犬の冬のケアのポイント3つ

【獣医師監修】犬の冬のケアのポイント3つ

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「皮膚を乾燥から守る」「骨と関節の痛みを緩和させる」「冬の病気を予防する」といった3つのポイントから、犬の冬のケアについてご紹介しています。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

1.愛犬の皮膚を乾燥から守ろう~保湿とスキンケア~

雪の中で座る赤い服を着た犬

寒さが増し、空気もカラカラに乾燥していますね。
みなさんも肌が乾燥するのを感じていらっしゃるのではないでしょうか。
犬も同じように冬の冷たい空気と乾燥の中、肌が乾燥するのを感じ、違和感や痒みなどあるかもしれません。
なかなか飼い主さんに気づいてもらえず、乾燥しすぎてしまった皮膚が剥がれ落ち、フケとなってあらわれているかもしれません。

犬の皮膚はとってもデリケートなんです

犬の角質層は私たち人間の5分の1程度であると言われています。
愛犬の肌が自分の肌の5分の1の薄さだなんて、ちょっと信じがたいですよね。
冬の空気の冷たさや乾燥や刺激に非常に弱く、痒み・赤み・炎症・フケなどの皮膚トラブルを引き起こしやすいです。
痒がる様子はないか、皮膚の症状をこまめにチェックしてあげましょう。

暖房の効きすぎに注意!同時に加湿もしましょう

暖房器具によって暖められた部屋は、空気が乾燥しています。
暖房の効いた部屋で一日のほとんどを過ごす犬の皮膚は、乾燥によって傷つけられてしまっているかもしれません。
暖房の効きすぎには十分に注意し、暖房器具の使用と同時に加湿器などで加湿をし、湿度を適度に保つようにしましょう。
濡れたタオルを干しておくだけでも、部屋を加湿することができます。

保湿剤でスキンケアをしてあげましょう

犬の肌を保湿してあげることができる、犬専用の保湿剤があります。
獣医さんに相談して処方してもらっても良いですし、市販のものもあります。
スプレータイプなら皮膚に直接吹きかけることができます。
乾燥がひどい部分には、保湿剤を染み込ませたコットンやガーゼで保湿パックをしてあげるのも良いです。

2.シニア犬の冬のケア~骨と関節を守ろう~

白いブランケットに包まれている犬

シニア犬の冬のケアで最も大切なことは、とにかくカラダを温めることです。
体温調節が難しくなり、自力ではカラダを十分に温めることができない犬もいます。
身動きしやすい防寒服を着せてあげたり、手足は靴下を履かせたりして冷えを防ぎ、適度に暖められた部屋で過ごせるようにしましょう。

冬は骨や関節が痛みやすい

シニア犬の骨や関節は冬の寒さに弱く、痛みを我慢していることがあります。
冬になり、急にお散歩を嫌がるようになったり、歩き方に違和感がみられるようになったり、寝たきりになってしまうこともあります。
自力で起き上がることや歩くことができないほどの痛みで苦しむようであれば、獣医さんに相談し、痛み止めのお薬を処方してもらうと良いでしょう。
日頃から骨や関節に疾患がある場合には、サプリメントでグルコサミンやコンドロイチンなどの栄養素を補っておくのも良いと思います。

関節のストレッチやマッサージをしてあげましょう

筋肉や関節は、使い続けることで健康を維持することができます。
寒さや冷えからお散歩を嫌がり、寝ている時間が増えれば増えるほど筋肉や関節を使わなくなってしまいます。
使わなくなった筋肉や関節はどんどんかたくなり、骨や関節の痛みも増すばかりです。
無理にお散歩に誘ったり、無理に運動をさせたりする必要はありません。
関節の曲げ伸ばしなどのストレッチや、筋肉のマッサージなどをしてあげると良いでしょう。

3.免疫力と抵抗力をアップしよう!~冬にかかりやすい病気の予防~

風邪をひいてベッドで眠る犬

冬は免疫力や抵抗力が低下しやすく、犬も風邪などの病気にかかりやすくなります。

  • 泌尿器
  • 呼吸器
  • 循環器

これらの病気には十分に注意しましょう。

泌尿器の病気

寒くなると水を飲む量が減ってしまいますよね。そうすると、おトイレに行く回数も減ります。
おしっこにはたくさんの細菌が存在しますが、膀胱が細菌に感染し、膀胱炎などの病気を引き起こしやすくなってしまいます。
また、尿道や尿管、膀胱や腎臓に結石ができてしまう病気にもなりやすいです。
お水を飲む量やおトイレの回数、おしっこの状態などをこまめにチェックするようにしましょう。

呼吸器の病気

冬は空気が乾燥し、ウイルスや細菌が飛散します。
免疫力や抵抗力が低下した犬は、病気にかかりやすくなります。
特にシニア犬は十分な注意が必要です。
鼻水やくしゃみや目ヤニが急に増えたときは、すぐに獣医さんに診てもらいましょう。

循環器の病気

室内と室外の気温差が心臓などに持病を持ってるわんちゃんには、負担になることがあります。なので、急に寒い所にだしたり、逆に暖かいところにださずに、少しずつ体を慣らしながら行動させてあげましょう。

まとめ

ブランケットに包まれて寝ている犬

寒いからといって部屋を暖めすぎず、犬の適温であるとされている20℃から24℃程度に保ってあげると良いのではないでしょうか。
人間に合わせて部屋の温度を調節すると、犬には暑すぎてしまったり、ひどい乾燥を招いてしまったりすることもあります。
愛犬だけではなく、私たちも一緒に皮膚の乾燥、骨や関節の冷えと痛み、冬にかかりやすい病気の予防などに努めましょう。

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