犬の成長は大きさで変わる
小型犬から大型犬まで色々な大きさの犬がいますがいつまで成長するのでしょうか。年齢は同じでも犬の大きさにより成長スピードは異なります。小型犬や中型犬は成犬になるのが早く、大型犬は成長するのにゆっくりと時間をかけます。
- 小型犬は8ヶ月~1歳になる頃
- 中型犬は1歳~
- 大型犬は1歳半~
の成長過程を経て、成犬になります。超大型犬の場合2歳を過ぎても成長し続けているわんちゃんもいるので、大きければ大きいほど大人になるまでの期間が長いようです。
犬の老化も大きさで異なる
小型犬や中型犬が7.8歳頃からシニア期に入るのに対し、大型犬は5.6歳からシニア期に入ります。成長スピードも違えば老化のスピードも違うのです。犬の平均寿命については、体の大きさや犬種によって差がありますが、約10歳~15歳だと言われています。
大型犬よりも小型犬の方が長生きと言われていて、犬種などにより異なりますが、大型犬は10歳前後、小型犬は12~15歳くらいが平均です。最近は動物の医療も発展し寿命は伸びていますが、身体の構造的に大型犬よりも小型犬の方が長く生きやすいようです。
犬の成長期の段階
犬の成長期にはいくつかの時期に分けられます。
新生児期
新生児期とは、産まれたばかりで母犬や兄弟と過ごす期間です。目もあいていなく、まだまだ自分では何もできない赤ちゃんです。
幼児期
4~5週間くらい経った幼児期と呼ばれる頃から、母犬以外の影響を受け始め人間を意識します。本来は兄弟とじゃれ合いながら過ごす大切な時期ですが、母犬や兄弟と離れペットショップなどで新しい飼い主と出会う子が多いです。
社会化期
犬は生後3ヶ月ほどたつと社会化期に入ります。色々なものに興味を示し、感受性が高くなります。これから人間とともに過ごすルールを覚えていく、とても大事な時期です。
ワクチンを受け終えて外に出られるようになり、世界が広がる瞬間でもあります。この時期に怖い思いをすると、この先も嫌がったり怖がったりすることがありますので、初めてのことは無理せずゆっくりと気長に慣れさせてください。
青春期
8ヶ月ごろになると犬も青春期に入り、社会化期を経て独立した精神が芽生え始め、身体の成長スピードも落ち着いてくるころです。
成熟期(成犬)
成熟期は、ほぼ成犬と言われる時期です。 メスは発情(ヒート)したり、オスは足をあげてオシッコをしたりする成熟期を迎え、早い子で青春期~成熟期の間に初めてのヒートを迎える子もいます。
メス犬の成長で気を付けたいこと
メス犬のヒートについては、子犬を産ませる予定がない場合は初めてのヒートが来る前に避妊手術をする事をお勧めします。乳がんになる割合を例にすると、最初の発情期(ヒート)を迎える前に不妊手術を受けた場合は0.5%、2度目の発情期を迎える前では8%、そして発情期を2回経験したあとでは26%になるとされていて、早ければ早いほど乳がんなどの病気になるリスクを減らす事ができるとされています。手術なのでメリットはもちろん、デメリットもあるので心配なら獣医さんに相談するのも良いでしょう。
犬の成長と人の年齢
犬の1歳は、人間でいうと約17歳(大型犬の場合は12歳)程度に相当します。人間の成長が止まるのは17歳前後とすると、その期間を犬はたった1年で過ごしてしまいます。
犬の年齢と人間の歳のとりかたを比較すると、
人 | 小中型犬 | 大型犬 |
1ヶ月 | 1歳 | 1歳 |
1歳 | 17歳 | 12歳 |
2歳 | 23歳 | 19歳 |
3歳 | 28歳 | 26歳 |
4歳 | 32歳 | 33歳 |
6歳 | 40歳 | 47歳 |
8歳 | 48歳 | 61歳 |
10歳 | 56歳 | 75歳 |
12歳 | 64歳 | 89歳 |
14歳 | 72歳 | 103歳 |
16歳 | 80歳 | 117歳 |
18歳 | 88歳 | 131歳 |
20歳 | 98歳 | 145歳 |
人間と犬の成長の違いを比べると、子犬だった犬はすくすくと成長し、あっという間に自分の年齢を抜いてしまうのです。
犬の成長についてのまとめ
犬の成長は人と違いとても早いです。犬でも小型犬から大型犬まで成長スピードはさまざまですね。この表で見ると、まだまだ子犬のように可愛くてイタズラ好きな我が家の愛犬も、人間年齢で見ると現在の私と同じくらいの年齢でした。
あなたのわんちゃんは何歳でしたか?調べてみると、「子犬のように思っていても意外と歳なのね」と、クスッと笑ってしまいます。わんちゃんはあっという間に歳を取りますので、特にシニア期にはフードや体調チェックなど、意識をして見てあげてくださいね。
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40代 女性 まる