生後6ヶ月の子犬における育て方!しつけや散歩のしかたについて

生後6ヶ月の子犬における育て方!しつけや散歩のしかたについて

生後6ヶ月の犬を育てる時、飼い主はどのようなことを心がけるとよいのでしょうか。飼育環境や食事を考える上でのポイントや、しつけの方法、散歩のコツについても知っておきたいですよね。そこで今回は生後6ヶ月の犬について、時期における特徴や育て方、反抗期に対するしつけ、散歩のしかたについてご紹介します。

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記事の監修

  • 獣医師
  • 平松育子
  • (AEAJ認定アロマテラピーインストラクター・ペットライター )

獣医師・AEAJ認定アロマテラピーインストラクター・ペットライター
山口大学農学部獣医学科(現:共同獣医学部)卒業。2006年3月~2023年3月 有限会社ふくふく動物病院 取締役・院長。ジェネラリストですが、得意分野は皮膚疾患です。
獣医師歴26年(2023年4月現在)の経験を活かし、ペットの病気やペットと楽しむアロマに関する情報をお届けします。

生後6ヶ月の子犬とは

二匹の柴犬

生後6ヶ月は犬にとって、ひとつの節目の時期です。子犬の体重は生後6ヶ月までにかけて急激に上昇し、生後7ヶ月以降は落ち着いてきます。また、成犬になる一歩手前の時期には、自我の芽生えから反抗期のような行動を取る子もいます。よい習慣を身につけるためにも、本格的なしつけを開始する時期でもあります。

生後6ヶ月の子犬の育て方

眠る子犬

環境

犬が快適に過ごせる環境を用意しましょう。犬の体調不良は気温差によって起こる場合が多いので、空調による温度管理が大切です。生後6ヶ月頃の犬の中には、階段を昇れるようになっても降りられない子もいます。転落防止柵や滑り止め用のグッズでケガに備えましょう。

また、電気コードや刃物、洗剤など犬がいたずらすると危険なものは必ず手が届かない場所に移動します。ケージは家族の目が行き届く場所に置き、様子の変化に対応できるようにしましょう。

睡眠時間

子犬に必要な睡眠時間は、約18時間と言われています。生後6ヶ月まで犬は成長に必要なエネルギーを養うためにも、睡眠時間をきちんと確保することが大切です。

犬も人間の赤ちゃんと同じように、夜中に目を覚ますことがあります。トイレのために起きたり、寂しくて鳴いたりしますがこれらは成長と共に減っていきます。夜鳴きが治らない、睡眠時間が長過ぎるといった心配があれば獣医師に相談してみてください。

トイレ

生後6ヶ月の犬が落ち着ける場所にトイレを作りましょう。トイレトレーニングをするときは、まず犬が排泄をしたがっているサインを観察します。そわそわする、床の匂いを嗅ぐといった行動が見られたら、素早くトイレに移動させて15分ほど様子を見ます。トイレが成功したら褒めてあげましょう。

寝起きや食後、運動の最中は排泄のタイミングなので、トイレに連れて行くと自然に覚える可能性が高いです。トイレトレーニングの期間は2週間から3週間程度を目安にします。もし1ヶ月経っても覚えない場合には専門家に相談しましょう。

食事

6ヶ月の子犬の食事は良質で栄養価が高いご飯が理想です。

子犬は1歳までに骨格や体格・内蔵など体の基礎がつくられます。 子犬の体も人間と同様に食べたもので作られます。 質の高い食事を与えていれば、粗悪な食事を与えるよりも健康に恵まれるでしょう。

成長のことを考えると肉や魚を主原料にしたものがおすすめです。 添加物を避けた成長のための栄養バランスに優れた食事を心がけてくださいね。

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お手入れ

お風呂に入れる目安は月に1回から2回が理想的です。シャンプーのしすぎは犬の肌の乾燥に繋がるので、頻度を守りましょう。6ヶ月頃は成犬の毛に生え変わる時期(換毛期)です。換毛期はシャンプーやブラッシングをした時に大量の毛が抜けます。徐々に毛質は安定するので、ブラシで抜け毛を取り除いてあげましょう。

