです。
老犬になってますます愛しく感じることが増えたという飼い主さんが多いのは、犬がそれまでと変わらず頑張ろうとする姿に心打たれるからではないでしょうか。

飼い主さんができる愛犬の老化を遅らせるためにできること

男女が犬の耳を持ちながら微笑む

子犬のときはやんちゃで手を焼いた犬でも、年齢を重ねていくごとにだんだん落ち着いてくるものです。
白内障でものが見えにくくなったり、耳が遠くなることで以前よりもまわりのものへ興味を示さなくなり寝ていることが多くなります。
そうなったときに「歳だから仕方ない」とそのままにしておかず、飼い主さんが意識して刺激を与えてあげることが大切です。
好きなオモチャで遊びに誘ったり、散歩も長時間ではなく短時間を午前と午後に行くなどして無理ない程度に外に連れ出すことでいろいろな刺激を与えることができます。

今まで一緒に過ごした時間を愛しく思える老犬との暮らし

笑顔の老犬

犬も歳をとれば介護が必要になってきます。
トイレを失敗してしまったり、固形物が食べられなくなったりして手をかけてあげなければならないことが増えてくるかもしれません。

しかし、愛犬とそれまで過ごした時間、犬が飼い主さんにくれた愛情や信頼は計り知れないものです。
犬を飼っている方なら誰でも、犬と過ごした時間はお世話をしてきたというよりも、犬から多くのものを学ばせてもらったと感じているのではないでしょうか。

老犬になってもそれまでと変わらず、それまで以上に可愛い、大好き!と思えるのはそんな幸せな時間を過ごしてきたからなのでしょうね。

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