犬の食器台の必要性
犬に食器台が必要な理由 ~我が家の場合~
過去、中型犬を飼っていた時にはあまり気にならなかった食事時のむせ。初めて小型犬を迎えた後、食事の度にカッカッとむせかえることが気になりました。
一過性ではありますが、時には吐きそうになるくらい全身であえぐ様子はかなり苦しそうで、これは何とかせねばと必要に迫られました。
人間も、うつむくと若干のどが狭まるもの…そうか、犬もこんな状態で食べていたらむせるのも道理、ましてや小型犬では簡単に喉をつまらせてしまうかもしれないと、犬の食器台を購入。ネットで探し、犬の食器台の高さを調節できるものを購入しました。結果、食事中のむせは大幅に改善しました。
犬の食器の位置が低いと誤嚥しやすい
犬の食器台を使わずに、床上で直接フードボウルを置いているご家庭も多いかと思います。犬の体高によってはかなり首を下げて食べなくてはなりません。
そのため、前述のように喉が押しつぶされて狭くなってしまったり、パグのような短頭犬種では、マズルごとフードボウルの中に突っ込むような形になり、水やフードのかけらを鼻から吸い込んでしまう恐れもあります。また、食欲のある犬の場合、勢い良く食べる時に空気も飲み込みやすく、そのためにむせやすくなったりもします。
早食いを防ぐにはフードを小分けにして与える、水分を多くして与えるなどといった工夫も必要ですが、気管に水や食べ物が入り込むと肺炎を起こすおそれがあり、できるだけそうしたリスクを取り除き、ストレスなく食べさせてあげるために、犬の体に合った高さの食器台は有用です。
犬の食器台を選ぶポイント
食器台の高さを調節できる
子犬から老犬になるまで、ライフステージごとに犬が食べやすい高さは変わって行きます。それに対応するには、犬の食器台の高さ調節できるタイプが便利です。
ちなみに、犬の食器台の高さの目安は四つ足で立った時、胸あたりにフードボウルがくる高さ、または少し首を下げたくらいの高さなどと言われていますが、まずは、ご自分の愛犬がラクに食べられる高さを把握することが大切です。
愛犬の体の大きさ、マズル(口吻)の長さ、食べ方などに応じて犬の食器台の高さを調整できるものを選びましょう。ネットで購入する場合、現物を確認できないデメリットはありますが、犬の食器台の高さを調節できる物なら、愛犬には高すぎた、低すぎたといった失敗も防げます。
食器台が安定している
食べ方に勢いのある犬だと、ガツガツ前のめりになりながら食べるうちに、犬の食器台ごと動いてしまうことがあります。また、犬の食器台の脚部分が不安定でカタカタ音を立てると、音に敏感なワンちゃんだとビクビクして嫌がることもあります。
毎日のことなので、食事の小さなストレスを取り除くためにも安定した犬の食器台を選びましょう。大方の商品には脚裏部分に滑り止めがついています。
食器台の素材
犬の食器台がステンレス製のものは洗いやすく衛生的。ただし食器とぶつかる金属的な音や食べる振動でカタカタ音が鳴るのを嫌がるワンちゃんもいます。木製の犬の食器台ならそうした音はかなり軽減できますし、温かみあるウッディな外見はお部屋になじみやすく邪魔になりません。
食器台に水とフードを一緒に置ける
フードボウルだけを置くシンプルな犬の食器台もありますが、我が家では水のボウルと並べて置ける、犬の食器台を採用。毎日の手入れが楽です。また、台の置かれた場所が水場であり食事の場であるとして、習慣付けしやすくなります。
犬の食器台おすすめ10選!
