細い犬の魅力！小型犬から大型犬まで12種類をご紹介

小型の細い犬種

• ミニチュアピンシャー
• イタリアングレーハウンド
• チャイニーズクレステッドドッグ
• 日本テリア

ミニチュアピンシャー

ミニチュア・ピンシャーは原産地のドイツで主にネズミ駆除として用いられていた小型犬の細い犬です。ピンシャーとはドイツ語で「テリア」や「噛む犬」という意味で、乗馬馬のようなハクニー歩様が特徴的です。明るく活発で、被毛の手入れは容易であり家庭犬として人気ですが番犬としても優秀な犬種です。

被毛が短いため皮膚疾患や、小型犬に多いレッグ・ペルテス病には注意が必要です。

イタリアングレーハウンド

イタリアン・グレーハウンドは原産地のイタリアでハウンド種を小型化させて誕生した細い犬種です。古代エジプト王やビクトリア女王などの王族を魅力させ、気品に溢れており、性格も温和で子ども好きのため家庭犬として人気があります。

被毛の生え変わりもほぼ無く身体も丈夫ですが、寒さには弱いため室内犬として飼育が進められます。また、皮膚疾患や膝蓋骨脱臼にかかりやすいとされています。

チャイニーズ・クレステッド・ドッグ

チャイニーズ・クレステッド・ドッグの原産地は中国とされていますが、アフリカやメキシコなどの説もあるこの細い犬種は鶏冠のような毛が特徴的です。頭、脚、尾の先のみに毛が生えていますが、全身に毛が生えた「パウダーパフ」と呼ばれる個体もいるようです。

家族に忠実で子どもとも相性が良いので家庭犬として人気を集めています。皮膚が弱いためボディチェックは必須です。

日本テリア

kanp_KOMUGIさん(@kanp_komugi)がシェアした投稿 - 2018年 4月月14日午前5時54分PDT

日本テリアは名前の通り日本が原産地で、１８世紀頃にオランダから来たスムース・フォックス・テリアから改良された細い犬種です。身体が白く、顔が黒いという特徴的な毛色で、特に女性から人気を集めていた犬種と言われています。非常に賢く温厚ですが、見知らぬ人には神経質な部分もあるようです。

中型・大型の細い犬種

• ウィペット
• サルーキ
• ハミルトンステバレ
• ショロイツクインツレ
• ボルゾイ
• ドーベルマン
• グレーハウンド
• イビザンハウンド

ウィペット

ウィペットは中型犬の中で最も足が速いと言われている原産地がイギリスの細い犬種です。小型犬のグレーハウンドやベドリントン・テリアなどを交配させて誕生し、ムチ（Whip）を入れられながら走る競走馬のような姿からこの名が付けられました。人懐っこく順応力もあり、家庭犬や番犬として非常に優秀です。また寒さに弱く、白内障などの注意が必要です。

サルーキ

サルーキは中東の遊牧民にガゼル狩りとして飼育されていた細い犬種です。砂漠の厳しい環境に耐えるための筋肉質でスラッとした体格が魅力的で足が速いことでも有名です。優雅な雰囲気で友好的ですが、少し神経質で環境の変化に敏感な部分もあります。運動が好きなので、家庭で飼育する場合は毎日の運動は欠かせません。

ハミルトン・ステバレ

Ramona Malmさん(@ramonamalm91)がシェアした投稿 - 2017年11月月27日午前9時41分PST

ハミルトン・ステバレはスウェーデン原産の犬種で、大型のビーグルやフォックスハウンドと交配させて誕生したためかビーグルとよく似ています。雪国で大型のクマやシカを狩りるために筋肉が発達し、引き締まった細い犬の身体をしています。温和で物覚えも良く、寒さにも強いため室外での飼育も難しくありません。

ショロイツクインツレ

ショロイツクインツレは別名をメキシカン・ヘアレス・ドッグとも呼ばれ、原産地のメキシコで神の化身として大切にされていた細い犬種です。名前は地の神である「ショロトル」に由来し、食用としても用いられていたとされています。３タイプの大きさがあり、スタンダード、インターミディエイト、ミニチュアに分けられます。家族に愛情深いため、家庭犬として優秀です。

ボルゾイ

ボルゾイは見た目の高貴さから原産地のロシア貴族から愛されてきた大型犬で、元の名をロシアン・ウルフハウンドと呼ばれオオカミ狩りとして用いられた細い犬です。温厚で落ち着いた性格のため、子どもとも相性が良く誰にでも友好的なです。雪国生まれのため寒さには弱く、適度なブラッシングが必要とし毎日の運動は欠かせません。また、眼疾患にかかりやすく、特に網膜形成不全が多くみられます。

ドーベルマン

ドーベルマンは原産地のドイツで１９世紀頃に、ルイス・ドーベルマンが様々な犬種を交配させて誕生しました。当初から番犬として優秀であり、現在も警察犬や軍用犬として多く活躍しており、筋肉質でスマートな体格をしている細い犬です。そのため高い知能を持ち、物覚えも良いため、躾は難しくなく家庭犬としても優秀です。また、心臓疾患が多いとされています。

グレーハウンド

グレーハウンドは原産地のイギリスでは俊足の犬として知られ、動きも俊敏な細い犬種です。起源は非常に古く、古代エジプトの墓壁にも描かれており、砂漠でのウサギ狩りに用いられていました。温和で優しい性格ですが、動くものに敏感なため家庭で飼育する場合はしっかりとした躾が必要です。

イビザン・ハウンド

mimipochiさん(@mimipochi)がシェアした投稿 - 2016年 9月月28日午前6時22分PDT

イビザン・ハウンドは、ファラオの墓にも描かれており、ファラオが連れてきたとされるファラオ・ハウンドを祖先に持つ細い犬種です。ピンと立った耳と優れた嗅覚と聴覚が特徴的で、被毛はワイヤーヘアード、スムースヘアード、ロングヘアードの３タイプに分けられます。家族には愛情深く従順ですが、見知らぬ人は苦手とする傾向があります。眼疾患や、大型犬に多い股関節形成不全に注意が必要です。

細い犬の魅力とは

様々な細い犬種をご紹介しましたが、細い犬の魅力にはスリムな身体にがっしりとした筋肉、走る姿の優雅さなども人気の一つではないでしょうか。

上記以外にも世界には様々な細い犬種が存在します。新しいパートナーを選ぶ際には是非とも、細い犬種も検討してみてはいかがでしょうか。