犬のボケ防止対策その1:刺激のある生活を心がける
人間でも病気以外の認知症になりやすい要因として、
- 一人でいる時間が長い
- 一日中誰とも話さない
- 何もすることがなくいつもボーッと過ごす
などがあげられます。刺激がない生活が長期間続けば、脳の細胞がどんどん老化して死んでしまいます。すると物覚えが悪くなったり、日常の動作を忘れてしまったりといったいわゆる認知症になってしまう可能性が高まります。
犬も同様に、お留守番が長く退屈な日々を過ごしていたり、飼い主さんや家族と触れ合う時間が短かったり、他の犬とコミュニケーションを取る時間がなかったり…そうすると脳に刺激があまり与えられずに、ボケてしまうことがあります。
こうした脳への刺激が少ない為に起こる認知症は、日常生活を活気あるものへ変える工夫をすれば防止することができます。例えば、
- 散歩のルートを変えてみる
- 一緒にお出かけをする
- オヤツをコングに入れてゲームをする
- 色んな人や犬、動物に会わせてみる
など、愛犬が楽しみながらできることから挑戦してみてくださいね。
犬のボケ防止対策その2:ビタミンCやEを摂る
ビタミンCやEは「若返りビタミン」とも呼ばれ、その抗酸化作用により血管を若々しく保ったり、細胞が生まれ変わるのを助けます。
動物は生きていると、体内に活性酸素と言う老化を進めてしまう物質が溜まります。その活性酸素によって脳の血管や細胞が老化したり死んでしまうことによってボケたりしやすくなるのです。
ただし、ビタミンCは大量に摂取してもオシッコと一緒に体外へ排出されるため、適量を毎日つづけることがポイントです。ビタミンCを含む身近な食べ物として、
- キャベツ
- サツマイモ
- トマト
- ジャガイモ
- にんじん
- イチゴ
- ブロッコリー
- カボチャ
などが挙げられます。ドッグフードのトッピングとして少し加えてあげるといいですね。
その他の老化防止の栄養素として、アントシアン 、アスタキサンチン、βカロテンなども効果的だそうです。参考にしてみてくださいね。
犬のボケ防止対策その3:不飽和脂肪酸を摂る
不飽和脂肪酸という栄養素は、中性脂肪やコレステロール値を正常に保ったり、脳の神経を活性してくれたりする役割を持っています。
不飽和脂肪酸として代表的なのが、
- DHA(ドコサヘキサエン酸)
- EPA(エイコサペンタエン酸)
- αリノレン酸
などです。
アジ、イワシ、サンマなどの青魚、クルミ、えごま、亜麻仁油などに含まれますので、普段のフードにプラスして与えてあげると良いでしょう。
犬のボケ防止対策その4:スキンシップをたくさんする
スキンシップや愛情表現をすることによって、ストレスが減少するという効果があります。愛情を込めて話しかけたり、愛犬が喜ぶ方法でスキンシップを取ったりしてストレスを減らせれば、老化を遅らせることができます。
また、スキンシップを通じて日頃から愛犬の身体を触ることによって、身体の表面に現れる不調を発見しやすくなります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
日常生活の中で刺激を取り入れたり、老化を防ぐ食べ物を取り入れたりすれば、愛犬がボケるのを遅らせたり予防できたりします。少しずつでいいので、今日からでも取り組んでいきたいですね!