犬の散歩における飼い主さんの理想的な服装
犬の散歩の服装で重要なのは、動きやすいこと。犬は急に走り出したり、立ち止まったり、左右に動いたり、興味を引くものを見つけると想像以上にいろんな方向に動き、強い力でリードを引っ張ります。
飼い主さんのベストな格好は、汚れてもいい洋服と歩きやすいスニーカーです。咄嗟のときに動きにくいスカートや、かかとが高いヒールやパンプス、足との密着率が低くパカパカとずれてしまうサンダルや、草履などは避けてください。
上半身の服は、キラキラ光るものや、ヒラヒラと飾りの付いたものはあまりオススメできません。愛犬だけでなく他の犬が飛び掛かってくる可能性もあるためです。
雨の日の散歩は、飼い主さんも犬もレインコートを着ることがベストな格好です。片手でリードを持つことや、傘によって視界が狭くなることなどのリスクが伴うため、傘を持ちながらの散歩はオススメできません。万が一の場合に、咄嗟に両手でリードを制御できないと、事故や事件を引き起こしてしまう恐れがあるためです。
犬がレインコートを着ると、雨や風の直接接触を避けることができ、泥や汚れから身を守ることができるなど、様々なメリットがあります。雨が降っていると散歩に出かけない飼い主さんも多いですが、犬にとってはそちらの方がストレスの対象となるのでなるべく散歩に出かけるようにしましょう。
必要な散歩グッズ
リード
散歩の際には、犬に必ずリードを付けましょう。当たり前のことと思うかもしれませんが、ノーリードで散歩している飼い主さんも、実は多いのです。「うちの子は大丈夫」「いい子だからリードは必要ない」という過信が、思わぬ事故や事件を起こしてしまう可能性があります。
また、犬は興味を引くものを見つけると、興奮して走り出すことがあります。例えば他の犬や人、虫、ボールなど、犬にとって見たこともないものや、惹かれるものなどの誘惑がたくさん存在します。
小型犬であっても、リードを引く力は凄まじいものです。リードは犬と飼い主さんをつなぐ命綱であるため、必ずしっかりとリードを付けましょう。
ネームプレート
犬の首輪に、飼い主さんの名前と犬の名前、電話番号を記載したネームプレートを付けましょう。万が一、リードが外れて迷子になってしまったときに、保護してくれた人が連絡してくれます。
身元が分からない犬(迷い犬)は、保健所や動物愛護センターに連れられ、場合によっては殺処分されてしまう可能性があります。
考えただけでゾッとする事態ですが、可能性はゼロとは言い切れません。最悪の事態を避けるために、ネームプレートを付けることをオススメします。
トイレグッズ
ウンチを持ち帰って家で処分するために、必ずトイレグッズを持っていきましょう。そのまま放置するのはマナー違反です。
トイレグッズには、袋ごとトイレに流せるタイプや消臭に特化したビニール袋、地面に埋めてそのまま自然に返せるもの、可燃ゴミとして出せるものなど、多種多様なグッズがあります。ご家庭の用途に合ったものを探すといいでしょう。
水
散歩に持っていく水は、オシッコの洗浄と水分補給の際に使います。1回の散歩であれば、500mlのペットボトル1本で十分でしょう。オシッコをした際には、水をかけてしっかりと流します。
また、「喉が渇いていないかな」「疲れていないかな」と常に愛犬を気にかけ、水分補給は怠らないようにしてください。
コンパクトに折りたためるシリコン製のペットボウルは飲みやすく、持ち歩きやすいのでオススメです。
オヤツ
散歩中にトレーニングする際にはオヤツが効果的です。例えば「オテ」や「オスワリ」、「マテ」など、家庭内ではきちんとできるのに、外だと全くできなくなる子もいます。気が散る状況でもきちんと指示に従うことができれば、万が一のときに制御することができます。
ロングリード
広い公園でたくさん走らせたいときは、伸縮できるロングリードが良いでしょう。しかし他の犬や人がいたり、道路に飛び出したりする危険性もあるので、むやみに長く伸ばしてはいけません。犬をきちんとコントロールできるよう、常に目を光らせておきましょう。
まとめ
散歩は、外の世界に触れる絶好のチャンスです。ドッグランで思いっきり走らせたい、お友達と交流させたい、散歩の中でトレーニングも取り入れたい、など、散歩の目的は愛犬や飼い主さんによって異なるでしょう。
愛犬を危険から守るために万全な準備のもと出かけ、その各々の目的に合わせた服装や散歩グッズを持って、楽しい散歩の時間を有意義に堪能しましょう。
ユーザーのコメント
40代 男性 とっつぁん
反射タスキ等の着用もおすすめします。