犬の値段について。犬種による平均価格の違いや、高い・安い場合の理由

犬の値段について。犬種による平均価格の違いや、高い・安い場合の理由

犬の値段はペットショップよって設定価格がさまざまです。犬種によっても値段の違いがあり、なぜこんなに違うのか不思議に感じることがあります。犬を家族として迎える前に、犬の値段の付け方を知っておくことも重要です。今回は、犬の値段の付け方や、高い場合と安い場合の理由、犬種別の平均価格をご紹介します。

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犬の値段の付け方

お金

犬の値段はおおよその相場価格はありますが、定価は決まっていません。そのため、ペットショップやブリーダーは犬の譲渡価格を自由に設定することができます。

犬の値段の決め方は、ペットショップやブリーダーによって違います。それぞれ独自の評価基準があり、それに沿って犬の質を査定し値段を決めているようです。

また、犬の飼育コストや仕入れ原価などにより値段の変動はありますが、犬種ごとの流行りの度合いや、客層に合わせて、売れる価格を考慮しながら犬の値段を決めていきます。

犬の値段が高くなる理由

犬と人

  • 人気犬種
  • 希少犬種
  • 人気の毛色、希少色
  • 顔立ちが整っている
  • 身体のバランスが整っている
  • メス
  • 血統書付き

犬の値段が安くなる理由の反対で、犬種の理想となる容姿に近いほど値段が高くなる傾向にあります。流行りによっても値段が変動しますが、人気犬種や希少犬種は値段が高く設定されています。

また、メス犬は繁殖のため、ブリーダーが手元に残すことも多く、ペットショップなどの取扱数が少ないため高くなる傾向のようです。

両親の血筋が分かる血統書が付いていることも高い理由に挙げられ、父母がドッグショーのチャンピオン犬だとさらに高値で販売されることがあります。

犬の値段が安くなる理由

犬と老人

  • 毛色や毛質が良くない
  • 顔立ちがイマイチ
  • 骨格など噛み合わせが悪い
  • 小型犬だがサイズが大きい
  • 身体全体のバランスが悪い
  • 関節疾患などの疾患がある
  • 血統書が付いていない

犬種によって評価基準は異なりますが、理想となる容姿よりも劣っている部分があると値段が安くなる傾向にあります。

毛色や毛質、顔立ちのような見た目で分かるものや、見た目では分からない疾患の有無などが犬の値段が安くなる主な基準です。また、売れ残った犬も値段が安くなる理由に挙げられます。

産まれてから半年以上が経過した子犬は、飼い主が見つかりづらくなるため、ペットショップなどでは安い値段で販売されることが多いです。

ペットショップとブリーダーの犬の値段

沢山の子犬

ペットショップ

ペットショップでは、犬の繁殖を行わずブリーダーや、犬のせり市から仕入れていることがほとんどです。

そのため、仕入れの費用や人件費、飼育費が上乗せされることもあり、ブリーダーに比べて犬の値段が高い傾向にあります。

しかし、ペットショップの評価基準や地域の需要によって値段の付け方が異なるため、高い店と安い店があるようです。

ブリーダー

ブリーダーは、犬の世話と繁殖を行いながら、顧客に直接販売をしたり、ペットショップに販売したりとさまざまです。

個人で運営していることが多く、ペットショップと比べて人件費がかかりにくいため、ブリーダーから直接購入するほうが値段が安くなる傾向にあります。

しかし、ブリーダーによって値段の付け方はさまざまで、犬種の血統や質の良さによりペットショップよりも値段が高くなる場合もあります。

また、質の良い犬を繁殖するため、飼育に時間や費用をかけているなど、飼育方法によって値段が変動してくるようです。

犬種別の犬の値段

犬種

トイプードル

  • 平均価格10~20万円

日本の人気犬種で1位にランクインしているトイプードル。購入するペットショップやブリーダーによっても異なりますが、安くて10万円、高くて80万円以上で販売されていることもあります。

値段の差が出る1つの理由として、身体の大きさの違いが挙げられます。トイプードルは身体が小さいほど値段が高くなるため、人気のティーカッププードルは高値がつきます。

また、毛色「レッド」「アプリコット」が人気で高く設定されています。人気色は平均価格から3~5万円ほど高くなることがあるようです。

ミニチュアダックスフンド

  • 平均価格10~20万円

胴長短足で愛らしい姿が人気犬種のミニチュアダックスフンド。ブリーダーから購入する場合は、10万円ほどで販売されていることもありますが、質の良さなどで25万円以上する場合もあります。

値段の差が出る1つの理由として、毛色が挙げられます。スタンダードな「レッド」や「レッド&タン」よりも「クリーム」が人気で値段が高くなります。

また、毛質によっても値段の差が出ており、人気のロングヘアーよりも希少価値の高いスムースヘアーやワイヤーヘアーのほうが値段が高くなる傾向があるようです。

パグ

  • 平均価格20~25万円

ブサかわいいと言われ、飼い主にとって顔立ちが重要になるパグ。

購入するペットショップやブリーダーによっても異なりますが、安くて10万円、高くて30万円以上で販売されていることもあります。

パグは他の犬種とは違い、流行りの毛色などがないため毛色での値段変動はありません。見た目が重要視され、誰が見ても可愛いと思える顔立ちや、容姿によって値段を高く設定しているようです。

また、パグはメスのほうが温厚な性格で飼いやすいという理由から、メスのほうが高くなる傾向があります。その他、血統書付きなどでの値段変動が大きいようです。

柴犬

  • 平均価格5~20万円

日本犬として、海外でも人気の柴犬。購入するペットショップやブリーダーによっても異なりますが、5万円から20万円ほどで販売されています。

値段の差が大きい理由として、毛色が挙げられます。人気の赤は頭数も多いため比較的安めに設定されていますが、黒や胡麻色は赤よりも高くなります。希少価値のある白は、さらに高値がつきます。

また、季節によって値段が変動し、出生率の高い3~5月が最も高い値段で販売されているようです。

ゴールデンレトリーバー

  • 平均価格10~30万円

優しい顔立ちで、大型犬の中でも人気のゴールデンレトリーバー。購入するペットショップやブリーダーによっても異なりますが、安くて10万円、高くて30万円以上で販売されていることもあります。

ゴールデンレトリーバーは2種類のタイプがあり、ペットショップでの取扱数が多い、アメリカンゴールデンレトリーバーは10~30万円ほど。

ペットショップではあまり見かけないイングリッシュゴールデンレトリーバーは50万円以上と、種類によっても値段が異なります。

また、親の血統によっても値段が変動し、100万円ほどになる犬もいるようです。

まとめ

犬と女性

犬の値段は、ペットショップやブリーダーによって評価基準が異なるため、同じ犬種でも値段に差が出てきます。

また、見た目や疾患の有無などでも値段が変動します。しかしながら、犬は値段で価値が決まるものではありません。

犬を家族に迎えるのであれば、犬の性格や特徴、相性もしっかりと見極める必要があります。値段が高い理由や安い理由などを考慮しつつ、新しい家族となる犬を飼い主となる責任をもって選びましょう。

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