犬の散歩をする時間帯は季節ごとに変える
犬にとっての快適な環境は?
犬にとって散歩は毎日の生活にかかせない大切なものですよね。散歩に行く時間帯によっては、犬にとって苦痛になる場合があります。酷い場合はケガをしたり病気になる可能性も高くなってしまいます。
季節や気温ごとに散歩に行く時間帯を変えてあげる事で犬は快適に過ごす事ができますので、ぜひ四季別のおすすめな時間帯を知っておきましょう。
四季別のおすすめなタイミング
春のおすすめ時間帯
春は犬や人にとって丁度良い気温で過ごしやすい季節となりますよね。1日中散歩に適していると言えますが、より快適に過ごせる時間帯としては朝と夕方になります。犬は人よりも体温が高いので、人が涼しく感じるくらいが犬にとっては丁度良いです。逆に人が暖かくて気持ちいいと感じている時は、犬にとって暑くて過ごしにくい環境になりつつあると覚えておくと良いと思います。
春はどの時間帯に散歩しても快適に過ごしやすいですが、日によっては日中の日差しが強く油断をしていると熱中症になる場合がありますので気を付けましょう。さらに、花粉が多い季節なので花粉症になってしまう犬は意外に多くいます。また、春になると公園などでは害虫駆除のために農薬を散布している事がよくあり、犬が農薬の付いた葉っぱを食べてしまうととても危険です。春は過ごしやすい代わりに、そういった事に気をつけなければいけません。
夏のおすすめ時間帯
夏は、犬にとって過酷な季節となってしまいます。犬は体温が高く、さらに常に毛皮を着ている状態ですので暑い季節が苦手なのも無理はないですよね。ですので散歩に行く時は出来る限り涼しい時間帯を選んであげましょう。
理想としては、朝5時頃と夜9時以降となります。あなたは朝6時に暑くて目が覚めた!という経験はありませんか?朝6時には既に気温が上がり始めていきますので、おそらく経験した事があると思います。ですので、起きるのが大変だと思いますが気温が上がる前の朝5時頃がベストなタイミングとなります。
夕方以降に散歩に行く場合は気温が落ち着いて、さらに地面のアスファルトの熱が冷める夜9時以降がベストな時間帯といえるでしょう。
夏は、かなり熱中症になりやすいので散歩に行く時間帯がより重要となります。熱中症対策をしていても熱中症になる事がありますので、なるべく涼しい時間帯に散歩をする様に心がけましょう。また、日中アスファルトが熱されて温度が60度を超える時もあります。その上を犬が歩くと肉球を火傷しますので、アスファルトの温度が冷めるまでは、アスファルトの上を歩かせない様にしましょう。
秋のおすすめ時間帯
秋は春と同じくとても過ごしやすい季節となるので、時間帯は特に気にしなくても良いと思います。秋は春に比べて涼しく犬にとって一番過ごしやすい季節といえそうですね。ただ、冬に近づくにつれて寒くなっていきますので、日によっては日中などの時間帯に散歩をすると良いかもしれません。
秋は春と似た環境で花粉が多く飛んでいたり、蚊や毛虫などの虫が多くいる季節です。蚊や毛虫に刺されると皮膚炎を起こしたりしますので草や木が多い場所で散歩をする時は注意が必要となります。また、時期によってはまだ気温が高く熱中症になりやすい日もありますのでそういった事にも気を付けておきたいですね。
冬のおすすめ時間帯
季節の中で一番寒い冬は、暑さが苦手な犬にとっても寒くて過ごしにくい季節となります。ですので、1日の中で一番暖かい日中に散歩をするのがベストなタイミングとなります。1日に2回散歩に行くのでしたら、午前10時頃と夕方3時頃といった日が出ている時間帯の中でなるべく時間を空けて行くのが良いと思いますよ。
冬は、服を着させるなどの寒さ対策を心がける様にしましょう。冬の散歩で気を付けないといけない事として意外に知られていないのが、凍傷による肉球のケガです。例えば人の場合、裸足で冷たい雪や凍った地面の上を歩き続けると、しもやけや凍傷になってしまいますよね。犬の場合、日本では凍傷になりにくいと言われていますが、長時間雪の上などを歩いていると凍傷になってしまう事がありますので、冬は凍傷になるかもしれないと知っておくと良いと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?春から秋は涼しい時間帯に散歩をするのがベストなタイミング、冬は暖かい日中に散歩をするのがベストなタイミングとなる様ですね。さらに、温度以外にも虫や熱中症、火傷や凍傷といった季節ごとに注意すべき事を知っておくことで、より快適に散歩をする事ができると思います。愛犬と一緒に快適な散歩ができると良いですね。