木製 高さ調節可タイプ
ドギーマン ウッディーダイニング Sサイズ
アマゾンの「犬用食器スタンド」カテゴリーでベストセラー1位を誇る人気の商品。co-cpの宅配カタログにも掲載されるなど、大変ポピュラーな犬の食器台です7。
フードと水を並べて置ける使い勝手の良さ、どんなお部屋にも馴染むクセのないシンプルなデザインが、この犬の食器台が支持される理由といえるでしょう。4段階で高さ調節ができ、トレー部分には食器を置いた時の滑止めマット、脚部にも滑り止めが付属しています。
ドギーマン ウッディーコンパクトダイナー 犬猫用
水を飲む時にむせやすいワンちゃんには、こちらの犬の食器台がお勧め。ドリンクノズル付きの犬の食器台で、350ml~2ℓのペットボトルが簡単に着脱でき、飲み口の高さも調節できます。
犬の食器台の高さは4段階調節が可能。背面がフラットなので、カベ際に押し付けて置けるため邪魔にならず、食べながら台を押してしまう子にも安心。
リッチェル ペット用 木製テーブル ダブル ブラウン
ドギーマンシリーズに続いて人気の獣医さん推奨の犬の食器台です。犬の食器台の脚部にパーツを足すことで2段階に高さ調節可。
ミニチュアダックス、マルチーズ、ヨークシャーテリアなどは1段階、トイプー、シーズー、ミニチュアピンシャーなどは2段階と、おおよその高さ目安をもとに設計されています。犬の食器台にフードボウルを二つ並べて置けるダブルと1つだけ置けるシングルの2種類、カラーはそれぞれブラウンとホワイトがあります。
ポンポリース<3段階調節>【食器台 ナチュラルセット】
こちらの食器台は天然木を使用したナチュラルテイストの食器台です。とてもオシャレで可愛らしく、様々なインテリアにもマッチするため人気の高い商品です。
この食器台には、お皿が1つ乗るタイプと2つ乗るタイプの2種類があります。ごはん皿だけであれば1口タイプ、水を入れるお皿も乗せたい場合は2口タイプを購入すると良いでしょう。
高さも8cm、10cm、14cmに調節可能なため、超小型犬から中型犬までが使える使用になっています。高さが調節できるため、首や腰を痛める心配もなく、シニア犬でも使いやすいという特徴があります。
さらにごはん皿を置く台は15°の傾斜が付いているところもポイントです。15°の傾斜は犬にとって食べやすい角度と言われていますので、安心してごはんを与えることができますよ!
木製 高さ固定タイプ
犬 猫 食器台 iDog Living Keatキート Sサイズ フードボウル
コの字型にカーブした犬の食器台で、上面の真ん中の穴にフードボウル(別売)をセットします。上面は手前に傾斜しており、犬の首や腰への負担を軽減。脚部に滑り止め付き。ブラウン、ブラック、ホワイト、ナチュラルのカラーバリエーションがあります。
犬 猫 食器台 iDog Living Keatキートスクエア2 Sサイズ
箱形の台の上にフードボウルを設置できる穴が空いています。ボウルを2つ並べて置けるタイプと1つのみの2種類、カラーはそれぞれブラウンとナチュラルがあります。
ポンポリース 食器台トロピカルフルーツ リンゴレッド
キュートな雑貨好きな飼い主さん注目の犬の食器台。ボウルを置く部分がお花やリンゴの形をしており、お部屋の片隅にあるだけで楽しい気分になりそう。レッドやピンク、イエローなど、明るいカラーバリエーションで、愛犬との楽しい生活を演出してくれます。フードボウルは別売り。
YUZES 傾斜のあるご飯台 フードボウルスタンド
