老犬の魅力3選!年老いても愛犬は大切な存在

老犬の魅力3選!年老いても愛犬は大切な存在

近年、犬の寿命は延びていますが、それでも人間に比べると数倍早く年老いていきます。数年の間にかわいい子犬の時期から成犬を経てシニア犬となっていく犬たちですが、何歳であっても大切な存在であることには変わりありません。

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犬の「老齢期」

こちらを笑顔で振り返るゴールデンレトリバー

人間の年に当てはめた犬の年齢については諸説あり、小型犬と大型犬では大きく異なりますが、低月例のころから、成犬の4歳くらいまでは、同じくらいという計算になるようです。

その後少しずつ小型犬の年の取り方が緩やかになり、10歳で比較すると小型犬が人間でいうところの50歳代後半、大型犬が70歳代といわれています。
食事面でいえば、7歳~9歳になるころには「シニア」に分類され、それまでと同じ食事だと太りやすくなってしまったり、腎臓に負担をかけやすかったりするため、成犬時より高たんぱく質のフードに切り替える時期となります。

外見の老い方は個体差がありますが、やはり8歳を過ぎると顔の先端部から白髪が交じっていったり、老化による白内障などが発生しやすくなったりするようです。
意外と早くやってくる老齢期ですが、そこから先も健康に気を付けてお世話をすることで、15歳~20歳まで生きてくれる犬たちもいるんですよ。

シニア犬の魅力

カゴの中に入って眠るチワワ

さて、年齢で考えると犬の一緒のうちの約半分が、「シニア犬」と呼ばれる時期であることが分かります。
その中でもヤングシニアに分類されるであろう10歳~12歳くらいまでは、人間のお年寄りにアクティブな方が多いのと同じように、犬たちも成犬時と変わらないほどに若々しい子も多いですね。

そんな犬たちも年を追うごと、いえ、もしかしたら月単位都となってしまうかもしれませんが、人間同様に徐々に体が衰えていきます。
耳が遠くなってしまったり、白内障で目が見えにくくなっていったりといったところから、少しずつ目に見えて老化が進み、だんだんと立ち上がって動くのを億劫がったり、筋肉でぎゅっとしまっていた手足の先が柔らかくふにゃっと広がってしまったり、腰が曲がってひょこひょこ歩くようになったりしていくのです。
しかしそんなシニア犬たちも、若さ溢れる子犬たちとはまた違った魅力にあふれています。

時間がゆっくり過ぎていくこと。

もともとの個体の性質にもよりますが、思い立ったら即行動!で、ものすごくやんちゃな犬も年を取るといろいろ経験を積んで、「何でも分かった顔」をするようになります。
何か行動を起こすときも、一呼吸おいてから、よっこらしょと動き始めるのです。
その様子を見ているだけで、こちらも気持ちが落ち着いていきます。

激しく動くことを好まなくなり、散歩も一歩一歩がとてもゆっくりになります。
家の中で過ごす時間が増え、何事も体調と相談をしながらのことになるので、ハイペースな生活のリズムを見直す必要がでてきます。
お世話にかかる時間も増えて、人間側のペースで動けないことも多々あるのですが、それがかえってせわしない日常を振り返るきっかけになったりもするのです。

遊び心を失わないこと。

しかし、いくら落ち着いたとはいえ犬は犬。
ちょっと無理が効かなくなった体でも、必死に飼い主のあとを追いかけて遊ぼうとしたり、自分の大好きなおもちゃで遊ぼうとしたりといった遊び心はなくしません。
むしろ、純粋に遊ぼうとする姿にほっこりすること間違いなしです。

ちょっと歩くのがおっくうになれば、甘えた声で飼い主を呼んでみたり、おもちゃが自分のそばからころころと遠くへ転がってっしまったときも、「行っちゃった、取って」という目で見てきたり、甘え上手になる犬も多いですよ。

一生懸命がんばること

人間は老いていくうちに先のことを考えて不安になったり、若いころのことを思い出して後悔したりと、様々な感情に悩まされます。
しかし、シニア犬は自分の体がなぜ昔と違っているのかなんてことは考えません。
毎日変わらず、自分のできる範囲のことをしながらただ一生懸命生きている。
そんな姿がたまらなく愛おしく感じられます。

シニア犬と生活をしていると、毎日の体調管理にドキドキすることもあるでしょう。
投薬の管理や排せつの世話、痴ほうが進めばいわゆる介護疲れも起こります。
しかし彼らの穏やかな寝顔を見ていられるだけで、とても安らかな気持ちになれるのは不思議なことですね。

まとめ

海のそばで犬と向き合うおじいさん

いかがだったでしょうか。
家に犬を迎える際、主に考えるのは子犬のことかと思います。
しかし、盲導犬のリタイヤ犬や飼育放棄された犬たちなどは、シニア犬であることがあります。

確かに年を取っている分、一緒にいられる時間は短くなりますが、「年を取っているからかわいくない」と初めから引取りの可能性を除外せず、ほんの少しだけ彼らの魅力について考えてもらえれば幸いです。

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