チェスキーテリアってどんな犬?特徴や性格、飼い方まで

チェスキーテリアってどんな犬?特徴や性格、飼い方まで

チェスキーテリアは世界的にもとても珍しい希少な犬種です。歴史・性格・特徴・体高・体重・お手入れ・注意点などについてご紹介しています。とても温厚で大人しく攻撃性のない犬種なので家庭犬に向いています。

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チェスキーテリアとは

舌を出したチェスキーテリア

チェスキーテリア(Cesky Terrier)は、チェコスロバキアが原産の比較的新しい犬種です。
なお、チェコスロバキアは1993年にチェコ共和国とスロバキア共和国に分離されているため、チェスキーテリアの原産はこの両国となります。

チェスキーテリアは日本ではあまり知られていない珍しい犬種かもしれませんが、原産国ではとても有名な犬種で、テレビ番組のタレント犬がいたり、切手のモデルとして採用されていたりします。

また、チェスキーテリアはその希少性から、「世界で最も希少な犬種のひとつ」とも言われています。

チェスキーテリアの歴史

立ち上がったチェスキーテリア

チェスキーテリアは、プラハにあるチェコ科学アカデミーに遺伝学者フランティシェク・ホラック氏によって作出されました。

フランティシェク・ホラック氏は、もともとスコティッシュテリアのブリーダーで、ハンティングが趣味でもありました。

彼が住んでいたボヘミア地方では、森の中の小さな巣穴に獲物が逃げ込んでしまうため、その巣穴に潜り込むことができ、なおかつ群れを成して行動出来る狩猟犬が欲しい、と考えていました。

そこで、「シーリハムテリア」と「スコティッシュテリア」の2つの犬種を掛け合わせ、新たな犬種を誕生させました。

チェスキーテリアが生まれたのはいつ?

フランティシェクホラック氏の手によって新たに産まれたこの犬種、実は初めから「チェスキーテリア」という名前が付いていた訳ではありませんでした。

このチェスキーテリアの基礎となった犬は1948年に誕生し、1950年に「ボヘミアンテリア」という犬種名で登録されました。

その後、しばらくして「チェスキーテリア」という名前に変更されました。

なお、当時チェスキーテリアは輸出することが禁止されていた犬種でしたが、様々なルートから世界中に広まってしまったため、1996年にはUKC、2004年にはAKCの公認を受け、世界各国でも公式な犬種として登録されました。

チェスキーテリアの性格と特徴

青い花とチェスキーテリア

チェスキーテリアの性格

テリアの中ではとても大人しい性格であり、攻撃性もほとんどないとされています。

小さな巣穴に潜り込むことができる犬種として作り出されたことから、現在でも短足で胴長であることが特徴です。

また、あごひげ・くちひげ・眉毛を持ち、よく伸びていることが特徴的で魅力です。

チェスキーテリアの大きさ

個体差がありますが、オスとメスの差はそれほどありません。

体高

  • オス 25cm~33cm
  • メス 25cm~33cm

体重

  • オス 7kg~10kg
  • メス 7kg~10kg

チェスキーテリアのカラー

被毛は、グレイブルー・ブラウン・チャーコール・プラチナなど多彩であり、子犬の頃はブラックです。

子犬の頃にブラックだった被毛は、2年ほどじっくりと時間をかけて薄く変化するのだそうです。

瞳の色はイエローやブラウン、鼻のカラーはブラックやレバーなどがあります。

チェスキーテリアのお手入れ方法と飼う際の注意点

正面を見ているチェスキーテリア

チェスキーテリアのお手入れ

カラダの下に向かって垂れ下がっている「ファーニシング」と呼ばれる飾り毛があります。

ファーニシングを美しく保ち続けるためには毎日のブラッシングが欠かせません。

ブラッシングをしないでいると毛玉や絡まりの原因になってしまいます。

飾り毛は残されることが通例のようですが、ブラッシングやお手入れが行き届かない場合にはカットすることも考えられます。

抱っこの仕方に注意

チェスキーテリアは短足で胴長な犬種です。

抱っこの仕方が正しくないと椎間板ヘルニアを引き起こす原因となってしまう可能性が高いです。

片方の手で胸を抱え、もう片方の手で腰を抱えるようにして抱っこすると良いです。

興奮しやすい性格に注意

他の犬や幼い子供と仲良く遊ぶこともできる温厚で協調性のある性格である一方、一度興奮してしまうと自制が利かなくなってしまう一面も持っています。

そのため、飼い主がしっかりコントロールすることができるよう、しつけなければなりません。

チェスキーテリアの病気

二頭のチェスキーテリア

あごひげ・口ひげ・眉毛の長い被毛を持っているため、被毛が目に入りやすくなっています。

被毛が目に入ってしまうことで引き起こされる眼疾患に注意が必要です。

また、遺伝的な要素が強いとされているアレルギーを持つ犬もいるようですので、両親にアレルギー等の遺伝的な疾患はあるかどうか、ブリーダーからよく聞いておくようにしましょう。

まとめ

正面を見て舌を出したチェスキーテリア

チェスキーテリアは世界的にもとても珍しく、希少な犬種であり、私もまだ一度も出会ったことがありません。

日本にもブリーダーさんがいるのかな?と気になります。

動画サイトではチェスキーテリアを紹介している飼い主さんもいらっしゃるので、ぜひ可愛い姿をチェックしてみてくださいね。

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