犬に初めての経験をさせる時のポイントや注意点

犬に初めての経験をさせる時のポイントや注意点

愛犬にさまざまなことを経験させたいというのは、飼い主さんみんなの願いですよね。ですが、愛犬に初体験をさせる際には、いろいろと気をつける必要があります。今回は、そのポイントをまとめました。

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初めての動物病院

獣医師の診察を受ける子犬

わんこをおうちに迎えたら、1週間から10日前後のうちに一度、動物病院で健康診断を受けることが推奨されています。狂犬病予防接種やワクチン接種などの注射をきっかけに動物病院を嫌いになってしまうわんこも多いですが、健康診断だけであれば痛い思いはほぼしませんから、そこまで神経質になる必要はありません。ただ、飼い主さんの緊張はわんこにも伝わりますから、「ここは何か怖いことが起こるところなの?」と警戒させてしまわないよう、なるべく普段のリラックスした調子で愛犬に接するようにしましょうね。

子犬の場合はキャリーに入れて

子犬の健康診断で来院する場合には、まだ最後のワクチンが終わっていなかったり、お散歩デビューしていない場合が多いですよね。外の世界や他のわんことの交流に慣れていない子犬をびっくりさせないために、抱っこやリードで歩かせるのではなく、キャリーバッグやキャリーケースに入れて連れていくことをおすすめします。

転院の場合は過去の履歴のわかるものを

引っ越しや転院で初めての動物病院を受診するという場合もあるかと思います。その場合には、それまでの病歴や薬の処方履歴などがわかるものを持って行くとスムーズです。書面がない場合には、口頭でしっかりと獣医師に伝えるようにしましょう。

初めてのドライブ

トランクに乗っている犬

車で一緒におでかけすることができると、遊びの幅が一気に広がりますよね。実際に、車が大好きなわんこというのは多いものです。ですが、スタートを間違ってしまうと、車が大好きどころか苦手になってしまうこともありますから、注意が必要です。

短い距離からはじめる

いきなり長時間のドライブはわんこにとっては大きな負担ですし、車酔いしてしまう原因にもなりかねません。初めてのドライブでストレスや気持ち悪さを感じてしまったら、車を好きになりようがないですよね。まずは5分程度の近場の公園などからはじめましょう。また、実際に走る前に、停まっている車の中で遊んだりおやつをあげたりして、車の空間そのものに慣れさせることからはじめるのも効果的です。

楽しい場所に連れて行く

わんこがドライブに慣れるまでは、車でおでかけするのは公園やドッグラン、ドッグカフェなど、わんこが楽しい好きな場所だけにしましょう。初めてのドライブでいきなり動物病院やトリミングなど、ストレスを感じる場所に連れて行ってしまうと、車が嫌いになってしまいます。

車内ではクレートに入れるのがベスト

時折、助手席や後部座席にわんこがそのまま座り、楽しそうに窓から顔を出している姿などを見かけます。それはそれでとても幸せそうな光景なのですが、わんこや運転上の安全を考えると、ベストなのは車内ではクレートに入っていてもらうことです。初めてのときからクレートに入ってもらって、「車内ではこうする」と習慣づけるといいでしょう。

初めてのペットホテル

ケージの中から見上げている犬

長期の外出や冠婚葬祭への出席などで、わんこをペットホテルにお預けしなければならないことが発生するかもしれません。初めて飼い主さんと離れて夜を過ごすのは、わんこにとってとても大きな不安を伴います。

可能であれば事前にトライアルを

急な用事の場合には難しいですが、前々からペットホテルに預けることがわかっている場合には、事前にトライアルとして短時間の一時預かりなどを利用しておくことをおすすめします。飼い主さんにとってもペットホテルの雰囲気がわかって安心材料になるのはもちろん、何より、一度その環境を体験しておくことで、わんこは「ここはちゃんと飼い主さんが迎えに来てくれる場所なんだ」と認識することができます。

お気に入りのおもちゃや毛布の準備を

ごはんやおやつ、トイレシートなど、用意していく持ち物はペットホテルによって違いますので、しっかりと確認しておきましょう。それ以外に、わんこが安心して滞在期間を過ごせるよう、お気に入りのおもちゃや、わんこ自身や飼い主さんの匂いのついた毛布などを持たせてあげると良いでしょう。また、ペットホテルによってはごはんを用意してくれるところもありますが、初めてで不安なときには食べ慣れたごはんを持たせてあげると安心です。

初めてのドッグラン

ドッグラン

愛犬とおでかけする定番スポットといえば、やっぱりドッグランですよね。普段の生活の中では、ノーリードで広い空間を自由に走らせることはなかなかできませんし、お友達わんことの楽しい交流にもなればと期待を膨らませる飼い主さんも多いかと思います。

最初はリードを外さず様子を見て

初めての気持ちではやる気持ちはわかりますが、ドッグランに入ったら、まずはリードをつけたままの状態で他のわんことご挨拶をさせたり、ランの中を点検させたりしましょう。いきなりリードを外してしまうとトラブルの元になりかねません。慣れてきたら、周りの飼い主さんたちに「外してもいいですか?」と確認してから外しましょう。

ドッグランが苦手な子もいる

また、心に留めておいてほしいのは、全てのわんこがドッグランが好きなわけではないということです。飼い主さんは、広い空間を楽しそうに走り回ってくれる姿を期待すると思いますが、他のわんこが苦手な子や、広い空間でどうしていいかわからずに座り込んでしまう子もいます。そんな場合は無理にお友達の輪に加えようとするのでなく、抱っこしてあげたり隣で見守ってあげ、無理せず退場するようにしましょう。

持ち込み可能なものの確認を

ドッグランによってはおもちゃやボールを持ち込める場所もありますが、トラブルを避けるために禁止にしているランもあるので、事前にしっかり確認しましょう。また、おやつの持込みを禁止しているランも多いので、そこも注意が必要です。
また、水を飲ませるための容器や、排泄をしてしまった場合の水やウンチ処理袋は必ず持参するようにしましょう。

ルールとマナーを守って

ドッグランでは、子どもの入場についてや、わんこの身体の大きさや飼い主さん1人あたりの頭数制限など、さまざまなルールが設けられています。ルールを守ってドッグランデビューを楽しみましょう。

まとめ

初心者マーク

いかがでしたでしょうか?初体験には注意すべきことも多いですが、事前にさまざまなことを想定、シミュレーションして望むことが大切です。準備をしっかりと整えて、ドキドキワクワクの初体験を愛犬と一緒に楽しみましょう!

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