1.アフガンハウンド
長髪が自慢の現役狩猟犬
アフガニスタンで生まれた体高約70センチ、体重25キロ程のスラっとした体型の大型犬。
細くて長い毛並みは、こまめにブラッシングをしてあげないとすぐに絡まってしまいます。
現役の狩猟犬として活躍しています。
また、『ノアの箱舟』に乗っていたという逸話があるほど歴史のある犬種としても有名ですね。
マイペースで頑固者
一言で言いますと、アフガンハウンドを飼うのは大変です。
しっかりと自分の意見をもち、マイペースな性格な子が多いのでしつけが難しいです。
現役で狩猟犬として活躍するほど活発な子ですので散歩も長時間行かないといけません。
ドッグランに連れて行ってあげたり、走らせてあげることができる広い場所で遊ばせてあげましょう。
湿度の多い日本は苦手?
出身国のアフガニスタンは乾燥しています。アフガンハウンドの皮膚や毛は、湿度の多い日本ではあまり向いていないのかもしれませんね。もし日本で飼うのでしたら、こまめな体調管理が必要となりそうです。
2.オーストラリアンテリア
オーストラリア出身の元狩猟犬
体高約25センチ、重さが5キロほどの小型犬です。茶系の毛で固めの毛質をしています。
様々なテリア種をかけ合わせて生まれた犬種として知られています。
可愛さの中にある狩猟犬気質
テリア種となりますので、警戒心が強かったり気性が荒かったりしますが、他のテリア種と比べると穏やかな性格の持ち主のようですね。小さいながらも番犬として頑張り、家族とは仲良くできる優秀な犬種ですね。
気を付けてあげる事
小さいながらも性格は活発で運動することが好きなので、毎日1時間くらい散歩してあげるのが理想です。
元狩猟犬なので体は丈夫なのですが、脱臼がしやすい子もいるらしいです。
室内で飼うときは、絨毯やマットなどを敷いてあげて足に負担がかからないように気を付けてあげましょう。
3.サルーキ
高貴な歴史ある犬種
数多くの犬種の中で最も歴史のある犬種がサルーキです。
出身国は中東で、何千年も前のエジプトの王と一緒にサルーキのミイラが見つかっています。
中東では犬は不浄な動物とされていますが、サルーキは特別な犬とされているようです。
平均体高65センチほど、体重が20キロ代の大型犬と中型犬の間の大きさといったところでしょうか。
上品な性格の持ち主
外見からも優雅な印象を受けますが、性格も落ち着いていて穏やかな性格です。
遊牧民と共に狩猟犬としても活躍していたため走るのが早く、狩りをするのもお得意のようですね。
繊細な面ももっていますので、信頼関係を築くのに時間がかかる場合もあるようです。
しかし、信頼を得られればとても良い家族、パートナーとなるでしょう。
4.柴犬
日本で古くから親しまれてきた柴犬
縄文時代に居たといわれている『縄文柴』の子孫となるのが、柴犬です。昔から、狩猟犬として日本人と生活をしてきた仲だったようですね。フサフサした茶色い毛並みの中型犬という見た目をしています。
クールな性格
そんな柴犬は元狩猟犬の血筋からなのか、可愛い外見に似合わず自立心が高く周りに対して厳しい面があるようですね。
クールながらも主人に対しての忠誠度がしっかりとしていて、カッコいい性格の犬種となります。
日本の気候に一番合っている
夏は暑くて冬は寒いという日本の気候に適応するために、夏に近づくと抜け毛が多くなり夏仕様の薄毛へと変わります。
同じように冬にかけて、暖かいモコモコした毛が多くなり冬仕様の体へと変わっていきます。
抜け毛が絡まって毛玉ができたりしますので、こまめにブラッシングをしてあげることが大切です。
まとめ
数多くいる犬種の中から、暑い地域で生まれた4種類の犬種をご紹介しました。
暑い地域で生まれたのに毛が長い子が多くて意外ですね。
歴史を調べると、改めて大昔から人間のパートナーだったことも知ることができます。
犬種を調べることで、より心地よい環境を整えてあげたいですね。