犬の老後とどう過ごすか考えよう
愛犬に老いを感じたら素直に受け入れる
愛犬の老いをなかなか受け入れられない飼い主は、多いことと思います。
私たち人間を含め、全ての生き物にとって老いることは自然なことです。
愛犬に老いを感じることがありましたら、まず素直に受け入れてあげましょう。
愛犬がシニアになって、体が以前よりも弱ってきているのにもかかわらず、飼い主が愛犬の老いを受け入れられずに今までと同じ生活をさせていると、愛犬にとって負担をかけてしまうことになってしまいます。
愛犬に合わせて環境やフードを変えてあげる
愛犬に老いを感じたり、愛犬が今までの生活環境に負担を感じていたりするようでしたら、環境を変えてあげることをおススメします。
例えば、床がフローリングの場合だと足腰に負担をかけやすいので、コルクマットやカーペットなどを敷いて、負担を軽減させてあげると良いですよ。
目が見えにくくなったり足腰が弱くなったりしてふらつきが出ているときは、ケガをしないように室内の壁にクッション材のモノを取り付けるのもおススメです。
愛犬があまり歩かなくなったら犬用のカートに乗せて散歩に行ったり、寝たきりになってしまったら体に負担をかけないようにベッドの材質を変えてあげたりするなど、工夫をして快適な環境にしてあげると良いですよ。
噛む力が弱くなったり今までのフードを食べづらそうにしたりしていたら、シニア用のフードやウエットフードなど、食べやすいものに変えてあげましょう。
愛犬の体の状態をちゃんと理解してあげて、その都度愛犬に合った環境を作ってあげることが重要となります。
ペースを合わせる
愛犬の体が弱ると若い頃に比べて、歩くスピードや動作が遅くなっていきます。
若い頃のままのペースで散歩をしていると、愛犬の体に負担をかけてしまうことがあるでしょう。
ですので、飼い主がそのときの状況をよく見ながら、愛犬のペースに合わせてあげることが大切となります。
支えてあげる気持ちが大切
愛犬が老いていくと、トイレを自分ですることができなくなってオムツをはかせることがあるかもしれません。
寝たきりになってしまったら、ご飯を食べさせたり、定期的に姿勢を変えたりするなどの介護をしてあげないといけなくなるかもしれません。
さらには、老犬になると人間と同じく痴呆症になる場合もあります。
老犬を介護するのはとても大変ですし、上手くいかないこともあると思いますが、支えてあげようという気持ちがあれば大丈夫です。
一生懸命愛犬を支えてあげようと思う気持ちは、愛犬にちゃんと伝わりますので、失敗しながらでも精一杯愛犬を支えてあげましょう。
老後のために子犬の頃から意識しておきたいこと
丈夫な体づくり
少しでも愛犬を老いにくくするためには、若い頃からの丈夫な体づくりが大事です。
健康的な体をつくるには、食事はとても大切なものとなります。
食べ物は添加物や質の悪いもの、病気の原因となる材料が入っていないものを食べさせるようにしましょう。
また、愛犬がアレルギーを起こす食べ物を食べさせないようにすることも大切です。
丈夫な体をつくるのには、運動もとても大切です。
たくさん運動したり遊んだりすることで、足腰を含めた体全体を鍛えることができますし、ストレスを発散することだってできます。もちろん愛犬に無理のない範囲でおこなうことが大切です。結果として、健康な体を維持することができますよ。
老いについて知識をつけておく
犬の老いについての知識は、なるべく早くから知っておいた方が良いと思います。
前もって老いについて知っておくと、愛犬の体の変化に気づきやすくなります。
また、愛犬の将来について考える機会にもなるので、愛犬の老いに対する心構えをするきっかけとなることでしょう。
お金を貯める
現実的な話をすると、犬の老後は結構お金がかかります。
ですので、愛犬が小さい頃から愛犬用の貯金をしておくと良いですよ。
愛犬の老後以外にも、病気になったときなどに使えますので、貯めておいて損はないと思います。
まとめ
いつかは必ずおとずれる愛犬の老後。
愛犬が老いる姿を想像したくはないと思いますが、前もって心構えをしておくと、愛犬が老いたときスムーズに対応してあげることができるようになりますよ。
また、愛犬の老後にそなえて若い頃から体作りをしておくことで、老いにくい体をつくることができます。
老犬になっても、ずっと愛犬が元気で幸せに暮らせると良いですね。