しっぽがフサフサな犬種5選

しっぽがフサフサな犬種5選

犬のしっぽには様々な種類があり、見た目や肌触りも違ってきます。今回はいくつか種類のあるしっぽの中から”フサフサなしっぽ”をもつ犬種についてご紹介していきたいと思います。

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犬のしっぽは何種類あるの?

犬のしっぽアップ

皆さんの愛犬のしっぽはどのような形をしていますか?実は犬のしっぽの種類は10種類以上あるといわれており、犬によってしっぽの形も様々で見ていると面白いですよね。

まずは、フサフサなしっぽを持つ犬種をご紹介する前に、どのような種類があるのか一緒に見ていきましょう。

巻き尾(カールド・テイル)

巻き尾は尻尾の先が上向きに丸まって、しっぽの裏側の被毛が見えている状態のしっぽを指します。柴犬や秋田犬など昔から日本で飼われていた犬種に多く、馴染みのあるしっぽの形といえるのではないでしょうか。

輪尾(リング・テイル)

巻き尾とは異なり、付け根から高く上がり丸く円を描くように曲がっている形のしっぽを指します。

立ち尾(フラッグポールテイル)

しっぽ根本から先までピンと上向きになっていて、立ち上がっているようなしっぽの形を立ち尾といいます。ビーグルやスコティッシュ・テリアなどの犬種が、このしっぽにあたります。

垂れ尾

自然に垂れ下がっている状態のしっぽを指します。ラブラドール・レトリーバーやシェパードなどの犬種が垂れ尾のしっぽをもっています。

鎌尾(シックル・テイル)

鎌の刃のようにゆるやかな曲線を描く形をしていることから、鎌尾と言われています。

差し尾

鎌尾と似た形をしており、背中側に弓なりに曲がりながら低く伸びているしっぽで、四国犬などが該当します。

スクリューテイル

短い巻き尾がもっと縮まったように、小さく螺旋状になっているしっぽの形です。

飾り尾(プルーム・テイルもしくはフラッグ・テイル)

フワフワとした飾り毛がついている、垂れ下がったしっぽのことをいいます。

リス尾(スクワーラル・テイル)

飾り尾と似ていますが、リス尾は背中側に曲がっているしっぽでリスのしっぽに似ていることからこの名前が付けられました。

ボブテイル

コーギーなど断尾によって短くなったしっぽや、生まれつきしっぽがない犬種のことを指します。

キンクテイル

ブルドッグなど根元からよじれたように曲がっている尻尾の形をいいます。

ウイップテイル

立ち上がったり垂れていたりしていなく、背中と水平な高さでまっすぐに伸びたしっぽをいい、鞭尾とも呼ばれています。

ラットテイル

根元には太く柔らかい巻き毛がありますが、先端にいくほどに毛が少なくなっていく、特徴的な形のしっぽをいいます。

オッターテイル

根元が太く、先端にいくほど細くなる形をいい、ラブラドールレトリバーなどが該当します。

フサフサなしっぽを持つ犬種

犬のしっぽアップ

犬にはたくさんのしっぽの種類があることがわかりましたね。その中でもフサフサなしっぽを持つ犬種をいくつかご紹介していきます。

1.グレートピレニーズ

グレートピレニーズ

がっしりとした大きい体にフワフワとした柔らかい白い体毛、大きな垂れ耳が特徴的で、そのたたずまいはとても優雅な大型犬です。

グレートピレニーズはヨーロッパの山岳地帯で牧羊犬や番犬として働いていた歴史があり、忠誠心や警戒心が強いことから、家畜を捕えようとするクマやイノシシなどを追い払う役目を担ってきました。

17世紀のフランスではその優雅な風貌を気に入られ、ルイ14世やマリー・アントワネットの護衛犬として迎え入れられたりと上流階級の人々からも高い人気を誇っていました。

分厚いダブルコートであり、換毛期でなくとも抜け毛が多く、1日おきもしくは毎日のブラッシングが望ましいとされています。また、昔より牧羊犬や番犬として活躍してきたことから、自らの判断で行動することが身についています。

子犬のころからきちんとしたしつけや訓練を行って信頼関係を築いておかないと、飼い主の指示に従わなくなり、問題行動を起こすこともあるので、飼育する際にはこれらのことを踏まえておきましょう。

