大好きなお散歩に行けなくなってしまうから
雨の日にレインコートを着てお散歩をしている犬を見かけますが、レインコートを着たからといって、全く雨に濡れないわけではないですよね。
濡れることが苦手な犬であれば、雨の日のお散歩を嫌がるでしょうし、レインコートを着ることさえ嫌がってしまうでしょう。
雨がやんでいたとしても、地面が濡れていることによって手足は濡れてしまいますし、カラダは濡れないけど手足が濡れてしまうことが嫌でお散歩を嫌がる犬もいるでしょう。
大好きなお散歩に行くことができないとなると、きっと犬だって落ち込んで元気がなくなってしまうでしょう。
トイレトレーニングができていれば安心!
雨が降っているときや雨上がりの地面が濡れているとき、お散歩へは行きたくないけどトイレは外でなければできない、そんな犬の場合とても困ってしまいますよね。
お家の中でもトイレができるよう、しっかりトイレトレーニングができていれば、犬も飼い主さんも安心なのではないでしょうか。
成犬になってからでもトイレトレーニングは可能ですので、梅雨の雨が多くなる時期までにしっかりトレーニングができると良いですね。
大好きなお散歩には行けないけれど、お家の中でおもちゃを使って一緒に遊んであげると、元気を取り戻してくれるかもしれません。
環境の変化が影響しているから
雨の日は偏頭痛がしたり憂鬱な気分になったり、私たち人間にも体調や気分の変化があるように、犬にも体調や気分の変化があるようです。
雨の日ならではの環境ってありますよね。たとえば、気温が下がったり、雨が降る音が鳴り続いたり、様々な環境が変化します。
そして、低気圧。低気圧になると、高気圧によって押されていたカラダが低気圧によって緩み膨張し、それによって血管も膨張するため血圧が下がります。
雨の日の偏頭痛やカラダが怠いなどの症状は低気圧によって血圧が下がったことによるものなのですが、雨の日に急に元気がなくなってしまった犬にも同じ症状が起きているのかもしれません。
雨の日はダラダラ過ごそう!
体調も悪く気分も憂鬱、そんな雨の日は犬も無理にカラダを動かそうとはせず、のんびりダラダラお家の中で過ごすことを選ぶのではないでしょうか。
その方が効率が良いことを理解しているのかもしれません。
ホルモンの分泌によるもの
雨の日は元気がなく、寝てばかりいる犬もいるでしょう。それにはホルモンの分泌が関係しています。太陽の光を浴びることでメラトニンというホルモンの分泌が止まり、カラダが目覚め、活動を開始します。
人間の場合は、目覚めてから16時間ほどでメラニンの分泌が再開され、カラダが休息状態になるのですが、犬と人間の睡眠バランスは異なりますが、犬にも同じことが起きているのだと思います。
雨の日は太陽の光を浴びることができず、メラトニンの分泌が止まらず、いつまでも眠く、元気がないように見えてしまっているのかもしれません。
野生で暮らしていた頃の本能?
犬は野生で暮らしていた頃、狩りをしていました。しかし、雨の日は獲物があまり姿をあらわしません。そうなると、狩りの成功率は著しく低下してしまいますし、効率も悪いため、雨の日は狩りをお休みすることもあったと思います。
無駄にカラダを動かして体力を消耗してしまうよりも、寝床でジッとして温存し、次に獲物を捕れる準備をする、そんな野生で暮らしていた頃の本能によって、雨の日は大人しく過ごそうとしているのかもしれません。
雨の日だって元気!
人間と暮らすようになった今は、狩りをする必要もなく、雨の日に獲物が捕れないかもしれない心配をする必要もなく、飼い主さんからしっかりごはんを与えてもらうことができるため、雨の日だって元気いっぱいな犬がほとんどでしょう。
まとめ
雨の日、犬が元気がなくなってしまう理由を4つ考えてみました。
みなさんの愛犬は雨の日も元気に過ごしていますか?雨の日、元気がなくなってしまうという場合、今回ご紹介した4つのどれかに当てはまっているでしょうか。
雨の日も愛犬が元気に過ごせるよう、工夫してあげたいなと思います。