犬のケージは大きさが大切
皆さんは愛犬のケージを選ぶ時にどのような点を重視していますか?掃除のしやすさや使いやすさなど、様々な点を考慮すると思いますが、その中でも大きさは重要です。ケージ選びで大きさを見る時、どのようなポイントを考慮するべきなのでしょうか。
Uターンができる・伏せができる
まず、ケージの中には何を置くかを考えましょう。基本的にはトイレと寝る場所を確保します。寝る場所にはベッドを置くご家庭と置かないご家庭があるため、そこは違いがあるでしょうが、寝る場所とトイレの場所は確保できる大きさが必要です。
したがって、愛犬がUターンを楽にでき、尚且つ寝る際に伏せの姿勢が余裕でできるくらいのサイズは必要となります。もしもトイレの隣にベッドを置く場合には、トイレを失敗してしまった時のことも考え、少しトイレからベッドを離して置くことができるくらいの広さを確保できると良いでしょう。
体長の約3倍の横幅
犬にとって寝る場所や休む場所はあまり広いと安心できないため、なるべく寝る場所とトイレの場所を確保できるだけの広さがちょうど良いとされています。これはあまり広すぎると警戒心が働き、ストレスが溜まってしまうからです。
しかし狭すぎるとどうしても窮屈に感じてしまい、それはそれでストレスが溜まってしまいます。そのため、「絶対にこの大きさ」という規定のサイズはありませんが、一般的に愛犬の体長の3倍ほどの横幅があると良いとされています。
またケージの高さは犬が脱走をしないよう、二本足で立った際にケージから飛び出さない高さが必要となります。
サイズ別!ケージの最適な大きさ
ケージの選び方を簡単に理解したところで、早速どのくらいの大きさのケージが良いのかを具体的に見ていきましょう。ここでは基本的に横幅何cmくらいがちょうど良いのかをご紹介します。上記でご紹介した選び方を参考に見ていきましょう。
小型犬:横の長さが100cm~130cm
小型犬の体長は約30cm~50cmほどです。そのため、先ほどの選び方を考慮すると、ケージの横幅は100cm~130cmほどがちょうど良いと考えられます。
あまり広すぎても犬にとっては落ち着けない空間となっていまいますので、愛犬の大きさを見てトイレを置いた状態で、空きスペースでUターンができるかどうかを確認した上で、奥行きを考えましょう。
中型犬:横の長さが150cm~170cm
中型犬の体長は様々ですが、一般的には50cm~60cm程度の犬種が多いです。体長がこの程度の犬であれば、ケージの横幅は150cm~170cmほどあれば良いでしょう。もしもそれ以上の体長を持つ犬であれば、もう少し大きいサイズを用意した方が良いかもしれません。
体長があればあるほど、当たり前ですが奥行きも必要となってきます。こちらも先ほどと同じようにUターンができ、楽に伏せができるほどの広さを用意してあげるようにしましょう。
また、ケージの高さも小型犬のケージと比べると少し高さがある物を選ぶ必要があります。愛犬が2本足で立った状態の1.5倍ほどの高さがあるケージを選びましょう。
大型犬:横の長さは200cm~240cm
大型犬は小型犬はもちろん、中型犬と比べても非常に体が大きいため、その分大きなケージが必要になります。最低でも200cm~240cmの横幅のあるケージを用意する必要があると思っておきましょう。
しかし、体が大きいからといって「大きければ良い」ということではありません。この条件も他の犬と同じで、あまりにも大きすぎると落ち着かなくなってしまい、しっかり休むことができないというデメリットが生じます。
また大型犬の場合はケージだけでなく、サークルをケージ代わりに使うというのもおすすめです。どちらにしても高さがあり、大型犬が寄りかかっても倒れたり壊れたりしないような丈夫な造りの物を選ぶようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。小型犬、中型犬、大型犬と言っても犬種によって体長は様々です。愛犬の体長や体高などを考え、尚且つ今回ご紹介した選び方を参考にケージを選んであげてくださいね!