エリザベスカラーを手作りするメリット
皆さん、市販のエリザベスカラーで、困ったことはありませんか?
例えば、固くて圧迫感があるとか、ご飯を食べる際にエリザベスカラーが邪魔で器まで届かずよろけてしまったり、歩いている最中に床に引っかけて転んでしまったり、思った以上に食い込んで皮膚を傷つけてしまったり。
うちの愛犬も何回かの手術の際に活用せざるを得ませんでしたが、小柄なのでSサイズでも大きいくらいで、本人は勿論、傍で見ている私まで大きなストレスを抱えてしまいました。
こんなに嫌がっているのならば付けなくてもいいのではないか、とお思いの飼い主の方もいるとは思いますが、エリザベスカラーにはちゃんと役割があり、傷口を舐めたり掻いたりして悪化を防ぐための最大の防御策なのです。
ここで動物病院の看護師さんがこっそり教えてくれた、簡単に出来る手作りのエリザベスカラーの作り方を紹介します。
100均のもので簡単にエリザベスカラーを手作り
クリアファイル編
〈材料〉……全て100円均一で購入
- クリアファイル(A4サイズ)
- ファスナーテープ(或はガムテープ)
〈作り方〉
クリアファイルの赤い部分を切り取ります(画像参照)。
その時に下の閉じてある部分も切り落とします。
自信がない方はクリアファイルを横に切り開いて、市販のエリザベスカラーで型を取ることをおススメします。
あとは愛犬の首に巻き付け、長さを調整するだけ。ファスナーテープがない場合はガムテープなどで固定すると良いと思います。
エリザベスカラーを作るのにその他のアイデア
シャンプーハット編
こちらも材料は100円均一で手に入るシャンプーハットとファスナーテープ。
シャンプーハットに切り込みを入れて、愛犬の首周りのサイズに合わせて下さい。
ファスナーテープをつけると簡単に取り外し出来ますが、ファスナーテープがなかったらガムテープで固定しても良いと思います。
カップラーメンの容器編
カップラーメンの空の容器の底に穴を開け、愛犬に被ってもらいます。
脇に切り込みを入れて幅を調節したり、高さを簡単に変えることが出来るのが便利で良いと思います。
エリザベスカラーの型紙づくり
その他の素材でも、保護する強度があればエリザベスカラーは作れます。実際に、100円均一で売られている、透明のPPシートでエリザベスカラーを手作りしたり、好みの可愛い生地に厚紙をはさんで作ったりしている方もいます。
そのためには、まずは型紙作りです。愛犬の首まわりを測り、紙の中心に首まわりよりも少々大きめの円を描きます。そしてエリザベスカラーの奥行を決めて、首まわりの円を中心として外側にも円を描きます。
エリザベスカラーのサイズの目安は(外側に描く円)、円の半径が小型犬10~20cm、中型犬15~20cm、大型犬20~30cmです。カラーの奥行は、傷の状態やその子の体型なども考慮して決めた方が良いと思います。
外側の円を切りとったら、中心からだいたい60~120度に線を2本引いて、その部分をカットします。首まわりにくる中心の円も切ります。これでエリザベスカラーの型紙の完成です♪
最後に
どれもこれも簡単に手作り出来るものばかりです。自分の愛犬にはどのタイプが合うのか、色々試してみるのも良いと思います。
怪我や病気だけでも大きなストレスなのに、その上エリザベスカラーまでしなくてはいけない愛犬のストレスを、ほんのひと工夫で軽減させることが出来たら良いですね。
それが出来たら、見ている私たち飼い主のストレスも、きっと軽減するはずです。
ユーザーのコメント
50代以上 女性 さきこ
40代 女性 こみゃこ
愛犬は首がしっかりとして太く、緑内障なので首に圧力がかかると眼圧が上がるので、大きなサイズを病院で付けてもらいました。外に出て人の目が気になり、手作りのカラー製作を模索して作りました。
ネットで紹介しているのはほとんど小型犬クラスのが多くて、材料探しやアイデアがなかなか浮かばず時間がかかりました。こちらで今後も、手作り出来る物のアイデア提供をしてもらえるのは、ネットサーフィンにならず良い事だと思います。
40代 女性 りりこ
40代 女性 momo
ただ、やはりこだわりのあるものは値段も高いので、記事にあるようにシャンプーハットのような工夫して手作りするものも良いのかと思います。大切なのは、「愛犬が嫌がらずに傷が治るまで付けてくれるか」という事なので、様々なアイデアで快適なエリザベスカラーを選んであげてほしいです。
女性 aki
愛犬が病院の休診日に、散歩先で足に軽い傷をつくったことがあり、愛犬が傷口を舐めないようにと、急遽クリアファイルでエリザベスカラーを手作りしました。カラーが首にあたる部分と先端の部分には、体にあたっても痛くないように、壁にあたった時の衝撃を少しでもやわらげるようにと、可愛い柄のマスキングテープを重ねて巻いて貼り付けました。
翌日にそのカラーをつけて病院に連れて行ったときには、先生と看護師さんに褒められて嬉しかったのを覚えています^^
カップラーメンの容器のアイディアには、カップ麺のカップをつけた愛犬の姿を想像して、笑ってしまいましたが、緊急の場合には家にある物で代用しなければいけませんものね!