こちらも高さ調節はできませんが、犬が食べやすい角度を活用し、傾斜を付けてくれているため、犬にとってもごはんが食べやすい設計となっているところがポイントです。
食器台に使われている天然木もアレルゲンとなるホルムアルデヒドの含有量が低い物を使用しているため、犬にとって安全に食事を楽しめるという点もおすすめポイントです。シンプルながらもお皿を置く場所に耳のデザインが描かれているところもオシャレです。
また安定感があるため、勢いよく食べてしまう犬でも食器台を倒さずに食べることが可能です。付属している陶器のボウルは水洗いができ、食器台もウェットティッシュなどでサッと拭くだけで清潔感を保つことができます。手軽に掃除ができるのも人気の理由です。
金属製 高さ固定タイプ
ドギーマン カタカタ鳴らないツインディッシュ Mサイズ
安価で機能性に富んだドギーマンの犬の食器台。ペットと宿泊できるホテルなどに配備されているのをよく目にします。それだけ手入れがしやすく扱いやすい証拠なのかもしれませんね。とかく音を立てがちなステンレス製ですが、食器(付属)には吸音ラバー、台脚部にはゴムが付いている思いやり設計。
フードスタンドボウルセット MI-LWS-5330
脚部に滑り止めのついたアーチ状の金属スタンドに、パウマークなど楽しいイラストがプリントされた陶器製のボウルがセットになっています。サイズ的には小さめですが、付属のボウルが意外と深く、「チワワには食べにくそう」といったレビューもあります。購入前に愛犬が食べやすい高さをしっかりチェックしておく必要があります。
Momugs Akira 大型犬用ステンレススタンド&ボウルセット
こちらはステンレス製のオシャレなごはん皿が付いた食器台です。非常にシンプルな作りですが、高さ調節も簡単な上、○段階調整というタイプではなく、飼い主さんの好きな高さにごはん皿を調節してあげることができます。そのため、小型犬から大型犬まで、多くの犬種にとって使いやすい食器台です。
片方はごはん皿、もう片方はお水用のお皿として使ってももちろん良いですが、小型犬と大型犬を多頭飼いしている場合、片方は小型犬の高さに調節し、もう片方は大型犬の高さに調節、といった使い方もでき非常に便利です。
また、このようなタイプは「ごはん皿が安定するか不安」「滑り落ちてしまいそう」という心配の声もありますが、食器台のスタンド部分には滑り止めが付いているため、しっかり安定した高さで安全にごはんを食べてもらうことができます。
プラスチック製 高さ調節可タイプ
ドギーマン 洗える 外せる ドッグダイニング Sサイズ
こちらはドギーマンから発売されているペット用食器台の1つです。樹脂製の商品のため、ナチュラルな見た目がとてもオシャレで可愛い食器台です。
また、この食器台は他の食器台とは少々異なり、テーブルの部分を取り外すことが簡単な上、濡れ布巾で拭いたり、そのまま洗うことができる優れ物です。
ウェットタイプのドッグフードを愛用している犬の場合、こぼしてしまい「汚くなっちゃった…」ということも多いですが、すぐに取り外して洗ったり拭いたりすることができるため、清潔な状態を保つことができます。
そして高さ調節も7cm、9cm、11cm、13cmの4段階調整が可能です。そのため、シニア犬になってからも食べやすい高さに調節し、腰や首を傷めずに食事を楽しむことが可能ですよ!
ルルパスタンド S
ペット用品を数多く取り扱っているPEPPY(ペピー)から発売されているこちらの食器台は、SSサイズ~Mサイズまで取り揃えられているため、超小型犬から中型犬までの大きさに分類される犬にぴったりです!
