こんな姿勢をしていたら要注意?!犬の姿勢から分かる病気4つ

こんな姿勢をしていたら要注意?!犬の姿勢から分かる病気4つ

愛犬が何だかいつもと違う姿勢をとっている…。そんなとき、病気を疑ったほうが良い場合があるのを知っていますか?今回は、犬の姿勢からわかる病気をご紹介します。

お気に入り登録
SupervisorImage

記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

1.首を傾げている?前庭疾患

首を傾げている犬

わんこが首を傾げているようすは、とても可愛らしいですよね。飼い主さんの話している内容を一生懸命聞き分けようとして、文字通り「耳を傾けている」ともいわれますから、ますます愛おしいものです。ですが、ずっと首を傾げた姿勢をとっている場合には、前庭疾患を発症している可能性があります。

前庭疾患

前庭疾患は前庭系といわれるも、つまり脳幹、小脳、内耳、前庭神経に障害がおこることで生じるものです。その原因となるものには耳の炎症から脳腫瘍まで色々なものがあります。
症状としては、もちろん原因によっても違いますが、一番多いのは、前触れなく突然、首を傾げてまっすぐ歩けなくなったり、倒れてしまうといった症状などが現れます。症状が症状なので、びっくりして慌ててしまう飼い主さんも多いですが、原因にもよりますが、お耳などが原因であれば早期に適切な治療を行えば、ほとんどが1週間から数週間程度で症状は治まります。またシニア犬では何の原因もないけれどおこる、特発性前庭疾患がみとめられることもあります。

2.上目遣いになる?頸部椎間板ヘルニア

上目遣いに見上げる犬

身体の小さなわんこは、飼い主さんを見つめようとするとどうしても上目遣いで見上げなければなりません。首を傾げる仕草と同様に、上目遣いの視線もとてもけなげで可愛らしいものですが、痛みで首を上げることができないために上目遣いにならざるをえない状態になっている場合があります。

頸部椎間板ヘルニア

この場合に疑われるのが、頸部椎間板ヘルニアです。椎間板ヘルニアとは、椎骨と椎骨の間にある軟骨組織である椎間板の内容物がはみ出して脊髄を圧迫し、身体にまひや痛みが生じて運動機能に支障をきたす病気です。このヘルニアが、首の部分に生じた状態を頸部椎間板ヘルニアと呼びます。重度になると外科手術が必要な場合もあり、治療しても運動機能が通常に戻るためには時間がかかったり、その後も後遺症が残ったりすることがあります。

3.キュッと丸くなっている?膵炎

丸まって寝ている犬

わんこがキュッと丸まって眠るのは、寒い季節に暖をとる場合や、リラックスできない場所で眠る際に急所であるお腹を守っている場合など、いろいろな理由があります。ですが、気温が低いわけでもなく、いつもはリラックスして寝ている自分のベッドであるにもかかわらず、きつく丸まって寝ている場合には、わんこが耐えがたい痛みを抱えている可能性があるのです。また、四つ足で立っている時にお腹を丸めたような姿勢をとることもあります。

膵炎

人間の膵臓が「沈黙の臓器」と呼ばれているように、わんこの膵臓も炎症を起こしても軽度のうちには症状が現れず、気づいたときには重篤な状態になっていることがあります。膵炎は激しい腹痛を伴うことが大きな特徴です。重症化すると最悪は死に至る場合もある病気なので、おかしいと思ったらとにかく早めに動物病院を受診することが必要です。また、膵炎の時の姿勢として、腰をあげたまま前足をのばす「お祈りのポーズ」も特徴的な姿勢としてあげられます。
また、膵炎の時の姿勢として、腰をあげたまま前足をのばす「お祈りのポーズ」も特徴的な姿勢としてあげられます。

4.足をケンケンしている?膝蓋骨脱臼

走っている子犬

わんこが走っているときにスキップするような仕草をしたり、ケンケンするような格好をしていることがあります。「走り方のクセなのかな?」と特に気に留めない飼い主さんもいるかもしれませんが、特に小型犬の場合には、膝蓋骨脱臼からそのような姿勢をとっていることがあるので、気になるときには動物病院を受診することをおすすめします。

膝蓋骨脱臼

膝蓋骨とは、いわゆる「ひざのお皿」のことです。これがずれてしまうのが膝蓋骨脱臼で、軽度の場合には脱臼を起こしてもわんこが自分で簡単に直してしまうので、上で紹介したように
飼い主さんは「クセなのかな」と思う程度で病気に気づけないことが多くあります。先天性と後天性がありますが、小型犬には遺伝的な要因で先天的にこの病気を抱えていることが多いので、注意が必要です。

まとめ

獣医師と飼い主と犬

いかがでしたでしょうか?たとえ体調が悪くても、わんこは言葉で飼い主さんに訴えることはできません。また、体調が悪いことをぎりぎりまで隠そうとする性質もあります。そのため、病気や怪我の早期発見には、飼い主さんが愛犬の様子のささいな変化に気づいてあげることがとても大切です。

はてな
Pocket
この記事を読んだあなたにおすすめ
合わせて読みたい

あなたが知っている情報をぜひ教えてください!

※他の飼い主さんの参考になるよう、この記事のテーマに沿った書き込みをお願いいたします。

年齢を選択
性別を選択
写真を付ける
書き込みに関する注意点
この書き込み機能は「他の犬の飼い主さんの為にもなる情報や体験談等をみんなで共有し、犬と人の生活をより豊かにしていく」ために作られた機能です。従って、下記の内容にあたる悪質と捉えられる文章を投稿した際は、投稿の削除や該当する箇所の削除、又はブロック処理をさせていただきます。予めご了承の上、節度ある書き込みをお願い致します。

・過度と捉えられる批判的な書き込み
・誹謗中傷にあたる過度な書き込み
・ライター個人を誹謗中傷するような書き込み
・荒らし行為
・宣伝行為
・その他悪質と捉えられる全ての行為

※android版アプリは画像の投稿に対応しておりません。