犬に与えてもいい骨と注意が必要な骨

犬に与えてもいい骨と注意が必要な骨【獣医師監修】

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犬は骨が大好きですよね!でも与えてはいけないという話も聞きます。ではどの骨が大丈夫で、どの骨が注意が必要なのでしょうか?今回は犬に与えてもいい骨と注意が必要な骨、その他骨に関わることをご紹介します。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

犬は骨を食べてもいいの?

骨を思い浮かべるフレブル

結論から最初に言うと、骨を食べても問題はありません。
ただしあげ方や種類などに注意点があります。
犬に骨を与える場合は注意しなければいけないことが多く、気をつけなければいけません。
骨をあげるメリットとしてはおやつとしてあげて、噛むことで欲求を満たしたり、歯や顎が丈夫になることがメインになるでしょう。
犬は口におさまるサイズだと丸飲みしてしまいます。骨を丸飲みすることは喉につまる危険もありますし、消化にもよくないのでできるだけ犬の口より少し大きめのものをあげると良いでしょう。
しかし、噛み砕いたり、削ったりした結果口におさまる大きさになった場合やはり飲み込んでしまう可能性があるため与える際には飼い主さんの目がとどく場所であげるようにしてください。

犬に骨を与えた場合のメリット

骨をかじるジャックラッセルテリア

歯や顎を強くする

メリットとしてまずあげられるのが、歯や顎を強くすることができるということです。
硬い骨を噛むことで顎の筋肉や歯が鍛えられます。顎の周りの筋肉を強くすることで顎が丈夫になります。
噛むことで血行が良くなり、脳の活性化にもつながるという話もあります。

歯のケアになる

歯磨き代わりになるという意見もあります。
犬を飼っていると歯磨きに苦労する方も多いかと思います。口の中を触られるのが嫌いな犬は多く、気をそらしたりしなければいけません。
歯磨きをしないと歯垢や歯石がたまり、歯周病や虫歯になる可能性があります。
骨を食べさせることで歯垢や歯石を少し落とすことができます。
もちろん骨をあげるだけで歯のケアが完璧というわけではないので、同時に定期的な歯磨きも行ってください。

栄養がある

カルシウムやリンなどの栄養補給ができます。
骨の中にはカルシウム、リン、タンパク質、脂肪などが含まれています。
骨を噛んで食べることでそれらの栄養を補給することができます。

骨が好きな理由

骨を噛む茶色い犬

骨が美味しい

犬が骨好きな大きな理由として味があることがあげられます。
骨の表面には肉のエキスが染み込んでいたり、わずかに肉がついていたりするのでその味が好きなのです。
また、骨自体の味が好きな犬もいます。
さらに骨髄のにおいが犬の食欲を刺激しているとも言われています。

硬いものを噛むのが好き

犬は硬いものを噛むのが好きな生き物です。
とくに若い犬だと何かを噛みたいという欲求も強く、家具をかじってしまったりしますよね。
犬用のガムを与えると喜んで噛み続けるのもそういった理由があります。
硬いものを噛むと血行が良くなる効果があると言われていて、犬にとっては心地よいのかもしれません。

ストレス発散

骨を噛むことでストレス発散になるようです。
思う存分、好きなように噛むことができるのは犬にとって気持ちが良いことで日頃の欲求を解消することができます。

犬に与えてもいい骨

骨をかじるビーグル

骨が崩れるぐらいに加熱した骨を冷ましてからあげるのが1番良いでしょう。
よく「加熱した骨は与えないほうが良い」というのを見ます。理由としては加熱した骨は砕けやすく、破片が犬の口や内蔵を傷つけてしまう可能性があるということです。
しかし一方で、犬は骨の破片も問題なく消化することができるという話もあります。
実際に実験したデータがないので確定的なことは言えませんが、骨の太さや部位、種類、加熱方法や処理方法などによって骨の状態は変わります。一概に「加熱した骨はダメ」ということではないようです。
圧力鍋などを使えば骨まで柔らかくなるので、それが1番オススメです。
生の骨の場合でも肋骨などの柔らかい部分を食べることがあるようです。

与えるのには注意が必要な骨

鶏の骨

鶏の骨はダメ

基本的に鶏の骨はあげないようにしましょう。
縦にさけて鋭く尖った状態になりやすいため、犬の消化器官を傷つけてしまう可能性があるからです。
鶏の骨を与えたい場合は圧力鍋などで骨が崩れるぐらい柔らかくしてから与えましょう。
うっかりフライドチキンの残りなどをあげたりしないようにしてください。目を離した隙に食卓からとってしまうのも防ぐようにしましょう。

あげすぎに注意

普段ドッグフードを食べている犬などはいきなり骨を沢山食べると嘔吐したり下痢をしたりすることがあります。
主食はあくまでドッグフードで、骨はそのおまけ、おやつ程度に与えてください。
また市販の骨も硬いものは避けてください。硬いものを噛みきれずにそのまま飲み込む可能性があります。
柔らかくて小さすぎないものを選んであげてください。

また、食餌として与えるドッグフードは総合栄養食で、それと水だけで栄養バランスが取れています。骨にはリンやカルシウムがたくさん含まれているため食べすぎると栄養バランスが崩れてしまい、骨格の異常が起こります。日常的に骨をあげないように十分注意してください。

硬すぎる骨は怪我をするかも

骨が硬ければ硬いほど顎の力を使います。強い力がかかるため、歯や歯茎を痛めることがあります。
明らかに歯茎から出血している場合は、無理をしている証拠です。すぐに与えるのはやめましょう。
歯茎に傷ができると歯周炎やその他の感染症を引き起こす可能性があります。
また歯が割れてしまったり、欠けてしまうこともあります。
硬すぎる骨は与えないようにしましょう。

まとめ

骨をかじる犬

犬も大好きな骨。しかし、どんな骨でも与えていいというわけではないようです。
注意点をしっかり守り、犬に骨を与える際には飼い主さんは目を離さないようにしましょう。

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