2.ゴールデンレトリバー

ゴールデンレトリバー

ゴールデンレトリバーはラブラドールレトリバーと外見が似ていて、同じような犬種だと誤解される方も多いようですが、作出元の交配された犬種がそれぞれ違うため、成り立ちも異なります。

ゴールデンレトリバーはとても賢く、高い洞察力を持っているので、服従訓練などしっかりとトレーニングをされているゴールデンレトリバーは子供の遊び相手にもなってくれます。

さらに人懐こくフレンドリーな性格のため、家族にも愛情深く接してくれるので、楽しい生活を一緒におくれる犬種です。また、運動能力が高く体力もある犬種なので単純な散歩だけでは飽きてしまうことがあります。

ボール投げやロープの引っ張りっこなど遊びや、他の犬と触れ合える場に行くなど、日々の生活に変化を取り入れるように、欲求を満たしてあげる必要があります。

3.パピヨン

パピヨン

パピヨンはとても長く絹のような被毛が特徴的で手足が細く、耳と尾にも長い飾り毛があり、動くたびに揺れるその姿は、気品があり美しいと人気があります。

その優美な姿から16世紀にはフランス国内で、貴族たちに気に入られ、当時を描いた絵画の中にもパピヨンと思われる犬が時折登場しているほどです。性格は意外にも明るく遊び好きな一面があり、ドッグランで一緒に走り回ることもできますよ。

さらに、人と触れ合うことを好む犬種であり、その場の雰囲気を察したり飼い主の機嫌をうかがったりすることもできる、空気が読める犬です。

パピヨンはやはり被毛を美しく保つことが大切になってくるので、定期的なブラッシングを行いケアを怠らないようにしましょう。

4.シェットランドシープドッグ

シェットランドシープドッグ

シェットランドシープドッグは名前を縮めた「シェルティ」という愛称で親しまれています。

名前にもあるシェットランド諸島という島で牧羊犬として働いていた歴史があり、家畜が畑に侵入して土や作物を荒らさないように、追い払う役割を担ってきました。見た目はラフ・コリーやコリーとそっくりなのでパッと見ると、コリーの幼犬かなと思いますよね。

この外見には、当時人気のあったラフ・コリーと交配するもののサイズが大きくなってしまったため、ポメラニアン等と交配することでより小さいサイズになったという背景があります。

優美な外見からは想像しにくいのですが、筋肉質で俊敏な動きも得意であり、とても活発な犬種です。

運動能力が高く自分で状況を判断する賢さを持っているので、ドッグスポーツなどにも向いています。

5.セントバーナード

セントバーナード

セントバーナードは垂れ耳で、がっしりとした骨格や筋肉が厚いダブルコートが覆われている大型犬です。

映画の主役犬になったり、日本の有名なアニメにも登場したりするなど、親しみのある犬種ですが、その歴史は古く、セントバーナードの先祖犬にあたるモロシア犬は、ローマ帝国の軍用犬として活躍していました。

徐々に品種改良が行われ、イタリアとスイスの国境近くにあるアルプスの山中に位置してた僧院に寄贈されるようになりました。

そこでは、厳しい冬の山で遭難した人々を救助する活動が行われており、セントバーナードも救護犬として任されるようになり、数多くの遭難者を救ったといわれています。

上記の内容からもわかるように、セントバーナードは責任感のある仕事をまっとうして遂行することができる犬種です。

性格は温厚でおっとりしているので、一緒にいてとても安らかな気持ちにしてくれますよ。

ただし、大きな体であることと、暑さに弱いのでそれらをクリアできる飼育環境を整える必要があるため、飼育を考えている方は事前準備を怠らないようにしてくださいね。

まとめ

散歩する犬と人の後ろ姿

いかがでしたでしょうか。犬のしっぽといっても色々な形があることがわかりました。その中でもフサフサなしっぽを持つ犬種をご紹介しましたが、この他にもまだまだいることでしょう。

少しでも皆さんがご紹介した犬種に興味を持ってもらえたなら嬉しいです。愛犬のしっぽや街中を歩く犬のしっぽが、どんな形をしているのか観察してみるのも良いかもしれませんね。

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