しっぽが短い犬種3選

しっぽが短い犬種3選

短い尻尾には生まれつきのものと断尾によるものがあります。生まれつき短いしっぽの犬種、断耳と断尾が行われている犬種、断尾されているとあまり知られていない犬種の3種をご紹介しています。

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短いしっぽ「ボブ・テール」

芝生に寝転がるコーギー

短いしっぽのことをボブ・テールと呼んでいますが、生まれたときからしっぽが短い、もしくはしっぽがほとんどない犬もいます。また、断尾したしっぽのこともボブ・テールと呼んでいます。なぜ、わざわざしっぽを切ってしまわなければならないのか不思議に思いますよね。ずっと昔、ヨーロッパでは狂犬病を予防するために犬のしっぽを切っていたとされています。狩猟犬や牧羊犬のしっぽが長いままだと傷つきやすく、感染症を予防するためにもしっぽを切っていたという説もあります。現代の犬の場合、断尾された状態である形をスタンダートとし、スタンダードでなければ血統書を発行することができない場合もあるようです。そのため、断尾が続けられているのでしょう。

ボブ・テールを持つ犬種①「フレンチブルドッグ」

フレンチブルドッグの子犬、おしり

フレンチブルドッグは基本的には断尾が行われている犬種ではありません。生まれたときからほとんどしっぽがない状態であるボブ・テイルです。中には豚のしっぽのような短い巻き尾であるスクリュー・テイルである個体もいます。長いしっぽを持って生まれてくる個体もいるようですが、断尾するケースは少ないとされています。しかし、フレンチブルドッグに関する知識がないまま繁殖をしてしまい、断尾されてしまう個体もいるようです。

フレンチブルドッグの魅力

小さなカラダと大きな立ち耳、愛嬌のある表情が可愛いフレンチブルドッグ。社会性や協調性があり、飼育しやすい犬種であるとされています。とっても甘えん坊な性格で、家族を喜ばせることや遊びが大好きです。学習能力に優れていますが、間違ったことも覚えてしまいやすいです。正しいしつけをし、理解できるまでしっかり教えてあげましょう。

ボブ・テールを持つ犬種②「ドーベルマン」

黄色いボールをくわえているドーベルマン

ドーベルマンの特徴には「尖った耳」「短いしっぽ」とありますが、どちらも人工的に作り出されているものです。生まれつきあのような姿をしているわけではありません。尖った耳は断耳によるもの、短いしっぽは断尾によるものです。本来のドーベルマンの耳としっぽの姿を見たことがあるという方はとても少ないでしょう。警備犬としての役割を果たすために断耳と断尾が行われていたのですが、現代には必要ないのでは?と思ってしまいますよね。

ドーベルマンの魅力

飼い主や家族に対してはとても忠実で、人懐っこく、とーっても甘えん坊な性格をしています。強いイメージや怖いイメージがあるかもしれませんが、ただの先入観に過ぎません。現代でも警察犬や軍用犬として活躍しており、警戒心をみせたときの迫力は凄まじいですが、ドーベルマンが持つ優しさや甘えん坊なところに惹かれる人が多いようです。

ボブ・テールを持つ犬種③「ヨークシャーテリア」

芝生にたたずむ首輪を着けたヨークシャーテリア

ヨークシャーテリアのしっぽが短い理由は断尾です。長いしっぽを持つ個体もいますが、スタンダードの形にしたいという理由から、わざわざ動物病院で断尾を行う飼い主さんもいらっしゃるようです。ずっと昔は医学的な目的によって断尾されていたようですが、現代ではスタンダードとされる形にすることのみ目的なのではないでしょうか。

ヨークシャーテリアの魅力

ヨークシャーテリアを宝石と呼ぶ人もいるほど、光沢感のある美しい被毛が魅力ですよね。子犬の頃と成犬になってからでは被毛の色が代わり、子犬の頃は黒い被毛ですが、成犬になるにつれてゴールドやシルバーといった輝きを持つようになります。長毛種ですがシングルコートなのでお手入れがしやすいのも魅力のひとつでしょう。

まとめ

ミニチュアピンシャー、横向き

生まれつきしっぽの短い犬種もありますが、私たちがよく知っているしっぽの短い犬種は、そのほとんどが断尾によってしっぽを短くされています。狩猟犬や警備犬などの働く犬の場合は、しっぽを噛まれてしまわないようにという理由から断尾されていたようです。現代において断尾する理由はスタンダードの形にしたいからです。断尾にはデメリットもメリットもあるので、悪いことばかりではないようです。

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