都会で暮らす犬と田舎で暮らす犬
私は大都会で暮らしたこともありますし、ド田舎で暮らしたこともあります。今は、その中間くらいでしょうか。
常に犬と一緒ですが、都会で暮らす犬と田舎で暮らす犬とでは、ライフスタイルにも違いがあります。
飼い主さんのライフスタイルにもよって異なるとは思いますが、「都会で暮らす犬」と「田舎で暮らす犬」の、ライフスタイルの違いについて考えてみたいと思います。
一戸建て?アパート?マンション?
田舎では、持ち家の場合も借家の場合も「庭付きの一戸建てに犬」というイメージが強いのですが、都会で庭付きの一戸建てを手に入れることはそう簡単ではないようです。私は子供の頃からずっと犬と暮らしており、持ち家だったため、当たり前のように犬と暮らして来ました。
しかし、都会で一人暮らしをするとなったとき、条件などもいろいろとあり、犬と暮らせる家をなかなか見つけることができませんでした。やっと見つかったマンションですが、庭付きの一戸建てで庭を駆け回って育ってきた愛犬にとって、室内での暮らしはとても窮屈だったようで、体調を崩し、実家へと戻ることになりました。
都会で暮らす犬たちは、アパートやマンションなど必然的に室内で暮らすことが多く、庭を自由に駆け回るという経験をすることは無いのかもしれません。
また、都会のアパートやマンションでは「小型犬可」という文字をよく目にしたのですが、大型犬可のアパートやマンションを探すのはとても大変なのではないでしょうか。「多頭飼い不可」という文字を目にしたこともあったのですが、都会で暮らす犬の多くは一匹でお留守番しているのでしょうか。
遭遇する数の違い
都会と田舎とでは、犬が遭遇する人・犬・車などの数に大きな違いがありますよね。私は今、田舎に住んでいますが、朝早くお散歩に行くとき、夜遅くにお散歩に行くときには、お散歩中に人・犬・車と全くすれ違うことがない日もあります。
昼間にお散歩に行ったときも、ほとんどの若い人が仕事や学校へ行き家にいないため、すれ違う人のほとんどは、おじいさんやおばあさんであり、すれ違う車のほとんどにはシルバーマークが貼られています。
田舎では住宅街や繁華街も犬と自由にお散歩することができますが、都会の人が多く行き交う繁華街でどのようにして犬とお散歩するのか。私が都会に住んでいたときは、人の多い場所では抱っこする、もしくはバギーに乗せて歩く、などを見かけたことがありました。
都会では、コンクリートだし人も車も多いからという理由でバギーに乗ってお散歩する犬も多いようですが、犬の運動にはならないですよね。
ドッグランやドッグカフェ
都会には、ドッグランやドッグカフェなど、愛犬と一緒に楽しむことができる施設が多く存在するイメージです。田舎で愛犬と一緒に入れる施設と言えば…ホームセンターが定番でしょうか。
私が現在住む街には、ドッグランもドッグカフェもありません。愛犬と一緒に入ることができるホームセンターまでも車で2時間ほどかかります。都会では犬が自由に駆け回ることができる場所がないため、ドッグランが多く存在するのではないでしょうか。
私の祖父母が住むド田舎街では、飼い主さんが所有する畑や田んぼで犬たちが自由に駆け回っており、ドッグランは必要ないのだと思います。私が住む街でも犬の散歩NGではない公園がいくつかあり、ノーリードにはもちろんできませんが、他の犬と遭遇する確率が低いため、リードを長くしてボール投げを楽しむ犬もいます。
まとめ
住む環境が変われば、人間だけではなく、犬のライフスタイルも変わります。都会から田舎へ、田舎から都会へ、途中で済む環境が変わってしまった場合、愛犬はその環境に対応することができるのか、とても心配ですよね。
これは、私が住む街での出来事なのですが…。
ご高齢の方が犬を飼うことも多くあります。「ひとり暮らしで寂しい」という思いからです。
しかし、満足にお散歩に連れて行くことができない方もいます。そんなときは、近所の若い人たちが代わりにお散歩に連れて行ってあげるなど、協力し合ってお世話をすることがあります。これは田舎ならではなのではないでしょうか。
都会での暮らし、田舎での暮らし、それぞれに暮らしやすい部分も暮らしにくい部分もあると思います。暮らす環境に合ったしつけをしっかりしてあげることで、犬のライフスタイルも良いものになるのではないでしょうか。