現代の犬の「関節の悩み」
人間と一緒に生活する現代の犬たち。人間と共に整った環境の中で快適な生活を送る中、犬たちの関節に対する悩みは年々増加しています。硬質の床はお手入れがしやすく、清潔な状態を保ちやすい反面、犬たちの足腰に負担をかけ、やがてつらそうな姿を見せることもあるかもしれません。そのような状態になると、毎日の楽しい遊びの時間やお散歩等に支障を来たすようになってしまうばかりではなく、十分に運動できないことから肥満等、別の悩みをも引き起こしてしまう可能性があります。それでは、どのようなことに気をつけたら、関節の問題に悩まされることなく健やかな日々を送ることができるのでしょうか?
「関節の悩み」どうやって事前にケアすればいいの?
ではこの関節の問題、どのようにして事前にケアすれば良いのでしょうか。先ずはきちんと食事の管理をし、肥満にならないように心がけることが一番です。また毎日のお散歩を基本とした、適度な運動を心がけながらも、過度な運動を避けることも重要です。室内の環境でも、滑りやすいフローリングへの対策や室内の高低差についても気を使っておく必要があります。
万が一、歩き方等に違和感がある場合は、できるだけ早く病院に行くことも大切です。初期の段階で正しい診断と対処を行うことで、早期の回復と悪化を事前にケアすることもできます。加えて、毎日の食事に関節のためのペット用サプリメントを取り入れることも健康的な毎日をサポートしてくれるでしょう。
食事の管理
関節の問題を事前にケアするために、先ずは日々の食事に注意し、体重管理を意識することが重要です。適正体重は「犬種別標準体重」が参考になりますが、個体によって体格や骨格も少しずつ異なるため、獣医さんに相談してみるのも一つの手段です。「犬種別標準体重」では、トイ・プードルは約3kg、チワワは約2.7kg、ダックスフンドは約9〜12kg、柴犬は約7〜10kg、ゴールデンレトリバーは約25〜34kgとなっています。
また、最近では体脂肪を計測できるようにもなってきています。一般的に体脂肪率35%を超えると肥満、25〜35%が肥満予備軍と言われています。まだまだ一般家庭で体脂肪率を計測することは難しいため、病院で体脂肪を計測してもらうことが多いでしょう。適正体重を知った上で体重管理を行い、病院で定期的に体脂肪をチェックすることで、ペットの健康をサポートしてあげるのがお勧めです。
肥満の原因は、フードの他におやつを与えたり、フードの量を多めにしたりと、日ごろの食事にあるケースが多いです。毎日のちょっとした習慣に注意しましょう。加えて、ペットが高齢になってくると、全体的な運動の量が減ってしまうため、その分フードやおやつのカロリーにも注意を払っておく必要があります。
適度な運動
犬の運動と言えば、基本となるのが毎日のお散歩です。関節の問題を事前にケアするには、このお散歩も大切です。小型犬は30分程度、中型犬は45分〜1時間、大型犬は1時間〜1時間半が目安です。このように目安はありますが、小型犬でもテリア犬種(ジャックラッセルテリア、シュナウザー、ヨークシャーテリア)は大型犬にも匹敵するほど運動量が多かったりします。年齢や持病によっても散歩の目安時間は変わってくるでしょう。日ごろから適切な運動量を意識して生活をしましょう。
また、お散歩の姿勢や歩き方の癖、加齢によりうまく使えない筋肉が出てきたりして筋肉が弱ってきてしまうケースもあるようです。そのような場合は、可動域を広げるストレッチや筋肉を無理なく鍛えるトレーニングを試しても良いかもしれません。無理をすることはペットにとっても良くないため状況を見ながら獣医師さんに相談の上、トレーニングを進めるのが良いでしょう。
環境の配慮
シニア犬になると、住み慣れた家であっても危険になる場所が出てきます。階段、床、ソファ等の高さがあるもの、ドア、柱、角等のでっぱり部分、電源コード周り、ちょっとした段差や隙間等。滑りやすいフローリング床は、踏ん張る力が弱くなってくるシニア犬には負担がかかります。カーペットを敷く、滑り止めのワックスを使うなどの対策をしましょう。カーペットを敷く際にも、爪がひっかかると危険になってしまうため、タイルマット、コルクマット、ヨガマット等がおすすめです。
