怒りっぽいってどういう性格?
今回は、怒りっぽい傾向の強い犬種を紹介していきますが、まずは、怒りっぽいとはどのような性格のことを指すかを確認しておきましょう。
基本的に頑固な性格や、攻撃性の強い性格を怒りっぽいと言うことが多いです。
しかし、犬の場合は、大切な飼い主を守ろうとしようと攻撃的になる、あるいは大好きな飼い主を他の犬に盗られたくないという思いから怒ることがあるため、無意味に攻撃することはほとんどありません。
中には、その攻撃性を小型犬だからと飼い主側が許容してしまい、成犬になったときに手に負えなくなったり、噛み癖が付いてしまったりということもあります。
幼少期から怒りっぽい性格にならないよう、なるべく飼い主が気を付けてあげる必要があります。
怒りっぽいと言われている犬種は?
短気と聞くと、少々怖いイメージがあるかもしれません。
しかし、実は小型犬や中型犬であっても、怒りっぽいと言われている犬種は多くいます。
もちろん、個々の性格に寄りますが、ここでは怒りっぽい傾向にあると言われている犬種を、3種ご紹介します。
ダックスフンド犬種
胴長短足の外見と、愛らしい表情が人気のダックスフンド犬種は、一見人懐っこく可愛らしい性格をしているように見えますが、実は犬種で見ると、怒りっぽい一面を持つ犬種としても知られています。
全体的には、飼い主に対し甘えんぼうな顔を見せるダックスフンドですが、元々狩猟犬だったということもあり、勇敢で頑固な性格を持つ犬も多いです。
そのため、吠え癖がついてしまうことが多く、飼い主としては、幼少期に無駄吠えに対するしつけをしっかり行う必要があります。
しかし、他の犬種にも言えることではありますが、ダックスフンド犬種は特に、個体差の激しい犬種です。
勇敢で知らない人に対し吠えるといった一面を持ちながらも、実際は穏やかな性格の犬もたくさんいます。
チワワ
日本国内でも人気の高い小型犬、チワワも怒りっぽい傾向にあると言えます。
怒りっぽいというよりも、警戒心が強いと言った方が正しいでしょう。
チワワは、飼い主に対しては甘えんぼうで忠実な性格の持ち主ですが、知らない人に対して懐くということはなかなかありません。
元々臆病な性格ということもあり、他の犬種と比較しても警戒心が強く、それ故に、吠えたり唸ったりと怒りっぽいと見られることが多いです。
また、飼い主に対する忠実な思いから、小さな体であっても「飼い主さんを守らないと!」という思いが強く、その気持ちが行動に表れている結果と言えます。
ジャック・ラッセル・テリア
日本でも見かけることのあるジャック・ラッセル・テリアは、非常にやんちゃで活発な犬種です。好奇心旺盛で、負けず嫌いという面も持ち合わせているため、自分より大きな相手であっても、果敢に立ち向かっていく性格の犬が多いです。
可愛らしい犬種ではありますが、飼い主以外に懐くことは基本的になく、頑固な性格から、自分の嫌なことをされると攻撃することもあります。
成犬になると手に負えなくなってしまう、という事態に陥ってしまう家庭も多く、実は初心者には向いていない犬種としても有名です。
ストレスを溜め込まないよう散歩量を増やしたり、特にしっかりとしつけをしたりすることが鍵です。
怒りっぽい犬と上手く付き合う方法
上記で紹介した犬種を始め、怒りっぽい傾向の強い犬種と言われることのある犬種は多くいます。しかし、だからといって必ずしも短気とは限りません。
その犬種であっても、穏やかな性格の犬や、のんびり屋の犬もいます。
このように、怒りっぽい犬種と言われている犬であっても、飼い主さんの育て方で短気な性格を表に出すことがなく、穏やかな性格に育てることも可能です。
最初にもお話ししたとおり、怒りっぽいと言われている犬種の場合、飼い主さんを守ろうという正義感から吠えたり、警戒したりすることが多いです。
例えば、知らない人が家に来た際、攻撃性が高まることがあります。
このような可能性を低くするため、幼少期からパピー教室に参加したり、他の犬が多く散歩している時間帯に散歩をしたりするなど、他の犬や人との交流の機会を多く持たせると効果的です。
すると社交性が高くなり、知らない人に対しての警戒心も弱くなる傾向があります。
また、飼い主さんとの信頼関係を築くことが最重要です。
いざという時に、しっかり飼い主さんの言うことを聞くように、また、飼い主さんが「頼れる人」という認識になれば、自分が守らなければという警戒心が弱まることもあります。
日頃から落ち着いた態度を心がけ、上下関係が逆転しないようしつけをすることを心がけましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
怒りっぽいという性格は、警戒心が強い、飼い主への忠実な気持ちが強いという性格と、表裏一体であることが多いです。
また、同じ犬種であっても犬によって性格が大きく違うことも多いです。
それを理解した上で、その犬種の特徴に合ったしつけをしていくことが大切でしょう。
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