風邪や病気でお薬を処方されたら
どうしてお薬を飲まなきゃダメなの?
いつも元気でいてくれるのが一番ですが、季節の変わり目で体調を崩しやすくなるのは、ワンちゃんも人間も同じです。
ちょっとした体調不良であれば、一時的にお薬を飲ませるだけで済むことが多いですが、何かしらの病気が発症し、長期間にわたってお薬を飲まなければいけないワンちゃんもいると思います。愛犬がお薬を嫌がり、飼い主がお薬を飲ませるのに苦労すると、互いのストレスになってしまいます。
処方されているお薬なので、「嫌がるから飲ませなくていいや」ではすみません。愛犬に嫌な思いをさせない飲ませ方を、きちんとみつけてあげましょう。
基本的な薬の飲ませ方
少し難しいのですが、病院で行う基本的な飲ませ方があります。
- 利き手ではない方の手で上顎をつかむ
- 利き手に薬を持ちながら下顎に触れ、口を開ける
- 錠剤を喉の奥に置く
- 上を向かせたまま口を閉じる
- 喉をさすり飲み込ませる
おやつやフードを使用しない飲ませ方なので、1番良い方法だと思うのですが、かなり拒絶するワンちゃんが多いと思います。
ふだんから口周りを触らせてくれる子や、歯磨きで口を開けることに拒否感がない子に向いています。この方法が難しそうであれば、もっと簡単な違う方法を試してみましょう。
試してもらいたいお薬の飲ませ方
錠剤のお薬
我が家の愛犬も錠剤のお薬を長年飲んでいます。今まで試して良かった方法を順にご紹介します。
- フードに混ぜる
- お湯でふやかしたフードに埋める
- 好物で包む
- チーズなどのおやつと一緒に与える
1.フードに混ぜる
1番はじめに、お薬を処方されたときはどう飲ませていいのか分からず、とりあえずドッグフードと一緒にフードボウルに入れて飲ませていました。
当時は愛犬の年齢も若く、お薬の存在さえ知らない時でした。とっても食欲旺盛だったので、気づく事なくフードと一緒に飲みこんでくれていました。しかし毎日の事となると、やはり愛犬も気づいてしまい、ご飯が済んだ後のフードボウルを見ると、綺麗に錠剤のお薬だけが残るようになってしまいました。
まだお薬のことを知らないワンちゃんであれば、この方法で飲み込んでくれると思います。
2.お湯でふやかしたフードに埋める
次の手段を考えなければいけなくなりました。もともとお腹が強くはなく、消化を良くするため、ドライフードをお湯でふやかすことが多かったのですが、そのふやけたフードがお薬を埋めるのにぴったりでした。
愛犬も違和感なく飲み込めていましたし、用意する物はいつものフードとお湯だけなので、ドライフードを与えている方におすすめの方法です。
フードボウルにフードを入れて、フードの量より少し多めの熱湯を注ぎます。冷めるまでしっかり20分ほどは待ってください。当時我が家で与えていたドライフードは、ふやかすと2倍ほどの大きさになり、程よい弾力のあるフワフワした状態になりました。それに錠剤のお薬を埋めたり、2粒のフードに挟んだりして飲ませていました。
全てのドライフードがちょうど良くふやける訳ではなく、残念ながら今与えているフードはふやかしても芯が残ってしまうため、現在この方法は行っていませんが、簡単に飲ませることができる良い方法でした。
3.好物で包む
我が家が行う最近のお薬の飲ませ方は、犬の好物で包む方法です。アレルギー検査を済ませているので、喜んで食べる物で包み、飲ませています。
基本的にいつも使用しているのが、ジャガイモ、カボチャ、さつまいもの3つで、ジャガイモが1番使用頻度が高いです。加熱後に潰して、お薬を包むのに硬ければヨーグルトを少量ずつ加え、緩くしていきます。
これがとっても美味しいみたいで、我が家の愛犬はお薬を全く嫌がりません。
4.チーズなどのおやつと一緒に与える
うっかりジャガイモを買い忘れたときだけ、市販の犬用チーズを使っています。1錠のお薬を飲ませるのに、小さなひとかけらのチーズを3個使用し、チーズとお薬を立て続けにお口の中に入れていきます。チーズが大好きなので、そのままの勢いで飲み込んでくれます。
まとめ
いろいろと試した結果、我が家では、好きな食べ物で包んで飲み込ませる方法に落ち着きました。
お薬の種類によっては、食べ物と一緒に与えてはいけないお薬もありますので、獣医さんにしっかりと確認をとりましょう。
ユーザーのコメント
女性 あんず
案の定抵抗無く食べてくれました。
フィラリアの薬はオヤツのようになっているので無理無く食べられます。
薬を飲ませるのも一苦労ですね。