皮膚に赤みが出る、痒そうにしている場合は皮膚病の可能性も考えられます。犬の肌の状態を見ながら、早めに動物病院を受診しましょう。

病気

犬は生まれてしばらくの間は母犬の免疫を引き継いでいますが、成長するに連れて徐々に減少していきます。抵抗力が弱い子犬はさまざまな感染症にかかるリスクが高いため、混合ワクチンの接種を行います。

混合ワクチンを4回に分けて接種する場合、生後2ヶ月、生後3ヶ月、生後4ヶ月、生後6ヶ月を目安にするとよいと言われています。ワクチンの種類やワクチンプログラムによって回数や間隔は異なるので、どれを選ぶかは動物病院で相談した上で決めましょう。

生後6ヶ月の子犬のしつけ

こちらを見上げる子犬

犬の中には、生後5ヶ月から6ヶ月頃に反抗期に入る子もいます。反抗期には飼い主の指示を無視する、無駄に吠える、噛むといった行動が見られます。

犬が吠える、噛むなどの行動を取ったときは、「ダメ」「いけない」など短い言葉で注意し、すぐに遊びやかまうことを中止しましょう。大きな声で怒ると、かまってもらえる、要求に応えてもらえると犬が勘違いしてしまいます。

公共の場ですぐに止めなくてはいけない場合以外は、対応せず飼い主がその場から離れることが効果的です。この行動をとると相手にしてもらえないと分かると、徐々に問題行動は減っていきます。しつけをするときは、叱る内容、叱る言葉や方法を家族で統一しましょう。しつけに一貫性を持たせることで犬もルールを覚えやすくなります。

生後6ヶ月の子犬の散歩

お散歩する子犬

首輪やハーネスに慣れさせる

犬が首輪やハーネスを嫌がらないように、前もって慣れさせておきます。初めて外へ散歩に出る前に、家の中で首輪やハーネスにリードをつけて飼い主の横を歩く練習をするのもおすすめです。

生後6ヶ月の犬は好奇心が旺盛なので、散歩中に急に走り出す場合もあります。事故やケガを防ぐためにも、首輪やハーネスがゆるくないかを確認しましょう 。

犬に適した距離や時間で行う

生後6ヶ月頃の犬の散歩時間は、1回30分程度が理想とされています。体のサイズ、活動的な犬種かによっても異なるので、犬の様子に合わせて距離や時間を決めましょう。時間帯は、食後すぐは避け、過ごしやすい早朝や夕方を選ぶのがおすすめです。

また、排泄はできるだけ自宅で済ませてから散歩に出るのがマナーです。散歩中に排泄をしたときのために、きれいに片付けるためのグッズも忘れず持っていきましょう。

飼い主のそばを歩かせる

生後6ヶ月の犬と散歩する時は、飼い主と寄り添って歩かせましょう。リードをつけた犬の横に立ち、飼い主が手を下ろしたときに軽くリードがたるんでいる状態が理想的です。

犬にリードを引っ張らせた状態は、興奮度が高く、他の人や犬に飛びかかる危険性があります。引っ張ろうとしたときには飼い主が立ち止まり、犬が戻るのを待ちます。散歩に慣れていない犬も、飼い主の堂々とした振る舞いを見て安心し、言うことを聞くようになります。

手を出しすぎない

生後6ヶ月頃の犬は嗅覚で情報を集めています。他の犬が現れたとき、匂いを嗅ぐ前に飼い主にいきなり抱き上げられると、目の前の犬を「怖い相手」と判断してしまう可能性があります。お互いが興奮状態でなければ、犬同士の接触に介入する必要はありません。

しかし他の犬とすれ違うときに愛犬が怖がっているようであれば、無理に近づける必要はありません。お座りをさせたりおやつを見せたりと、愛犬の注意を飼い主に向け、相手が通り過ぎるのを待ちましょう。

まとめ

三匹の子犬

生後6ヶ月の犬にとって他の犬や人に慣れることは、社会性を養うために重要なことです。散歩デビューをする前に、必ずワクチン接種を済ませておきましょう。

犬が小さいうちはトイレの失敗や、不安から無駄吠えするといった行動も多く見られます。飼い主には、大きな声で怒らず繰り返しルールを覚えさせる忍耐力も求められます。よい行動を取ったときはしっかりと褒め、犬との信頼関係を築いていけるとよいですね。

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