犬の生理は6ヵ月齢頃から始まる
メスのワンちゃんの生理は、生後6ヵ月から8ヵ月にかけてくることが分かっています。人間の生理は28日周期で毎月来ますが、ワンちゃんの場合は半年に1度、年に2回生理が来る周期となっています。
ワンちゃんにも生理痛があるので、時には具合悪そうに寝込むこともあります。わが家のチワワは生後半年を過ぎた頃に生理が始まりましたが、やはりお腹が痛むのかハウスで大人しく過ごしていたことがありました。
そもそも犬の生理は、子犬を産ませる予定がなければ不必要にワンちゃんを苦しめるだけでなく、子宮の病気発症リスクも高めてしまいます。そのため子犬を産ませる予定がない場合は、生後5ヵ月頃を目安に避妊手術を行う飼い主さんが多いです。
愛犬の生理対策
子犬を産ませる予定がないのであれば、ワンちゃんの身体のためにも避妊手術が必要なのですが、本来身体にある物を取り除くという行為に難色を示す飼い主も多いです。
私もその一人でした。結果として愛犬は子宮の病気になってしまい、子宮を全摘出しなければならなくなりましたが、それまでは愛犬の生理対策を行っていました。
生理用の主なグッズは3つあります。
- 犬用の生理用ナプキン
- サニタリーパンツ
- 痛み止め薬(痛さによっては不必要)
犬用の生理用ナプキンと、サニタリーパンツは必要不可欠です。周囲を経血で汚すことを防ぎ、ワンちゃんの下半身を刺激から守ります。
痛み止めは服用させる必要がない場合が多いですが、生理痛が酷い場合は獣医さんから処方をしてもらうこともできます。愛犬の様子に応じて薬を服用させましょう。(人間用の市販薬は厳禁です)
なにより大切なのは安静にすることです。2~3日目を乗り越えれば経血の量も落ち着きますし、比較的ワンちゃんも動き回れるようになります。
わが家での生理対策
わが家の場合は、生理が始まってから部屋のあちこちに経血の跡が付いてしまったり、強い刺激臭がなかなか取れなかったことに困っていました。ですが生理用ナプキンとサニタリーパンツを愛犬に着せてみたら、部屋の汚れと臭いの問題が一気に解決しました。
愛犬の体型の変化が激しいため、生理が来るたびにナプキンやサニタリーパンツを買い替える必要がありコストが掛かってしまいましたが、部屋や愛犬の下半身の衛生環境を考えた結果、できるだけ付けさせていました。冷えからお腹を守ることもできますし、思わぬ衝撃を和らげる効果も期待できたからです。
ただ愛犬の穿いているパンツの中は蒸れてしまい、お尻が赤くなってしまうこともありました。そのせいもあってか、愛犬が次第にサニタリーパンツに拒否感を示すようになっていったので、ケージ内にいる場合はパンツを脱がせていました。
また蒸れ防止のために小まめにナプキンを換える必要があり、新生児のオムツ換えのように着脱の頻度が高かったです。
まとめ
犬用の生理用グッズは衛生的に絶対に使用した方が良いです。防臭効果もありますし、血液は一度付着すると落ちにくいので、きちんとケアをして飼い主と愛犬ともに過ごしやすい環境をつくりましょう。
またずっと着せたままでいるのではなく、小まめにナプキンを変えてあげてパンツ内が蒸れないようにしてあげましょう。愛犬がパンツを嫌がる場合は、無理に着せようとせずにケージ内で休ませてあげることで生理を乗り越えられます。