犬の年齢で異なる『適切な運動量』とは?

犬の年齢で異なる『適切な運動量』とは?【獣医師監修】

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犬の年齢別に適切な運動量について「子犬」「成犬」「老犬」に分けてご紹介しています。カラダの大きさや犬種によっても大きく異なりますし、個体差もあるので見極めるのが難しいですよね。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。仙台市の動物病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

愛犬の運動量は適切ですか?

フリスビーをくわえて走る犬

今の運動量で大丈夫かな?減らした方が良いかな?増やした方が良いかな?と不安になることがあるのではないでしょうか。運動不足である犬が多いと思われている一方で、中には運動量が多すぎてしまっている犬もいるようです。カラダの大きさや犬種によっても運動量の違いはありますが、今回は犬の年齢別に適切な運動量はどれくらいなのかということをお話したいと思います。

子犬の適切な運動量とは

芝生で戯れる三頭の子犬

子犬は遊ぶことが運動になる

子犬の頃は遊びながら自然とたくさんカラダを動かしていますよね。おもちゃで遊び疲れて眠ってしまうこともあるくらいです。運動量は足りているのだろうか?と考えることもあまりないのではないでしょうか。逆に遊び過ぎて疲れてグッタリしてしまうことの方が心配になるほどですよね。

運動量よりもスキンシップやコミュニケーションが大切

子犬の頃は運動量を考えすぎるよりも、飼い主さんや家族とのスキンシップやコミュニケーションを重視してあげることの方が大切なのではないかと思います。子犬がひとり遊びをしているときも誤飲やケガなどのことを考えると目を離すことはできませんし、遊びながらしつけをできるタイミングでもあります。

お留守番の後はたくさん遊んであげましょう

お留守番が多い子犬の場合、長い時間をケージの中で過ごすと思います。帰宅したらケージから出してあげて、思いっきり遊んであげることでカラダを動かすことができるようにしてあげると良いのではないでしょうか。

成犬の適切な運動量とは

アジリティをしている犬

成犬の適切な運動量を見極めるのはとても難しいですよね。カラダの大きさや犬種、年齢によって大きく異なりますし、個体差もあると思います。運動不足はよくありませんが、運動量が多くなりすぎてしまうのもよくないのではと考えてしまいます。

運動量が適切であるかどうかを見極める方法

お散歩から帰った後の愛犬の様子をチェックされているでしょうか。ゆっくりくつろいでいる様子であれば、お散歩や運動に満足した、運動量が適切だったというサインです。運動量が不足していると、帰ってすぐにイタズラを始めたり、おもちゃで遊び始めたり、ハイテンションで走り回ったりすることがあります。

運動量が多すぎるときのサイン

お水も飲まずにぐったりと横たわって激しくパンティングをしている。こんな様子のときは運動量が多すぎたというサインでしょう。関節や肉球を傷めてしまうこともありますし、体調を崩してしまうこともあります。お散歩や運動量を減らすなどして調節してあげましょう。

成犬は「量」より「質」

成犬は運動量よりも、どんな運動をさせるのかという質を重視すると良いと思います。運動量を必要とする犬種や運動能力の高い犬種の場合、それを十分に発散することができるだけの運動を必要とします。ドッグランなどで全速力で走ったり、アジリティを楽しんだり、飼い主さんから出された指示をクリアするというような遊びながら行えるトレーニングを取り入れると良いのではないでしょうか。

小型犬はお散歩やドッグランへ行く以外にも、室内での遊びを取り入れた運動もおすすめです。ボールを追いかけて持ってくる、おもちゃを引っ張り合う、隠されたおもちゃを探すなどの遊びでも十分な運動になります。

「運動=お散歩」と思われている飼い主さんも多いかと思います。1時間お散歩すれば十分な運動量だと勘違いしてしまうことがあります。運動の質を考えてあげると短時間でも適切な運動量を与えてあげることもできるのではないでしょうか。

老犬の適切な運動量とは

芝生のニオイを嗅ぐスパニエル

老犬の場合、運動の量を考えるよりも、健康の維持のために毎日のお散歩や運動を欠かさないということを重視すると良いと思います。老犬は日々のお散歩や運動をやめてしまうと筋肉も衰え、立てなくなってしまったり生活の質を下げてしまう要因にもなりかねません。適切な運動をさせてあげることが元気と長生きのポイントの一つです。お散歩や運動を続けることで関節や筋肉の健康を維持し、血液などのカラダのめぐりを良くしてあげることができます。また、脳を活性化させることで、認知機能の低下の予防にもつながる場合があります。

足腰が弱ってきた場合、犬が歩きやすいお散歩コースを選んであげましょう。段差のある場所は負担が大きいですし、砂利道は歩きづらいでしょう。夏場や暑い日のお散歩や運動はとくに注意が必要ですよね。しかし、暑いからといってカラダを動かさずにいるのは健康によくありません。快適な温度に保たれた室内でできる運動や遊びを取り入れてあげましょう。

老犬には日光浴をしながらのお散歩が快適

老犬になるとお散歩へ連れて行ってもらうことができなくなる犬もいます。ずっと室内で過ごし、お外へ連れ出してもらうことができない犬もいます。しかし、老犬にとっては日光浴もお散歩も健康を維持するために大切なことです。太陽の光を浴びることでメラトニンというホルモンの分泌も調整され、夜にしっかりと眠ることができます。夜鳴きの予防にも良いのです。また、お散歩中に出会う他の人や犬とのコミュニケーションによって刺激をもらうことも健康や若々しさの維持に繋がります。

まとめ

お散歩するボーダーコリーと女性

適切な運動量を見極めるのってとても難しいですよね。雨の日はお散歩へ連れて行かないという場合、雨の日が続けば確実に運動不足になってしまうでしょう。そんなときは室内でカラダを動かせるようにしたいですよね。うちの愛犬の男の子はお散歩30分程度では満足してくれず、朝晩1時間ずつのお散歩が欠かせません。適切かどうかを見極めるのは難しいのですが、愛犬が満足するまで歩かせてあげたいというのが親心です。

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