30代 女性 38moto
小型犬用に無理に調整されたものだったので、お水を飲むために下を向くこともできず、結局外してしまいました。
クリアファイルを使うのはアイデアですね!柔らかいので巻きやすそうです。首元の部分は当たると痛そうなのでクッション性のあるもので巻いてあげると良さそうですね。
シャンプーハットは予想外でした。なるほど。機能性でいえばもしかしたらこれが一番合っているのではないかと思うくらいですね。重さもエリザベスカラーと比べたら軽いですし、柔らかいので、家具にぶつかっても首に直接衝撃がくることなく、愛犬にも優しいです。
カップ麺の容器編は、本当に小さいわんこ向けですね。これを被っていたらいたずらをしたのかと思っちゃいますね。
40代 女性 匿名
生後7か月の去勢手術の際と、6歳の頃に目の怪我をした時にエリザベスカラーを使用しました。
去勢手術はパピーの頃でしたので、エリザベスカラーをあまり気にしておらず、病院で貸して頂いたプラスチックの硬いカラーでも平気でお水を飲んだり寝たりしていました。
お水はゲージに装着するボトルタイプだったので問題はなかったようです。
食事の際は食べにくそうでしたので、外していましたが、再度付ける際も特に嫌がる様子もなく、こちらもさほど気にしていませんでした。
目の怪我をした時は既に成犬でしたので、好き嫌いもはっきりしており、意思もはっきりと伝えるようになっていました。
病院で貸してもらったプラスチック製の物は、見ただけでかなり嫌がっていたので、ペットショップで布製で出来たソフトカラーを購入して付けていました。
それでも違和感はかなりあったようで、寝ようとしてもなかなか寝付けず、うろうろと歩き周り、ソフトカラーを付けて1日で、ストレスのためか下痢になってしまいました。
ダックスは体高が低いため、カラーの端が床についてしまい、トイレに行くのも大変そうでした。実際、下痢をした便がカラーの端についてしまい、とても嫌そうに上目遣いで訴えてきましたので、目の届く時間は外すようにしていました。
カラーのサイズを超小型犬用の幅が短いものにすることも考えましたが、胴とマズルが長いため、患部によっては傷に届いてしまいます。
今回の記事を読んで、シャンプーハットで愛犬のサイズに合った物を作るというアイデアはとても良いと思いました。
目の怪我など、カラーが必要な時もあります。
ただ、去勢や避妊手術など患部が覆える場合には、マナーパットで覆ったり、エリザベスカラーの変わりとなるエリザベスウェアというものも販売されています。
http://item.rakuten.co.jp/full-of-vigor/13-06112-1/
これは着用したまま排泄も可能で、ダックスサイズも展開されています。
器用な飼い主さんの中には手作りされる方もいるそうです。
傷を悪化させないように、かかないようにすることが重要ですが、出来るだけストレスがかからないように、飼い主側が工夫してあげることも必要かと思います。
自分がもし首の周りにプラスチックの硬いカバーを1日中付けられたら・・・と思うと、ワンコに同情してしまいます。
結局、我が家の愛犬の目の怪我の際は、これ以上ストレスをかけるのも良くないと思い、ソフトカラーをはずすことにしました。
「目を掻かないようにね、掻くようだったらこれを着けないといけなくなっちゃうよ。」と話し、寝る際も留守番の際もそのままにしていました。
通じるのかな、と半信半疑でしたが、掻いて悪化させることはありませんでした。
どんな場合においても、日頃の信頼関係が大事になってくるんだなと実感した瞬間でした。
30代 女性 にこママ
女性 シャンプー
しかし盲点だったのが、動物病院のエリザベスカラーは透明な素材だったので視野がいいんですね。布製のモノは視野が狭くなってしまいます。
その点、記事で紹介されていたクリアファイルで作るものはいいかもしれません。首周りの保護を優しく作れれば快適そうです。
女性 ピンク