犬の足に現れる老化サイン8つ

7082view

犬の足に現れる老化サイン8つ

犬の足に現れる老化のサインには小さなものも大きなものもあります。小さなサインを見つけたら、すぐに対策を行ってあげることでさらに老化することを防ぐことができます。どんなサインがあるのかご紹介しています。

監修:獣医師 平松育子

(ふくふく動物病院)

犬の足の衰えは筋力の低下が原因

夕日と犬の手足のアップ

歩くことができなくなってしまったり、自力で立ち上がることができなくなってしまったりなど、明らかな老化のサインがあります。
そのほとんどが、後足の筋力が低下してしまったことが原因です。

犬は前足と後足にかける体重の割合が大きく違います。
どれくらいの体重がかかっているかということです。体重比重は前足と後足で7:3の割合なのですが、老化や筋力の衰えによって、後足への意識も低下していきます。
そうすると、前足にもっと体重をかけるようになりますし、後足の筋力は衰えるばかりです。

では、犬の足に現れる老化のサインには、どのようなサインがあるのかご紹介していきましょう。こんなサインが現れたら犬の足の老化のサインかも、という程度に参考にしてみてください。

犬の足に現れる老化のサイン

黒いフレンチブルドッグの老犬

1.歩くスピードが遅くなる

老化によって筋力が低下し、関節の動きも悪くなると、以前と比べて歩くスピードが遅くなったなと感じることがあります。
ゆっくりでも構いませんので、今以上に筋力が低下してしまうことを防ぐためにも、体調などを考慮した上で、しっかりお散歩をさせてあげてください。

2.小股で歩くようになる

特に後足に現れやすいのですが、筋力の低下によって小股でトボトボと歩くようになります。
更に筋力の低下が進んでしまうと、見た目にも、後足にあまり体重をかけていないことがわかるようになります。

3.坂道や段差を嫌がるようになる

急な上り坂や急な下り坂、大きな段差を嫌がるようになります。
みなさんも同じように感じていらっしゃると思いますが、急な坂道や大きな段差では、かなりの筋力を使いますよね。
足が衰えてしまった犬には、とてもつらいのだと思います。
更に老化が進んでしまうと、ちょっとした坂道や、わずかな段差さえも嫌がるようになり、つまずいて転んでしまう可能性もあります。

4.後足の歩幅が狭くなる

足の老化によって股関節の動きが悪くなると、股が開きづらくなってしまうことから、後足の歩幅が狭くなることがあります。
また、股関節に異常が現れると、腰をクネクネとしながら歩くようになる「モンローウォーク」と呼ばれている症状があります。
モンローウォークは、主に若い大型犬に発症し、股関節形成不全であるとされていますが、足の老化によっても現れる歩き方です。

5.スッと立ち上がることができなくなる

お座りの状態から立ち上がるとき、主に後足の筋肉を使います。
しかし、足の老化や後足の筋力の低下によって、スッと立ち上げることができなくなってしまうことがあります。人間で言う、“よっこいしょ”のような状態です。

6.伏せやお座りが上手くできなくなる

足の衰えや股関節の衰え、さらには背骨がゆがんでしまうことによって、股関節の動きが悪くなると、伏せやお座りを上手くできなくなってしまうことがあります。
伏せやお座りはできるものの、足を投げ出したような横座りになっているなど、明らかに姿勢が悪いなと感じる様子です。

7.介助がなければ歩くことができなくなる

足の老化や筋力の低下だけではなく、全身の筋力の低下によって、自力だけでは歩くことができなくなってしまうことがあります。
飼い主さんの介助があれば、歩くことができるのであれば、介助をしながら歩かせてあげてください。更に筋力が低下してしまうことを防ぐために必要です。

8.日常生活に介助が必要になる

足の老化が最大に進んでしまった状態では、自力で座ることも立つことも歩くこともできなくなります。
つまり、寝たきりの状態であるということです。

介助がなければ寝たきりの状態だけど、介助があれば、お散歩ができるという犬も決して少なくはありません。
寝たきりだからといって、本当に寝たきりのままにしておくと、老化は進むばかりです。

ちょっと可哀想に感じてしまうかもしれませんが、介助があれば歩くことができる、動くことができるという状態であるうちは、介助して運動させてあげて欲しいと思います。

まとめ

服を着たスパニエルの老犬と女性

私は、これまでに二頭の愛犬の介助や介護をしてきましたが、足の衰えはかなり大きなダメージですよね。
足の老化のサインを、小さなものから大きなものの順番でご紹介したのですが、小さなサインを見逃さないようにしてほしいと思います。

足の老化は筋力の低下が主な原因なので、お散歩や運動を欠かさず毎日行い、筋力を維持してあげることで、少しでも足の老化を防ぐことができます。
犬の足の老化は全身の老化に関わりますし、長生きできるかどうかにも繋がっていると思います。

記事の監修

  • 獣医師
  • 平松育子
  • (ふくふく動物病院 院長)

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

あなたが知っている情報をぜひ教えてください!

あなたの体験談やハウツー・解決方法など、他の飼い主さんやその愛犬の為にもなる情報をみんなで書き込んで、犬と人の共同生活をより豊かにしていきましょう。

この記事をシェアする
この記事を読んだあなたにおすすめ
合わせて読みたい

あなたが知っている情報をぜひ教えてください!

※他の飼い主さんの参考になるよう、この記事のテーマに沿った書き込みをお願いいたします。

年齢を選択
性別を選択
写真を付ける
書き込みに関する注意点
この書き込み機能は「他の犬の飼い主さんの為にもなる情報や体験談等をみんなで共有し、犬と人の生活をより豊かにしていく」ために作られた機能です。従って、下記の内容にあたる悪質と捉えられる文章を投稿した際は、投稿の削除や該当する箇所の削除、又はブロック処理をさせていただきます。予めご了承の上、節度ある書き込みをお願い致します。

・過度と捉えられる批判的な書き込み
・誹謗中傷にあたる過度な書き込み
・ライター個人を誹謗中傷するような書き込み
・荒らし行為
・宣伝行為
・その他悪質と捉えられる全ての行為

※android版アプリは画像の投稿に対応しておりません。