犬を冬にお留守番させるときに気を付けたいこと
冬は季節の中でも一番寒く体調を崩しやすい時期でもあります。そのため、特に対策を立てることなくお留守番をさせてしまうとトラブルを起こすこともあるため、冬だからこそお留守番の際に気を付けたいポイントをお教えします。
エアコンによる乾燥
冬は寒いのでエアコンをつけて部屋を暖めると思いますが、エアコンをつけると部屋全体が乾燥するため、のどが渇きやすかったりウイルスが過ごしやすい環境にもなりやすくなります。
ストーブの利用
エアコンを付けるのではなくストーブで部分的に温めるという方法もありますが、ストーブは人の目が届かない状態だと火事になる危険があるため、お留守番の時の使用はおすすめできません。
寒すぎる環境
室内だとエアコンがあるため暖かく過ごすことができますが、かといってエアコンをずっと付けておくわけにもいかなかったり、外で過ごしている犬はエアコンを使うことができません。
そうすると時間帯や場所によっては非常に寒く冷えてしまうため、できるだけ冷えない状態を作ってあげることが大切です。
犬を冬にお留守番させるときの対策
冬にお留守番させる際に気を付けたいポイントがわかったらいよいよ対策です。この対策をすることで可能な限り安心・安全にお留守番をさせることができるので、ぜひ覚えてください。
新鮮な水を用意する
エアコンが効いた部屋でも外でも必ず新鮮な水は用意しておきましょう。冬は夏場に比べて飲水量が減る時期でもありますが、のどが乾かないわけではないので用意を怠らないことが大切です。
特に、室内でエアコンが効いた部屋にいる場合には乾燥してのどが渇きやすいため、忘れないように水を置いておくようにしましょう。
加湿器を付ける
日中はエアコンがオフでも、夕方にはエアコンが付くようにタイマーを付けている所も少なくありません。そうした場合、エアコンが付く時間に合わせて加湿器も付くようにしておくと、部屋の乾燥を防ぐことができ過ごしやすい環境にすることができます。
ストーブは使わない
ストーブは留守中だと火事になる危険があるため、犬だけをお留守番させるときは必ずストーブの電源を切るようにしましょう。
このとき、ただ電源をオフにするのではなくコンセントから抜いておくことをおすすめします。もしコンセントをつけっぱなしにしておくと、何かの拍子で電源がオンになってしまう可能性もあるため、根本からその危険性を取り除くことが大事です。
暖かい場所を用意する
もしエアコンをつけてお留守番させることがなかったり、外で過ごしているためエアコンと縁がないという場合は、暖かい毛布やタオルを用意して暖かく過ごせる場所を用意します。
何もない状態だといくら温まりたくても温まることができませんが、いくつか毛布やタオルを用意しておくだけでその場所をよりどころに過ごすことができます。
また、平たい場所よりも囲まれた場所のほうがより暖かさが増すため、囲いのあるものがあればなおおすすめです。
犬のお留守番のときのおすすめアイテム
冬のお留守番はとにかく寒いのでできればエアコンをつけてあげたいところですが、外で過ごしている子や長時間のエアコンを付けることができない場合、毛布やタオルを使って暖かい場所を確保します。
湯たんぽもおすすめ!
もちろん毛布やタオルでも暖かいのですが、さらに暖かさを増やすアイテムとして湯たんぽの使用もおすすめです。
湯たんぽといっても特別な道具は必要なく、ペットボトルとお湯とタオルさえあればすぐに用意することができます。ペットボトルの大きさは、過ごす場所が窮屈にならなければいいので、500mlサイズを2~3個用意したり、2リットルサイズを1つ用意するのもいいですね。
お湯の温度はぬるま湯ではなく熱いお湯で大丈夫ですが、お湯を入れたペットボトルをそのまま犬のいる場所に置くとやけどをしてしまうため、お湯の入ったペットボトルをタオルでくるみます。
そうしてできた即席湯たんぽはお留守番の時以外でも、老犬になって冷えやすい状態のときも寝床に置いて体を温めることができますし、体温調節のまだうまくできない子犬の部屋にもプチ暖炉として利用することができるので、是非活用してみてください。
まとめ
冬のお留守番は夏に比べて安心が高いと思ってしまいがちですが、気温が低いからこそ温めるためにその周りの環境管理を徹底する必要があります。
特に、エアコンやストーブの利用は使用方法を気を付けないとトラブルを起こす原因となってしまうため、冬だからと言って油断は禁物です。
しかし、冬場のお留守番でも正しい対策をとることができれば、愛犬も過ごしやすく飼い主としても安心してお留守番をさせることができるため、お留守番時の状況をしっかり確認してお留守番をしてもらいましょう。