高さのあるソファや階段等、危険な場所には、上らせない、近寄らせない、高さのないものに変えるなどの対策をしましょう。危険が想定できる場所の場合、なぜそこに行きたいのかを考え、自分の行動に原因がないか改めて考えてみましょう。例えば、飼い主がソファでおやつを食べていると、ペットも一緒にソファに上がりたがる場合もあるので、飼い主自身もそのような行動を控えるようにしましょう。柱や角のでっぱり部分には緩衝材を用意し、万が一ぶつかっても大丈夫なようにしてあげて良いかもしれません。
毎日の生活に関節のためのサプリメントをとりいれてみる
食事や運動、環境への配慮を進めながら、毎日の生活にサプリメントを加えてみるのも一つの方法です。ペット用のサプリメントと言っても、色々な会社が開発、販売をしています。その中でも、1つおすすめの関節向けサプリメントが、サントリーから発売されている 「Pet Healthグルコサミン プラス」 です。
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関節の健康に!Pet Healthグルコサミン プラス
ペットの嗜好に合わせた形や味で作られている、サントリーのPet Healthシリーズ。そのPet Healthシリーズから発売されているのが 「グルコサミンプラス」 です。サメの軟骨成分コンドロイチンとグルコサミンに加え、ポリフェノール「ケルセチンプラス」が配合されています。サプリメントは、毎日継続することでその働きを実感できるもの。このグルコサンミンプラスは飲みやすいチュアブルタイプで、そのままでももちろん、おやつやフード類に混ぜて与えることもできますので、毎日お手軽に必要な栄養を摂らせることができます。それではこの 「グルコサミンプラス」 に含まれる大切な成分、グルコサミン、コンドロイチン、ケルセチンプラスはどのような成分なのでしょうか。
グルコサミンとは?
グルコサミンはアミノ糖の一種で、カニの甲羅やエビの殻等に含まれています。もともと体の中にある成分で全身の組織に存在していますが、年齢と共に作られにくくなると言われています。年を重ねてからもアクティブに過ごすためには、グルコサミンによるサポートがとても大切です。
コンドロイチンとは?
サメの軟骨部分等に含まれている成分です。適度な水分を維持し、しなやかさを保つためにとても大切な成分ですが、こちらもグルコサミンと同様に年齢と共に体内で作られる量が減少しがちな成分でもあります。いつまでもしなやかで健康に歩くためには、グルコサミンと共にぜひとも上手に補いたい成分です。
ケルセチンプラスとは?
主に果物や野菜に含まれるポリフェノールのひとつ「ケルセチン」を、配糖体という形にしたものが「ケルセチンプラス(ケルセチン配糖体)」です。「ケルセチン」はビタミンCの働きを助ける等の大切な働きがありますが、そのままでは吸収されにくいという性質があります。ですが配膳体というカタチで取り入れることによって、吸収率が向上することがわかっています。
このグルコサミンと名が付く商品、もちろん人間用のものも多数発売されていますので、すでにお手持ちの方もいらっしゃるかもしれません。では人間用のグルコサミンサプリメントを犬に与えではダメなのか?
...答えは「NO」です。人間と犬とでは摂取する目安の量が違いますし、中には人間には問題がなくても犬は摂取してはいけない成分が含まれているものもありますので、人間用のサプリメントを犬に与えるのは絶対にやめましょう。また、犬の体質によってはアレルギーを持っている子もいるかと思いますので、サプリメントに使用されている原材料の確認も忘れずにしたいところです。毎日の食事の管理はもちろんですが、年齢を重ねてくるとやはりそれだけでは足りない部分が出てくるもの。そんな時、毎日の食事やおやつにプラスするだけで、不足しがちな栄養が補えるサプリメントを取り入れてみてはいかがでしょうか? いつまでも元気で健康に、飼い主さんと一緒にお散歩できるように!筆者の飼い犬も今年13歳になりますが、これからも一緒に楽しい時間を過ごすためにも、ぜひ上手に取り入れたいと思っています。
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