犬の足についた汚れの落とし方

犬の足についた汚れの落とし方

お散歩の後などの愛犬の足についた汚れ、どのように落としていますか?正しく落とせているでしょうか。3つの落とし方と注意点をご紹介しています。足の汚れの落とし方に不安や迷いがあるときの参考にぜひ。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

愛犬の足の汚れ、正しく落とせていますか?

手足が汚れたまま部屋に入った犬

お散歩の後など、愛犬の足が汚れてしまったとき、どのようにお手入れしていらっしゃるでしょうか。
足の汚れを落としてあげたいとき、落とし方で迷うことはありませんか?
水で洗うのが良いのか、ぬるま湯で洗うのが良いのか。
乾いたタオルで拭くのが良いのか、ウェットティッシュで拭くのが良いのか。
石鹸やシャンプーで洗った方が良いのかなど。
足の汚れの落とし方、足の汚れを予防する方法、注意点などご紹介します。

犬の足についた汚れの落とし方①「水で洗う or ぬるま湯で洗う」

シャワーで足を洗われる犬

足を洗うことが苦手なワンちゃんが多いと思います。
ちょっと足が濡れるだけでも嫌がるワンちゃんもいます。
足を洗うことが苦手なのであれば、毎日のお散歩の後に足を洗うことは、水で洗うこともぬるま湯で洗うことも、大きなストレスになってしまうでしょう。

足を洗うことが得意なワンちゃんなのであれば、水洗いもぬるま湯洗いもできるでしょう。
水よりも、ぬるま湯の方が汚れは落ちやすいです。

注意点

注意してほしいことは、「濡れたままにしない」ということです。
また、足の汚れを予防するためにふだんからバリカンで短くしておくと良いです。

肉球の周りや指の間は、皮膚がとてもやわらかくデリケートです。
また、湿気がたまりやすい部分でもあります。
足を洗った後の水分や湿気をそのままにしておくと、皮膚に炎症が起きてしまったり、かぶれてしまったりすることがあります。

犬の足についた汚れの落とし方②「乾いたタオルで拭く or ウェットティッシュで拭く」

黄色い布で足を拭かれている犬

乾いたタオルで拭く場合、あまり汚れを落とすことができません。
足の汚れが少ない場合には良いと思います。
肉球を濡らすことがないので皮膚への負担も少ないですし、乾かす手間もかかりません。
乾いたタオルで拭いてあげたい場合には、不織布がおすすめです。
汚れを吸着するという特徴があります。

ウェットティッシュで拭く場合、足の汚れを落としやすいと思います。
しかし、水気や湿気が肉球や指の間に残ってしまわないようにしなければなりません。
残ったままでは汚れが付着しやすいですし、細菌が繁殖しやすく、炎症を起こしてしまうことがあります。
ウェットティッシュで足の汚れを落とした後、乾いたタオルで乾拭きしてあげると良いのではないでしょうか。

犬の足についた汚れの落とし方③「石鹸で洗う or シャンプーで洗う」

ボールを咥えて走る泥だらけの白い犬

洗面所で手洗い用(人間用)の石鹸を使って足の汚れを落とす、お風呂場で犬用のシャンプーを使って足の汚れを落とす、といった方法で、お手入れされている飼い主さんもいらっしゃいます。
どちらも足の汚れをしっかり落としてくれますし、除菌もできるのでは?と思ってしまいますよね。
しかし、石鹸やシャンプーを使いすぎると肉球や指の間の皮膚を傷つけてしまうことがあります。足がひどく汚れてしまったときのみ使用するのが良いでしょう。

また、石鹸やシャンプーのすすぎ残しがないよう、しっかり洗い流しましょう。
すすぎ残しがあると、皮膚に炎症が起きてしまったり、かぶれてしまったりすることがあります。

注意点

水またはぬるま湯で洗うときと同じなのですが、注意してほしいことは「濡れたままにしない」ということです。

  • 洗う
  • よく水気を切る
  • タオルドライをする
  • 肉球の間の毛はドライヤーでしっかり乾かす

という手順で行うと良いと思います。

まとめ

手足が汚れている犬の手元のアップ

足の汚れ具合によって、落とし方を変えると良いと思います。
汚れが少ないのに、毎回シャンプーで洗っていては、肉球や皮膚を傷めてしまいます。
肉球が乾燥してかたくなってしまったり、割れてしまったりすることもあります。
ふだんあまり見ることは少ないかもしれませんが、指の間の皮膚に赤みや炎症などがないかチェックしてみてください。

足の汚れを洗って落とす場合には、必ずしっかり乾かすようにしましょう。
タオルドライだけでは、しっかり乾かすことができない場合には、ドライヤーでしっかり乾かします。火傷してしまうことを防ぐため、冷風で乾かすのがおすすめです。

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