1.ジャックラッセルテリア
ジャックラッセルテリアは短毛な犬種であり、抜け毛が多い犬種でもあるとして知られています。抜け毛が多い理由は、とてもやわらかいアンダーコートを持っているからです。抜け毛対策としては毎日のブラッシングが欠かせません。ジャックラッセルテリアのやわらかいアンダーコートですが、一年を通して抜け毛が多いとされており、朝と夜の2回のブラッシングを欠かさずに行っているという飼い主さんもいらっしゃるようです。
ジャックラッセルテリアの被毛の特徴
短毛というイメージの強いジャックラッセルテリアですが、実は被毛には3つのタイプがあります。
- スムースタイプ
- ラフタイプ
- ブロークンタイプ
スムースタイプは直毛の短毛で最も長い被毛でも1cm程度です。とても手触りの良い被毛ですが、他のタイプと比べて被毛の量が多いという特徴があります。ラフタイプはスムースタイプよりも少し長めの被毛で、ウェーブがかかっています。ブロークンタイプはスムースタイプとラフタイプの被毛が混じりあったような被毛です。ゴワゴワとした粗い被毛であるという特徴があります。
ジャックラッセルテリアを飼育するときの注意点
とても好奇心旺盛な犬種なので、家の中でも元気に走り回っていたいタイプです。フローリングなどで滑ってケガをしてしまわないよう対策が必要です。また、30分以上のお散歩を一日に2回というのが理想です。狩猟犬として活躍していたことのあるジャックラッセルテリアは、優れた運動能力を持っています。その能力を十分に使い果たせるだけの運動量が必要なのです。
2.ダルメシアン
ダルメシアンの特徴①「スポット」
ダルメシアンの最大の特徴である白と黒の水玉模様はスポットと呼ばれています。パイボールド遺伝子とティッキング遺伝子というものによって、あのような模様ができるのだそうです。
ダルメシアンの特徴②「筋肉質なカラダと並外れた体力」
とても美しいバランスの整ったカラダをしていますよね。歩いている姿はとても優雅なものです。ダルメシアンは伴走犬として活躍していた犬種であり、並外れた体力の持ち主でもあります。1時間以上のお散歩を一日に2回というのが理想です。
ダルメシアンを飼育するときの注意点
筋肉質なカラダと並外れた体力の持ち主としてもご紹介した通り、多くの運動量を必要とする犬種です。並外れた体力を十分に使い果たせるだけの運動をさせてあげられる環境にある必要があります。運動不足はストレスや問題行動の一番の原因です。お休みの日だけでもドッグランへ連れて行ってあげたり、アジリティを楽しむなどして過ごすのが理想です。
3.ドーベルマン
キュッと引き締まったカラダと美しくツヤのある被毛が魅力のドーベルマンですが、飼育するためには飼い主としての経験や知識や技術を多く必要とする犬種です。ドーベルマンによる事故が多発していますが、問題があるのはドーベルマンではありません。トラブルや事故の原因は飼い主にあるのです。まずは、注意点からご紹介しましょう。
ドーベルマンを飼育するときの注意点
1時間以上のお散歩を一日に2回というのが理想です。お散歩以外にもカラダを十分に動かすことができるよう、いつでも運動することができる環境にあることも理想です。自宅の庭や部屋でボール投げをして遊べるなどの環境を用意してあげられると良いのではないでしょうか。
とても忠実でトレーニングしやすい犬種です。トラブルや事故を防ぐため、主従関係を徹底し「待て」や「来い」は必ずしつける必要があります。警戒心の強い犬種なので、時に攻撃的な面を見せることがあります。ドーベルマンをしっかりコントロールすることができるだけの飼い主としての経験や知識や技術を多く必要とするのです。
ドーベルマンの被毛の特徴
短毛であるドーベルマンの被毛は、とにかくお手入れがしやすいという特徴があります。お散歩や運動の後にかるくブラッシングをしてあげるだけでOKです。汚れてしまった場合には ボディタオルなどで全身を拭いてあげるだけでもキレイにすることができます。
まとめ
短毛の犬種の中から、ジャックラッセルテリア、ダルメシアン、ドーベルマンの特徴と飼育するときの注意点についてご紹介しました。短毛種とは言っても換毛期はありますし、死毛を取り除いてあげるためのブラッシングは欠かせません。被毛が汚れてしまったときのお手入れは長毛と比べてかなり楽ですよね。