犬との信頼関係が崩れたらどうすればいい?

犬との信頼関係が崩れたらどうすればいい?

せっかく築いた愛犬との信頼関係は、飼い主のちょっとした行動によって崩れることがあります。では、いったいどのような行動で信頼を失ってしまうのか、また愛犬との信頼関係が崩れたらどうすればいいのかについてお話しします。

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犬から信頼を失ってしまう行動とは?

フードを被った犬

今回は犬の信頼を失ってしまった場合、どうするべきかについてお話ししていきますが、その前に、せっかく築き上げた愛犬からの信頼を失ってしまう可能性のある飼い主の行動についてご紹介します。皆さんはこのような行動をしていませんか?

感情の起伏が激しい

指を指す男性

まず1つ目に感情の起伏が非常に激しいと信頼を失いやすいです。例えば、愛犬がトイレを失敗してしまった際、頭ごなしに「どうして失敗したの!」「何度も失敗して!」というように怒鳴ってしまう人がいますが、これは信頼を失いかねません。

怒るときは基本的に愛犬の目をジッと見ながら「ダメ」と言ったり、場合によってはしばらくの間無視をするという方法が効果的です。

また飼い主の行動に一貫性がない場合も愛犬から見ると「信頼できないな」と思われがちです。「この前はこれをしても怒らなかったのに、今日は怒られた」というような状況は作らないよう、気分で動くことはやめましょう。

手をあげてしまう

犬を飼っている人ならばほとんどの人が理解していると思いますが、愛犬を叩いてしまったり、蹴ったりといった暴力行為は絶対してはいけません。信頼を失うだけでなく、愛犬を傷つけ、敵として認識されることもあります。

いくら悪い事をしたとしても、体罰と称して暴力を振るったところで犬には何の意味もありません。「悪い事をしたから叩かれた」とは思わず、「なんで急に叩かれたんだろう」「怖い」といった感情だけが支配してしまいます。

何度も同じ失敗をされたり、何度もいたずらをされてしまうと怒りたくなる気持ちもわかりますが、そこはグッとこらえ、正しい叱り方で対応しましょう。

意味もなく嫌な思いをさせてしまう

愛犬のいろんな表情が見たいという理由から、愛犬を急に驚かせたり、あげようとしていたおやつをわざと取り上げるといった遊びをする飼い主さんをSNSなどで見かけますが、あまりやり過ぎると信頼を失う行為となりますので注意しましょう。

「この人はいったい何をしたいのだろう」という疑問から、「早くしてよ」「イライラするなあ」といった感情に変化してしまう犬が多く、信頼関係が崩れ反抗的な態度をとるようになります。

私たち人間も意味もなくからかわれたり、嫌な思いをさせられたら相手を嫌いになってしまうこともありますよね。犬も例外ではありません。

犬との信頼関係が崩れたらどうすればいい?

上目遣いの犬

上記のように愛犬が嫌がることをしてしまったり、一貫性のない態度をとってしまったりする徒信頼を失ってしまうことに繋がりかねません。では、犬との信頼関係が崩れてしまった場合、どうすればよいのでしょうか。

正しいスキンシップを毎日行う

散歩中のアイコンタクト

まず愛犬との信頼関係を取り戻すためには、毎日欠かさずスキンシップをとることで絆を再度構築する必要があります。しかし、ただ単に触れば良いということではありません。正しいスキンシップをとることが重要です。

例えば愛犬が寝ているにも関わらず、無理矢理スキンシップをとっても嫌がられるだけです。暇そうにしていたり、自分から近寄ってきた際に撫でてあげたり、ブラッシングをしてあげたり、あるいはおもちゃを使って一緒に遊ぶと良いでしょう。

信頼関係が崩れてしまった後、信頼を取り戻すことは容易ではありません。焦らずゆっくりと築いていく必要があります。

愛犬の前では感情を一定に保つ

信頼関係を崩しかねない行動の1つに、感情の起伏が激しいという飼い主の性格を挙げましたが、信頼関係を築くためには常に冷静で頼りがいのある飼い主になる必要があります。

ちょっとしたことで飼い主が慌ててしまえば、愛犬も「一大事だ!」と不安に駆られてしまいます。しかし、愛犬が失敗したところで堂々と対処し、感情的にならなければ、飼い主に対して「頼りになるリーダー」という認識を再度持ってくれるようになります。

もちろん、これだけでは再び信頼を取り戻すことはできませんが、1つの重要な要素ではありますので、スキンシップと共に日々心がけるようにしましょう。

犬の心理を理解する努力を!

最後に、愛犬を理解するためにも犬の心理や修正について理解する努力をすることも大切です。理解しようと努力する姿は愛犬に理解してもらえませんが、理解しそれを実践することで愛犬に認めてもらえるようになります。

例えば、ずっと前足を舐めているときは過度なストレスを感じている時である、隣にやって来て前足でちょんちょんと突いてくるときは何かして欲しい事があるなど、犬の行動について勉強してみましょう。

理解し愛犬の要望に応えたり、あるいは不安になっている時に撫でて落ち着かせるといった行動を繰り返すことで、「頼りになる」「信頼できる」と再度思ってもらえるよう努力するべきでしょう。

まとめ

子犬とじゃれる女性

いかがでしたでしょうか。このように愛犬と築いた信頼関係が崩れてしまうのは一瞬です。しかし、信頼関係が崩れたからといって諦めてしまうのはより悪い事態に発展してしまいます。ぜひ最後のポイントをしっかり理解し、再び信頼を取り戻せるよう努力しましょう。

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