ごはん皿を置く食器台部分が傾斜15°と、犬がごはんを食べる際にちょうど良い角度になっているため、より犬たちがドッグフードを口に運びやすいよう、工夫されているところもポイントです。
またこの角度はドッグフードの匂いもキャッチしやすい角度となっているため、食欲増進にも繋がり、食欲が落ちてきたシニア犬にもおすすめです。SSサイズからMサイズまで、すべて高さを2段階調節できるため、愛犬に合った高さに調節してごはんを食べてもらうことが可能です。
まとめ
機能性に優れたもの、デザイン的に楽しいものなど色々と集めてみましたが、皆さんはどの犬の食器台が気に入ったでしょうか?日々使うものだからこそ、愛犬にぴったりサイズでお手入れがしやすく、お気に入りのデザインのものを選びたいものですね。
最後に。くしくもこの記事を書く少し前、誤嚥が原因で亡くなったワンちゃんの話を耳にしました。まだ若いミニチュアダックス、夜の食餌でむせかえり、飼い主さんの緊急の対応もむなしく急性肺炎で翌朝に亡くなってしまったそうです。
体の構造が人間とは異なるワンちゃん、特に小型犬では喉や気管も細く、ささいなトラブルが深刻な事態を引き起こすことも少なくありません。楽しいはずの食事、命をつなぐ食事。大切な愛犬にストレスなく食べさせてあげたいものです。
ユーザーのコメント
30代 女性 ミニー
20代 男性 めだか
30代 女性 TIKI
30代 女性 Chappy
なぜだろう?たぶん早食いしたからだろうなぁ…くらいにしか思ってなくて、早食いで誤飲して亡くなってしまうということもあると記事で読み、すぐに食器台を購入させていただきました。
これて、ゼーゼーむせるのが改善されるといいなぁって思います。
40代 女性 こみゃこ
それを見て、夫は慌てて注文してくれました。メインの食事はきちんと台に置いているのですが、喉に負担をかけないでと言われていたはずなのに、ちょっとしたおやつなどお皿を直置きしていました。記事を読んで初心に帰ることができました。これからは気をつけます。
女性 colo
ある程度の高さ調整ができ、かつ愛犬がちゃんと使ってくれることを考え、まずはホームセンターで探してみました。どれも「高さがある平らな台」でした。希望するのは食器を斜めにおけるものだったので、何件か探してみたものの見つからず、結局手作りすることにしました。
台自体に角度をつけ食器を置くと斜めになるように調整し、食器が滑り落ちないように滑り止めも貼り付けました。愛犬に何度も器を覗き込んでもらい、食器台の高さを0.5cm単位で調整したところ、今では食事や水で咽ることもなくとても使い勝手が良いです。
市販のものでも愛犬に合わせて調整してあげると、更に使いやすくなると思います。
調子が悪い時におすわりをしたままでも首を曲げるだけで食べられる高さなので、本犬も楽に食事を取ることができたようです。
犬を飼われた際には、ケージなどと一緒に食器台もぜひ用意してほしいもののひとつです。
女性 高宮
50代以上 男性 佐藤家物語
我が家には犬種の違う4匹の犬が居り、以下の事をポイントに3年前に自作しました。
① テーブル本体は食事中にガタついたり、移動しないように重量を持たせる。
② 床への傷付き防止など、床ずれを防止する。
③ 小型犬から大型犬に対応できる物
④ 微妙な高さ調整を可能にする
⑤ 器の移動、落下を防止
⑥ 防水およびメンテナンス
⑦ 持ち運び
⑧ デザイン
対応策
① 木製にしました(シナランバー18ミリ材を使用)
② 本体裏底に4点でゴム足を取り付け
③ 3種類の大きさにしました
④ 器を置く天板は板受けのタボの取り付け位置を変えることで、3段階の高さ調整を可能にしました
⑤ 天板手前にストッパーを取り付け、落下防止。格子状にシリコンを貼り付け器の移動を防止
⑥ 本体パーツはすべて防水シート施工、小口はシナロールテープを貼った後、ウレタン塗装処理
⑦ 本体背面に肉球に似せたくりぬきを施し、デザインとともに持ち手を兼用しました
⑧ ⑦⑧番にかぶりますが、種類豊富なシートは様々なカラー選択可能で、可能な限り曲線加工しました
30代 女性 ひまわり
女性 匿名
我が家の台は園芸用のスタンドを使っています。高さは床から13㎝と、我が家の大型犬には丁度良いです。
咽せることは無く食べやすそうです。
年齢的に応じて高さ調節しながら食べやすくして行きます。
20代 女性 匿名